本日は、ロッド・スチュワートの1日限りの来日公演。
2009年以来13年ぶりの来日公演とあって、会場の有明アリーナは大いに盛り上がっていることだろう。
僕自身も去年の今頃はブライアン・アダムスのライブを大阪城ホールで体験していたので、そろそろロックのライブも参戦したくてたまらなくなってきているところだが…。
チケットが高いのは目をつぶるとしても、せめてブライアンのように大阪でもライブをやってくれればなあ。
なんてことを言っていても仕方がないので、今日は一日ロッドの曲を自宅で聴き続けている。
ここでも数多くのロッドの曲を取り上げてきたが、今夜は1975年リリースの彼の代表作といえる6枚目のソロ・アルバム『Atlantic Crossing』から、「Stone Cold Sober」を取り上げたい。
アルバム『Atlantic Crossing』は、前半を「Fast Side」、後半を「Slow Side」と選曲が分かれており、この曲「Stone Cold Sober」は「Fast Side」のラストを飾る5曲目に収録。
他にも「Sailing」「I Don't Want To Talk About It」「This Old Heart Of Mine」といった名曲が収録されており、選曲と演奏はロッドのアルバムでも1、2を争う秀作なので、必聴のアルバムといえる。
アルバムの「Fast Side」に収録されているだけあって、ローリング・ストーンズ風のルーズかつタイトなノリのロック・ナンバーに仕上がっている。
ロッドがストーンズのファンであることは有名だが、曲調にもタイトルにも(?)その影響がうかがえる。
バックのサウンドからもブラック・ミュージックの影響が感じられるが、演奏を担当しているマッスル・ショールズのスタジオ・ミュージシャンは、実はみんな白人だった。
ロッド自身も彼らは全員黒人だと思っていたらしく、実際にスタジオに着いた時には驚きを隠せなかった、という逸話が残っている。
ところで、タイトルの「Stone Cold Sober」とは、「完全にシラフで」という意味。
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