皆様こんにちは。
2017年も残すところあと30日。晴れの日もほとんど無いのでバイクに乗れず悶々とする日々が続いていますが・・・
現場は待ったなし今日は西区のN様邸の様子をご紹介します。
地盤調査が行われ、N様邸はCPP工法での地盤改良工事となりました。現場には鋼管と先端翼の搬入が完了です。
重機のロッドの先端に先端翼を取り付け、先行して正転で回転し支持層に定着させます。つづいて重機のロッドの中の空間に鋼管を挿入し、地中で先端翼と連結させます。鋼管と先端翼が別々になっているので、資材の手運びが可能、また鋼管を回転せず挿入するので回転力が作用することなく、資材が破損せず余計なコストがかかることがありません。
地盤改良が完了し、基礎工事がすぐに始まりました。
基礎はベタ基礎です。防湿シートを敷いてから、外枠を組み、鉄筋が組まれていきます。この後瑕疵担保保険のための1回目の検査(配筋検査)を受け、無事合格いただきました。
基礎工事と同時に、敷地外周にブロック積やコンクリート土留めの施工も進んでいました。
基礎はコンクリート打設からしっかりと養生期間をおき、型枠が外されて完成です。
上棟当日。快晴の上棟日和です!棟上げ前に棟梁から塩・清酒で建物の四隅を清めていただき、工事の無事と安全を祈願します。そして棟上げに向けて一気に建物の形が現れてきます。
屋根には、透湿・防水・遮熱の効果が備わっている「タイベックシルバー」を敷きます。断熱だけではなく、遮熱も省エネに作用する重要な性能です。その上からはルーフィングシートを敷くので、2重で安心です。
建物外周には耐力壁「ダイライトMS」を貼ります。この面材は所謂「構造用ベニヤ(合板)」ではなく、火山性のガラス質材料とロックウールからできている建材です。通気性があるので腐食に強く、火にも強い、そして地震の揺れを面で支えるので、家を長持ちさせる耐久性を備えています。耐震性については、構造用合板でも当初は同等といえますが、腐食せず耐久性が高いのはダイライトMSだけです。
ただ、面材だけで建てている建物は全てとは言いませんが、かなりの高い確率で偏心率が規定以内におさまっていないと思われます。
そうならないためにも、耐力壁と筋交いの併用工法で建物の強度をより強くすると同時に、偏心率を低く抑えることで、結果頑丈で安心な建物になっています。
そして、間もなく2回目の検査を迎えます。
最後に、土地家屋調査士のはなし。
先日、GNSS基準点測量を行った現場で、GPSで座標をつけたポイントの結合トラバース測量をしました。
このあと、事務所に引きこもって精度の確認作業に入ります
土地家屋調査士 古寺久徳事務所 http://www.hisa-chou.jp
では、本日はこれにて