このところ非鉄・海運・鉄鋼・・などの市況関連株の上昇が目立っている。一方、好業績内需株は上昇できないか、下げている銘柄が多い。これは東京市場内の資金が内需株から市況株に移動しているからに他ならない。言い換えれば、市場に流入するニューマネーが(今のところ)乏しく、市場全体を買い上げる力がまだ弱いということである。
新興市場でもこのところ好業績内需株の値動きが芳しくない。たとえばエニグモ(3665)、エイチーム(3662)、3Dマトリックス(7777)、豆蔵(3756)、ソフトウエアS(3733)・・など枚挙に暇がない。なぜこれらの銘柄が下げるのか。
その最大の理由はこれらの銘柄をいったん手放して市況関連や景気敏感の一部市場銘柄に資金が移動しているからである。特に悪材料があるわけではない。資金に限りがあるのですべてを買うわけにはいかないのだ。したがって、相場の流れが変わるとこれらの銘柄も下げ止まるのだが、それがいつになるのか今は不明である。基本的に市況関連株の上値が重くなると、これらの銘柄群に資金が戻ると考えればいい。
現在、日経平均株価を押し上げている原動力は先物買いとそれにともなう裁定買いであって、現物株に流入する資金量はさほど大きくないように感じる。先物が上昇しているのは、為替市場で円安が進んでいるからであり、その円売りと株先物買いを行っているのはたぶんCTAと欧州系のヘッジファンドだろう。
新興市場では、それまで相場らしい相場のなかった銘柄群に高値を取ってくるものが多い。値が重くなった好業績内需株から資金が出ていると申し上げたが、その資金の一部がこうした銘柄に入っていると思えばいいだろう。
その中でも上昇確率が高い銘柄を選択して来週も「買い推奨」していこうと思うが、こうした銘柄の上昇が短命で終ってしまうケースもある。できるだけそういう可能性のある銘柄を排除して考えているが、こちらの思う通りにはいかないという前提でいてもらった方がいいだろう。
したがって、買い推奨した日(時間)から、早くて数日で上昇が終ってしまう可能性もあるので、仕込むのであれば「あれやこれや」考えていると乗り遅れてしまう。現代の相場では「時間(即決断)」こそが宝である。
できればアップした時刻から数時間以内の決断がいいのではないかと思うが、それは各自の判断に任せたい。もちろん、買い推奨しても相場の環境や成り行きしだいで下げてしまう場合もある。したがってロスカット注文を同時に入れておくことをお勧めしたい。
アップする時刻は午前は9時30分ちょうど、午後は12時50分ちょうどを目安としている。アップしない場合は「適当な銘柄がない」場合である。毎日アップするわけではないので予め申し上げておきたい。