1980年代に多くのヒット曲を放ったイギリスの二人組ユニット、ユーリズミックスの一番好きな曲として、「There Must Be An Angel」を当ブログで8年前に取り上げた。
しかし、最近一番よく聴いているのは、「There Must Be An Angel」と同じアルバム『Be Yourself Tonight』に収録されている「Would I Lie To You?(邦題は「ビリーヴ・ミー」)」だったりする。
クールなエレクトリック・ポップ・サウンドが印象的な彼らの曲で、最もロック色が強いのがこの曲。
全英ナンバーワンを記録し、日本でも人気の高い「There Must Be An Angel」は、全米では最高第22位のスマッシュ・ヒットだったが、こちらの「Would I Lie To You?」は全米最高第5位を記録。
R&Bテイスト溢れる、いかにもアメリカ受けしそうな曲といえるだろう。
デイヴ・スチュワートのギターによる強烈なコード・カッティング、サックスの音色が耳に残って離れないスタックス風のホーン・セッション、アレサ・フランクリンばりのアニー・レノックスのヴォーカルと、全てにおいて実にパワフル!
いやあ、聴いていて、実に爽快!
僕の生理的に好きなサウンドで、好きにならないはずがない!
それまでどちらかといえば敬遠していた(不気味で暗い)彼らの印象が、大きく変わるきっかけとなった曲でもあった。
今でも彼らのアルバムで聴いているのは、この『Be Yourself Tonight』だけだもんなあ。
「あなたに嘘をついたかって?私が嘘をつくはずがないわ」と言う彼女。
なるほど、だから邦題は「ビリーヴ・ミー(私を信じて)」なのか。
逆に「あなたこそが最大の嘘、だから私は出て行くわ」と切り返す彼女。
なるほど、だからアニーのヴォーカルはこんなにパワフルなのか。
こんな感じで女性に迫られたら、男としてはたまったもんじゃないよね(苦笑)
実際、どちらが嘘をついているのかはわからないのに…。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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