通勤電車で考える | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

 電車が5分に1本きていたときは、皆がほぼ座れることもあった。
 それが、今は1時間に1本という時代に、座れる人は大変厳しいし、立っている人もいる。
 そして、途中下車したら、次に乗る電車は満員であろうし立って行かなければならないだろう。
 立っていれば疲れるのでまた降りる人もいる。

 座っている人が正規社員なら、立っている人を非正規社員と例えられようか。

 それにしても、非正規社員の割合が増えすぎた。雇用形態の多様性を選好する人が多いとする見解は私にはあまりなじまない。

 ところが、日本はグローバリゼーションの進展の中でグローバルスタンダードの名のもと日本的雇用の終身雇用制と年功賃金という勝者の論理だけではない伝統的雇用の安定を喪失した。

 だが、アメリカでさえプライマリーの推移に観られるように内向き指向になっている。

 岡山市内の会合で3月21日、ある子育て世代の女性が私に言ったが、「・・男性の給料が低くて、女性が稼ぐようになり、だんだん男性が弱くなり、女性がDVするようになる。そして、離婚にいたる・・」。そういう、ひとつのタイプも散見されると言う。

 何かの崩壊過程とするなら、私たちは日本の社会をコンストラクトしていかなければなるまい。
<了>