「捨てる勇気」を持とう ゆるやかな関係性 | 藤村正宏のエクスマブログ

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『情報発信』して、お客さまとの「ゆるやかな関係性」を作りだすこと。
これがこれからのキーワードになる。
情報発信することです。
商品情報や売り込みの情報ではなく、あなたが発信しなければならない情報は、お客さまにとって、有益な情報です。
たとえば、こんな感じです。


すっきりとした収納の工夫や、そのやり方をFacebookページで発信してくれる家具屋。(不便を解消)
熟睡するカンタンな方法や、眠りの質を上げる情報をブログで提供してくれる、寝具屋。(不満の解消)
子どもが虫歯にならない方法をホームページで教えてくれている、歯医者。(不安の解消)
燃費をよくする走り方を伝授してくれる自動車整備工場のメルマガ。(不便の解消)
写真館の方が女性向けに、「きれいに写る方法」を教えるYouTubeの動画。(不満の解消)
就職活動に成功するための情報をたっぷり届けてくれる、書店のTwitter。(不安の解消)


こういうのが「有益な情報」といえるでしょう。
有益な情報を提供していると、そこに「信頼・共感・好意」を創りだすことができるようになります。
それを創りだしてから、購入してもらうという考え方です。


「こんないいことを教えてくれる会社って、ほかのところとちがうわ」と関心をもってもらうことが、好きになってもらう第一歩なのです。


その情報がお客さまの求めているものであったら、そこに共感が生まれるのです。
その時に注意しなければならないのが、ただ有益な情報を発信すればいいというものではないということ。
有益な情報の発信だったら、あなたのライバルがもうすでにたくさんやっています。
基本、コンテンツが良くなければなりません。
でもね、残念ながら、どんなにいいコンテンツを出していても、読まれなかったら、見てもらえなかったら、存在しないのと同じことなのです。
ソーシャルメディアでは特にそうです。
ただ単に、役立つコンテンツだけを発信していても、共感されません。


SNSのトレンド



コンテンツって言っても、それぞれ適合したコンテンツがあります。
ブログに適したコンテンツ。
Facebookも、Google+も、Twitterも、Instagramも、Pinterestも、それぞれ適したコンテンツがちがいます。
それをいっしょくたにして、同じコンテンツを流していても、反応や共感が得られません。
たとえば、FacebookとGoogle+は似ていると思うかもしれませんが、まったくちがいます(やっている人はわかると思うけど)。
同じコンテンツを発信しても、Facebookでは反応がいいのに、Google+ではダメ。
さらにその逆もある。そういうことです。


当然のことですが、見ている人がどういうデバイスを使って見ているかも、コンテンツの質に影響を与えます。
パソコンなのかスマホなのかタブレットなのか。
それによっても変わってくる。
アーキテクチュアがコンテンツを変えるわけです。
たとえば、あなたの情報をスマホで見ているユーザーが多いのなら、長い文章でもセンテンスを意図的に短くしたり、画像の位置や内容も工夫したほうがいいですよね。
だって、じっくりと読んでいる人は少ないからです。


有益な情報を親近感のある設定で発信することです。
あなたらしいキャラが大切だっていうことです。
それもあなたのターゲットになる人々にとって、親近感があること。


有益な情報だけひたすら発信していても、退屈です。
遊び心のあるコンテンツも発信することが大事。
そのバランスを見極めることです。

そういうところを注意しながら、商品やサービスを直接売るのではなく、ブログやSNSを利用して、情報を提供する。
「情報」というキーワードで考えてみてください。
きっとヒントがあるはずです。


「売りたい、売りたい、売り込む」という考えかたを、今すぐ捨てる勇気をもちましょう!
ホームページ、ブログ、SNSを使って、好きになってもらうということです。