触れられて、ほっとする理由 | エグゼティシャンアカデミー Osaka

エグゼティシャンアカデミー Osaka

マッサージそして講師歴20年
延べ20,000人もの施術経験を持ち、かつ多数のマッサージ師・セラピストなどを育成してきた真のエキスパート 佐野香織によるセラピスト養成のためのプライベートスクール

「この人に触れられると、なんだか安心する」

施術を受けたとき、
そんなふうに感じたことはありませんか?

圧もちょうどいいし、
痛くもない。
でもそれ以上に、
理由はよくわからないけど、力が抜ける。

実はこの感覚、
特別な技術だけで生まれているわけではありません。


安心は、
「こう触ろう」「こう緩めよう」と
作ろうとして生まれるものではなく、

触れている人の在り方から、
自然と伝わってくるものだったりします。

呼吸が浅く、
少し急いでいて、
どこか力が入っている手。

その手に触れられると、
身体は無意識に構えてしまいます。

逆に、
ゆったりと呼吸をしていて、
焦りがなく、
「今ここ」にちゃんといる人の手は、

何も言わなくても
身体にこう伝えます。

「大丈夫だよ」
「力を抜いていいよ」と。

不思議なことに、
その瞬間から身体は
自分のタイミングで
ゆるみ始めます。

押されなくても、
無理に動かされなくても、
勝手に、深く。

このとき、
言葉にしにくい
「なんとなくの違和感」は
すっと消えていきます。

安心できる触れ方は、
派手ではありません。

むしろ、とても静かで、
やさしくて、
目立たない。

でもその静かさこそが、
心と身体にとって
いちばん大切だったりします。

もし、
「またこの人に触れてほしいな」
そう感じることがあったら、

それは技術以上に、
その人の在り方に
安心しているサインなのかもしれません。

私は、
そんな安心が自然と伝わる触れ方を
大切にしています。

整えるのは、
身体だけではなく、
その場の空気や、
触れる人自身の状態も。

安心は、
つくるものではなく、
整ったところから
そっと漏れ出るものだと思うのです。


KAORI