「自分向き」だと気づかせる 私にとって必要なモノ | 藤村正宏のエクスマブログ

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集客アップ・売上アップに役立つPOPやチラシなどの販促事例が満載。「モノ」を売るな!「体験」を売れ!のエクスペリエンス・マーケティングであなたのビジネスが圧倒的に輝きます。


モノを売るコツは、その商品がその人にとって必要なものだと気がつかせることです。


たとえば、お茶売り場で、ただ単に「カモミールティー」と商品名だけ書いていても、
カモミールティーを買いに来た人や、
すでにカモミールティーのことを知っている人はわかります。


でもそれ以外の人にとっては、カモミールティーがどんなお茶なのかは、わからない。
だから欲しくもならないし、売れっこありません。


◆コンサルタント藤村正宏のエクスマブログ◆-カモミールティー
カモミールティーはリラックスしますよね



でもそこに「眠れない方へ」とか「目覚めがスッキリしない方へ」といった、
カモミールの効用がPOPで書いてあれば、たとえ、カモミールのことは知らなくても
「そう言えば、このところ、寝つきが悪いわねえ。ちょっと、試してみようかしら」と、
買っていくお客が必ずいます。


ほかにも、安眠まくらだって、単に「安眠まくら」と書くよりも「目覚めをすっきりさせたい人に」と書いたほうがいいし。
眠くならない風邪薬だって「仕事が忙しくて休めないあなたへ」と書いたほうがいい。


消費者のほとんどは、あらかじめ欲しいものが明確にあるのではないのです。
売り場を回っているうちに、あるいはネットを見ているうちに、欲しいものに出会ってしまう。


それだけに、その商品が自分にとって必要なものだと気づかせることは、購入を後押しする欠かせない要因になってくるのです。