周りの人達と違う意見を持った時に、
「これを言ったら、他人に変な人だと思われないかな・・・」
と、周囲の評価を気にして本心を言えなかった経験って、
恐らく誰にでもあると思います。
もちろん、そう思うこと自体が悪いとは断じませんが、
それを必要以上に気にしてしまい、自分らしさを見失っている人に
特に読んでいただきたい一冊です。
それは"他人から嫌われたくない"という感情の顕れであり、
そう言ったことに固執していては本当の意味で幸せにはなれないと
気づかせてくれます。
当然ながら会社や学校など、
それぞれのコミュニティにはそれぞれのルールがあり、
自分の主張を全て通すことは難しいですが、
他人と違うという事実をフラットに捉えられるようになり、
真に自分らしく生きる為の足掛かりになると思います。
フロイトやユングと並び現代の心理学を確立した1人である
アドラーの源流を汲んだ本著、
難しいテーマではあるものの、
内容自体は対話形式でわかりやすくなっている為、
一読の価値はあるかと思います。