私は自分が物ごころつくかつかないかの3歳前後のとき、自分から親にエレクトーンを演りたいと言って以来、ずっとエレクトーン一筋でやってきました。エレクトーンってピアノの亜種だと思っている人もいるかもしれませんが、とんでもない…全くの別物です。両手鍵盤、足鍵盤、音の強弱をつけるフットペダル、そして何十もの音色を自由に操ります。言い換えれば、シンセサイザーをもっとコンパクトにしたようなもので、体全体で演じる楽器です。残念ながら、19歳のときの左手の怪我で左手が速く弾けなくなり、自分に納得がいく演奏が出来なくなったため引退しましたが、自分の音楽を聴き分ける耳は今だに健在で、国に関係なくいい音楽を見つけます…ただ…私はかなり厳しいです。もし、最初の3秒でその曲が何も訴えるものがなかった場合は、例えその曲が有名な曲であったとしても、私は一切聴きません。3秒あれば曲の世界観を想像するのに十分でしょう。
というバックグラウンドで、私はある曲に出会いました。その歌手の詳しい情報は今だに分かりませんが、一度聴いて以来、メロディーが頭にこびりついて6ヶ月…今日、iTunesでこの曲を買いました。CHIHIROさんの4Cです。
メロディーラインの切なさが曲の初めから表現されており、一気にこの曲の世界に引き込まれてしまいました。よかったら聴いてみて下さい。
ちなみに私はあえて曲と言います。歌とは言いません。なぜだか分かります?私の頭に歌詞って残らないんですよ。その歌が何を訴えたいのかではなくて、その曲がどういう世界を表現したいのかしか頭に入らないんです。これって私が特異体質なのかと思いきや、何と坂本龍一さんも同じだそうです。彼も歌詞が頭に入らないみたい…
そのことが分かってちょっとほっとしてます…逆に言えば、だからこそどの国の曲も偏見なく聴けるんですよね…
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