4時間32分の根拠 | HIDE

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アメリカ サンフランシスコ在住。ベースボールとサッカー好き。誰が何と言おうとOakland A'sとSan Jose Earthquakesの大ファン。趣味:走ること、自転車、美味しいものを食べること。特にラーメンが大好き。乙女座B型。やはりちょっと変わっている....らしい。

さて、前回のサンノゼのハーフレースの結果をもとにどうやってフルマラソンの予想タイムを想定したかですね。2時間1分49秒なんで、単純に2倍プラスアルファぐらいでいいんじゃないの?と思うでしょ?実はそんなに単純ではないんです。

前に何度も書きましたが、フルマラソンはもともと3時間以内で走ることを前提にした競技です。3時間以内で走れないようでしたら、メインレースをハーフマラソンに切り替えた方がいいんです。ところがそうは言うものの競技人口が増え歯止めがかからずに3時間以内で走れない人もフルマラソンに挑戦するようになった…自分の立ち位置はそこなんだという背景をしっかりと受け止める必要があります。

3時間…実はそこが人間の身体の限界なんです。3時間を過ぎて走り続けると筋肉が破損し始め、ランニングフォームも崩れ始めます。また、シュガーに頼った走りをしていると、それが切れ始めるのが3時間後です。ですので、3時間前の走りと3時間後の走りという2つのカテゴリーに分かれるのがフルマラソンです。

ということで、単純ですが予想タイムは次のように算出しました。ちなみにフルマラソンはマイル表示では26.2マイルになります。
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まず、3時間前の走りですね。なんでハーフの記録である9分18秒のペースを採用しないのかと思うでしょ?実はリスボンマラソンの前半は小刻みなヒルが怒涛のごとく押し寄せるので、フラットなコースのペースをそのまま鵜呑みにするわけにはいかないんです。ということで、約30秒遅いペースを設定しました。3時間で、18.4マイルですね。では、3時間後の残り7.8マイル…
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ランウォークかスロージョグのペースを想定し、3時間前と比べて2分遅いペースを設定しました。ただ、後半は前半ほどにはないにしろ、小刻みではなく高いヒルがいくつかあります。それも踏まえて、3時間前の走りがどう出るのか… レース前半の怒涛の小刻みなヒルが仮にペースを少し落としたところで心拍数がテンポランの域に達する可能性が高く、体脂肪燃料でなくシュガー燃料消費に切り替わると予想するので、それが3時間後にどう影響するのか…まだ未知数なところもあります。でも、この2つの合計で4時間32分と予想しました…

ヒル…ここのところヒルをわざと選んで走っているのはリスボンを想定してのことです。

さて、本番はどうなるかです…