3月25日午後、岡山市北区川入の(公財)岡山県郷土文化財団の「犬養木堂記念館」を訪ね犬養毅元総理の墓参をした。
同夜「後刻ブログを書きます」とTWしたので少し所感をしたためます。
私事になるが、先輩の板野忠司氏(元岡山県企画振興部長、同公営企業管理者、元岡山県信用保証協会会長)が同館の館長である。同氏は私の総社市の生家と高梁川を挟んで隣り合った地であり双方江戸時代の庄屋で似た家系であり岡山県立総社高等学校と岡山大学経済学部の先輩である。同氏は岡山大学同窓会副会長も務める。
余談を書いたが、むろん先輩の館長のところに後輩がお茶をいただきに訪ねたのではない。
さかのぼるが、2015年8月19日の「山陽新聞digital」(さんデジ)に「犬養木堂記念館学芸員・石川由希さんに聞く 生誕160年を機に政治と平和の原点を再考」のインタビュー記事が電子版ではまれと言うべき構成力でリリースされており、私は板野先輩に講義を願う機会をその時に思った次第である。
その2015年8月19日の「山陽新聞digital」(さんデジ)の記事に私がコメントすることはないので、皆さまにはぜひ原文をお読みいただきたい。
私がその「さんデジ」の記事を読んですぐ思い起こしたのは、私が尊敬してやまない方である今上陛下の平成27年「天皇陛下のご感想(新年に当たり)」であり、宮内庁ウエッブサイトから抜粋部分を引用させていただくものです。
「・・本年は終戦から70年という節目の年に当たります。多くの人々が亡くなった戦争でした。各戦場で亡くなった人々、広島、長崎の原爆、東京を始めとする各都市の爆撃などにより亡くなった人々の数は誠に多いものでした。この機会に、満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています・・」。
今上陛下の「ご感想」のお言葉を引用させていただいたので、私の感想を加えることは差し控えたい。
一言だけだが、昭和天皇の大命がなぜ犬養毅にあったか、そしてどうして犬養宰相が凶弾に倒れることになったか、皆さまに岡山市北区川入の「犬養木堂記念館」へ赴かれることを強くお勧めしたい所以でもあります。(了)