「英語deコーチング」コーチまさえです。
私より若い方にコーチングをしていると
時々私が若い頃におなじように悩んだことを
経験されている場合があります。
もし、私が友だちと話をしているなら、
私の経験を話して、アドバイスをするかもしれません。
でも、コーチのハット(Hat:帽子)をかぶっているときは
私の経験を話したり、アドバイスをすることは
基本的にしません。
なぜだと思いますか?

答えは
「それがコーチングだからです!」
これで意味が分かる方はコーチングの本質をご存知です!
別の答え方をしましょうね。
コーチングはクライアントの視点を変え、
多角的な視点から思考を生み出すお手伝いです。
それも自らね。
つまり、クライアントにとって、
私の経験やアドバイスというのは余計なお世話なんです。
私の言ったことによってバイアスがかかり、
”私の”思考に意識が傾いてしまいます。
クライアントにすぐに情報を与えるということは
ある意味よくないことでもあるのです。
自分に必要な情報は何かを考え、
自分で情報を取りに行くのを
コーチはクライアントに「しなさい」じゃなくて
クライアント自ら「しよう」、そして「する」
という行動になるよう会話を続けていくのです。
例えばクライアントが私と全く同じような悩みを抱えて、
同じような目標を設定したとしても、
私とクライアントは別の存在。
今までのバックグラウンドも違うし、思考、技量、
経験、人脈、生活スタイル、
すべて違います。
だから、コーチはそのクライアントの持つ
すべてからベストなアイデアを生み出し、
最短で最高の目標達成をすることを促進する
ことが役目です。
コーチが与えるのではないのです。
私の経験上、コーチってみーんなおしゃべり。
でも、クライアントのことを一番に思ったら、
クライアントに視点を変える質問をして
考える時間を与えて待ちましょう。
(おしゃべり好きだからこそ、
人との話を聞くことができるのです。)
そうすると
「あ、似たような経験をして乗り越えたことがある。」
「そうだ、あれ調べてみよう。」
「あの人をあたってみよう。」
がでてくるのです。
その結果、私は
「へー、そんな方法あったのねー。」
「やっぱり、助言しなくてよかったー。
私よりもっとあなたにぴったりのアイデアだわ。」
と心の中で思うのです。
そう、自分でベストな方法を見つけ出せるのです。
ただし、クライアントが詰まってしまったり、
質問をしたりした場合は別。
そういうときは快く情報を与えます。
でも、コーチのマナーとして
クライアントに私の経験やアドバイスをしてよいかの
許可を得てからしなくてはなりません。
(ICF認定のコーチは皆していることです。)
だからこそコーチはパワフルクエスチョンが
できなくてはならないのです。
パワフルクエスチョン(Powerful Question)について
コーチから聞かれることがあります。
「人を動かす質問」とICFジャパンは翻訳していますが、
これはクライアントに「ウキウキしてやる気になってきた」
「なんだか行動したくなってきた」といったという気持ちにさせる
という生易しいものではありません。
パワフルクエスチョンというのは
クライアントが自ら考え、行動計画を立て、
行動するという、この全課程ができてこその質問なのです。
だから、この質問一言がパワフルクエスチョンという場合も
あるでしょうが、コーチングでは質問の一連が
パワフルクエスチョンであるのです。
コーチはこのパワフルクエスチョンができるよう
訓練してきているのですよ!
だから、目的を持ってコーチと関わり、
コーチをあなたの最大のリソースとして活用してくださいね。
Happy Coaching
今日もすてきな日でありますように
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