タイトルは上記の通りですが、
実際の内容としては、私達自身の"思い"に
フォーカスしたものになっている様に感じます。
本文でも、
多くの人々は、環境を改善することには、とても意欲的であっても、
自分自身を改善することに関しては、ひどく消極的であり、
かれらがいつになっても環境を改善できないでいる理由が、ここにある
と言った旨で書かれているように、今私たちが置かれている環境(=結果)は
私たち自身の思い(=原因)によって決まったものだと論じています。
それくらい思いと言うのが大事であると、全体を通して述べています。
以下については余談ですが、
私は最近本書を見返しながら、
今取り組んでいる仕事や生活についても色々と考えていましたが、
これまでの日本では年金や終身雇用制度など、国や会社などの
外部的な要素に安定した生活を保障してもらうと言う考え方が強かったけれど、
それが現実的ではなくなってきた今、本当に安定した生活を送りたければ、
国や会社などの外部的な要素に自分の待遇や環境の改善を求めるより、
そういった厳しい時代でも生きていけるように、
自分自身の価値を高める努力をする方がよほど現実的で確実だなと、
という見解に到り、はじめて本書を読んだ時とはまた違った発見がありました。
まあ、今のは私の個人的な意見ですが、
このように自分自身が思っていることと照らし合わせながら読めば、
あなたも私とは違う気づきが得られるかも知れません。