道 | HIDE

HIDE

アメリカ サンフランシスコ在住。ベースボールとサッカー好き。誰が何と言おうとOakland A'sとSan Jose Earthquakesの大ファン。趣味:走ること、自転車、美味しいものを食べること。特にラーメンが大好き。乙女座B型。やはりちょっと変わっている....らしい。

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私も走り始めの頃はそうだったんですが、若い頃走っていて、その後ほとんど運動していなかった場合、昔のイメージを引きずって、そのために無理してしまったり、こんなはずではなかったと昔の自分とのギャップで苦しんだりしたりするんですよんね。

私は高校の頃、陸上部でした。高校の顧問の先生は顧問の域を超えることが出来ない先生で陸上のこと自体何も知らない人でした。したがってトレーニングはいつも我流…それでもトレーニングを重ねて10キロ30分台で走れたので、そこそこ速かったんだと思います。その頃のランニングフォームって今でも覚えているんですよね。ですので、最初、自分のイメージ通り走れないジレンマでとても苦労しました。

私の経験から言えることは、過去は過去として完全に捨て去り、現実をなるべく早く受け入れることがですね。トレーニング次第では急激に落ちることを防ぐことは可能だと思いますが、肺活量は年を取るごとに落ちてきます。また、心臓も若い頃と同じように負荷をかけることができません。これも徐々に落ちてきます。また、40歳前に走ることが再開出来たならば、普通のトレーニングをすれば急激にペースが速くなることは可能ですが、40歳を過ぎると、例外を除いて、普通のトレーニングを積んでも急激にペースが速くなることはほとんど不可能なんですね。そういう現実を受け入れ、今の自分にあったトレーニングを見つけることが大事になってきます。私は普通のトレーニングでは急激にペースが速くならないと言っているだけで、トレーニング次第ではペースが速くなることが可能です。

私がたどり着いたマフェトン理論はその可能性を十分秘めています。また、今の自分にとてもあっているトレーニングです。ただ、これがランニングクラブのトレーニングに組み込まれないのは、営利的な事情があるでしょうね。ランニングクラブを維持するためには、どうしても目先のレースに向かってトレーニングする必要がありますし、そのために会費を回収し、クラブを維持する必要があります。マフェトン理論は長期的なトレーニングです。成果が本当に見えてくるまで1年、2年かかると見ていいでしょう。ですので、そんなに長くいつ成果が出るか分からないトレーニング方法を組み込むのは無理が出てくるんですね。我慢出来ずに途中であきらめた人も多々います。でも、私にとってはとても衝撃的なトレーニング方法でした。と同時に、今まで思っていた疑問が全て解決したと言っても過言ではありません。私にとってはマフェトン理論でしたが、そういうトレーニングの出会いというのは、全てのランナーにはあると思いますし、今、出会えなくても、いずれ出会うでしょう。

自分のトレーニング見つけて下さいね。そして、出会ったなら迷わず突き進んで下さい。