日曜のバンクーバーマラソンですが、結果は4時間45分…目標タイムより15分オーバーになってしまいました。でも初マラソンである去年のロスアンゼルスマラソンと比べると7分縮めたので、まぁこんなものでしょう。
以前にも書きましたが、フルマラソンのトレーニング方法には2種類あります。1つは完走を目標とすること。2つはサブ3を目標とすること。私は2つ目を目標にトレーニングを積んでいます。
フルマラソンはもともとサブ3を前提とした競技です。3時間以内で走れない人はたとえどんなにフルマラソンをやりたくてもやってはいけない競技です。なぜか?3時間以上走ると筋肉が損傷し出し、ランニングフォームも崩れ始め、心臓を含めた臓器の負担が並々ならない状態になるからです。3時間以上走るということは、まさに自分の命を削って挑戦するようなものです。推測ですが、ハーフマラソンが生まれた背景はランニング人口が増え、3時間以内にフルマラソンを完走出来る人が減ったため、今のランナーたちの体力に合い、かつ健康的に走れる競技ということでハーフマラソンが生まれたのではないかと思います。
この背景をもとにトレーニングプランを組んだ場合、何がなんでも完走というより、いかに3時間以内を効率よく走るか、私はそこに焦点を置いています。今回、タイムは4時間45分でしたが、3時間までは4時間25分ペースで走れたので、一応自分の今回の目標値には達することができ私は良かったと思います。
では、なぜ3時間以降ペースダウンしたのか?と思う人もいると思いますが、理由があるんです。詳しいことは次回に書きますが、原因はコース前半が予想を反し3倍以上の傾斜があり、自分の心拍数がはじめから高い位置で維持していたためです。そのため、乳酸値の生産量が消費量以上に多くなり始めたのを感じ、3時間を越えた時点でよくてあと30分しか同じペースで走れないと思い、余力があるうちに3時間以降はラン・ウォーク方法に切り替えました。ゴールまで1分毎にランとウォークを繰り返しました。そうすることで、心拍数の上昇を最低限に抑えることができ、壁にもぶち当たることなく、ゴールすることができました。予想タイムより20分遅れたのはこのためです。仮に30分さらに走り続けたら、その後壁にぶち当たり、歩いてゴールということになっていたでしょう。その状況だと5時間切れなかったと思います。
詳しいレースの感想は次回に…