本当に止めてあげて欲しい! | 今日もまっ晴れ!野生動物写真アルバム

今日もまっ晴れ!野生動物写真アルバム

流行りのSNSを頼りに珍鳥を追うのではなく、一人で探鳥を楽しみながら撮った野生動物写真アルバムです。情報など一切ありませんので御理解のうえ御覧戴ければ幸いです。

 

日々あたたかくなって

そろそろ野鳥たちの繁殖の季節となってきました

 

 クマゲラやアカゲラなど巣穴に営巣する鳥たちは親鳥にせよ、ひな鳥にせよ給餌の際にも外敵に襲われる危険性がとても高くなります。カラスなどはとても賢い動物なのでカメラマンが大勢で一つの木を取り囲んでいると、そこで子育てをしている野鳥がいる事を察知して、給餌中で気がヒナ鳥に行っている隙を狙って親鳥を急襲したり、親の帰りを待ちわびてヒナ鳥が巣穴から顔を出した瞬間に襲われたりすることも珍しいことではありません。

  人間の権利のことになると神経質過ぎるほどの気遣いをするのに、もう少し自分たちの行動が野生動物にどう言う影響を与えるか?を考えて貰いたいものです。 今のバーダーさんを見ていると"野鳥の会"や野鳥撮影のハウツー本などに書かれてあるルールと言うかマナーみたいなものと全く真逆のことをしている人たちが多いように思え憂いを感じています。

 

 下のアカゲラの親子は、昨年私の家の庭先の木で営巣したアカゲラです。試行錯誤を繰り返してアカゲラに警戒されないで撮影できるように建物の中からや撮影機材にカモフラージュを施してリモートで撮影しています。

 育雛中のアカゲラは特別に警戒心が強いので、今までアカゲラの育雛の写真を撮ることは出来ませんでしたが、自宅の敷地内なので完全に身体を隠すことができたのでアカゲラに警戒されることも、カラスに気づかれる事もなく撮影することができたのです。

 

 

 

 

 タイミング悪く帰宅したときと同じ時に親鳥が巣穴に帰ってきたりするとヒステリックに鳴き続け、ぜったいに巣穴には近づかないです。

 クマゲラなどで時に「クマゲラは頭の上まで来るから大丈夫だよ」なんて言う人を見掛けますが、あれは警戒しているからこそ人間の様子を見に来ている究極の警戒行動です!

 

いっぱい虫を取って来て

ヒナに出てくるように促しています。

健気ですよねぇ

こんなに一生懸命生きてる野鳥たちの

生活の邪魔をすることは誰も望んでいないと思います。

 

 

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 私事、先日スキーで転倒して左腕の神経を損傷か断裂させてしまったようです。神経線維なので再生はすると思うのですが、今は左手でカメラを保持する力もなくて日常生活にも苦労しています。 この分だと暫くは撮影にもスキーにも行けそうもないので更新ネタも古いモノばかりになってしまいそうです。

 

最後まで御覧戴いて ありがとうございました。