苦手科目・弱点分野の徹底対策！
こんにちは！
夏休みも１０日ほどが経ちましたが、学習は順調に進んでいるでしょうか？
うだるような暑さの中、重いカバンを背負って朝早くから元気にやってくる生徒たちを見ていると、なにが何でも来春は大輪の花を咲かせてやりたいと、われわれ講師一同の決意も新たになります。
さて。
前回は夏休みの全体的な過ごし方をお話したわけですが、その中でどうしても具体的にご説明したかったため、今回に持ち越したテーマがあります。
『苦手科目・弱点分野の徹底対策！』が、それです。
毎年、多くのお子さんやご家庭から寄せられる質問項目を、各科目別に頻度の高いものを提示いたします。
＜算数＞
Ｑ／計算問題のケアレスミスが多くて困ります。
Ａ／まずは、式をきちんと書くこと。
次に、字をきれいに、ていねいに書きましょう。
計算問題は、「速く・正確に」解くことが求められます。
計算問題だけを抽出した問題集を、毎日決められた時間に行うなどの習慣化した学習が必要です。
解き終ったら、必ず検算を行う癖をつけましょう。（できれば２回）
学校にもよりますが、一行の計算問題に対する配点は、思いのほか高いものです。
ここでしっかり得点しましょう！
Ｑ／文章問題をすぐに諦めてしまい、手をつけません。
Ａ／最初に、ヒントは必ず問題文の中にあることを認識しましょう。
そして、その部分に下線を引いたり、囲んでみたりと工夫をして、整理することが大切です。
文章題といえば、食塩水の濃度や相当算、旅人算などが頭に浮かびますが、いずれも複雑な条件を、面積図や線分図などを使ってきちんと整理する訓練を徹底しましょう。
問題を見ただけで、どの図を使えばよいかがパッとわかるのが理想的ですね。
＜国語＞
Ｑ／記述解答が苦手です。
Ａ／記述解答には、「条件記述」と「自由記述」の、一応２通りがあります。
一応と書いたのは、「自由記述」とは言っても、文字数条件が外されただけで、本質的には「条件記述」であり、完全な「自由」ではないからです。
本当に、この手の質問をたびたびいただくのですが…。
実際には、「書けない」のではなく、「読めていない」というのが本当のところです。
本文内容をしっかり把握し、問題文の問う部分を確実に指摘できるかどうかがポイントです。つまり、時間に余裕のある夏休みこそ、精読の訓練を行うべきなのです。
成文するには、まず「主語－述語」の短文で書き、それに「修飾語－被修飾語」を加えていき、文字数を調整すればよいでしょう。
＜理科＞
Ｑ／公式に当てはめる計算に苦労しています。
Ａ／公式を覚えるだけになってはいませんか？
公式の持つ意味を本当に理解しなければ、その活用は難しいでしょう。
それぞれの公式の初出の段階に戻って、例題や練習問題を解き直したり、過去のテストの問題をもう一度丁寧にノートに整理してみるのが効果的です。
＜社会＞
Ｑ／記述問題の書き方がよくわかりません。
Ａ／社会科の記述問題は、丸暗記だけでは決してできません。
ひとつの事柄と別な事柄を結びつけて考えることが必要です。
原因・結果・理由を考えて、知識の連携を図りましょう。
そして、典型的な記述問題を練習し、必ず先生に添削をお願いするようにしてください。
書きっぱなしは、絶対にダメですよ。
いかがでしたか？
ご参考になったでしょうか。
次回予告！「読解力を上げる学習法」
ではでは。
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受験の天王山－夏休みの過ごし方－
こんにちは！
いよいよ待ちに待った（？）夏休みが始まりましたね！
今日は祭日ですが、進学塾は夏期講習の開始日だというところも多いでしょう。
受験生にとっては、この夏休みを制する者が受験を制すると言っても過言ではありません。
しかし、ただやみくもに時間をかけて勉強すればいいというものではなく、しっかりとやるべきことを見据えて、最大の効果が上げられるような夏休みにしましょうね。
そのためには、いくつかのポイントがあります。
スケジュール管理
１．
２． 生活のリズム
３． 学習テーマ
４． 苦手・弱点の克服
では、各テーマ別に検討していきましょう。
＜１． スケジュール管理＞
なんといっても、年間を通してもっとも長い約４０日間という長丁場です。時間に直せば、９６０時間という莫大なものになります。
この期間をしっかり自己管理するために、以下の手順でスケジュールを立ててみましょう。
１） 夏休み全体（４０日間）のおおまかな計画
たいていの場合、塾の夏期講習をベースに、特別講座や勉強合宿などの決まった予定を書き込みます。
お盆などの、帰省や法事なども忘れずに。
２） 1週間ごとの計画
夏休みは、曜日感覚を失ってしまいがち。日曜日を予備日や調整日にあてるなどしてメリハリをつけ、次の1週間をどう 過ごしていくかを考えるようにしましょう。
計画通りに行かなかった場合は、この予備日で取り戻せるようにしておくと、あせったり、やる気を失くしたりしないのでいいですね。
３） １日ごとの計画
起床時間から就寝時間までのタイムスケジュールを、２通り作ります。
ひとつは、塾のある日。もうひとつは、塾のない日。
こうすることによって、単調な毎日になるのを防ぎ、併せて学校の宿題や息抜きをする時間が確保できるのです。
＜２． 生活のリズム＞
基本は、何といっても「早寝早起き」です！
中には、なかなか予定したものが終わらないから、夜中までお勉強をするというお子さんがいますが、朝一番の塾の授業に遅刻したり、午前中はなかなかエンジンがかからないということが多いのです。
挙句の果てには、お昼を食べたら白河夜船。。。
これでは、何のための家庭学習だったのかわかりません。
遅くとも１１時には就寝させ、６時起床くらいの生活パターンに慣らしておくべきです。
人間は、起床の２～3時間後が最も脳が活発に働く時間帯と言われています。
入試は、たいてい9時～１０時が試験の開始時間です。
９時台以降をベストな状態にするには、逆算して起床に最適なのは６時になるというわけです。
＜３． 学習のテーマ＞
今春の入試においても、基礎知識や基本的な計算を重視する標準的な問題が多く見受けられました。もちろん、学校によっては非常に高いレベルを出題するところもありますが、難関校を目指すお子さんこそ、基礎・基本をおろそかにはできません。他のお子さんが取りこぼすはずはないからです。つまり、基礎・基本事項は、確実な得点源として認識することが必要になるのです。
また、２学期からは本格的な入試対策のために、応用・発展問題や融合問題、総合問題に取り組まなければならず、基礎・基本を見直している時間的な余裕はなくなります。
ですから、この夏休みは、徹底した基礎・基本の学習を行いましょう。
＜４．苦手・弱点の克服＞
日頃、苦手意識や弱点とする単元がある場合、往々にして基礎的な学力が不足していることが原因だったりします。
「苦手だから、やりたくない」
↓
「やらないから、わからない」
↓
「わからないから、得点できない」
↓
「得点できないから、嫌い」
という負のスパイラルにどんどん落ち込んでいってしまうのです。
「やればできる！」という気持ちを奮い立たせるためにも、時間的余裕のある夏休みに、とことん復習・確認し、苦手科目・弱点分野を一掃しましょう！
少し長くなってしまいましたので、第４項の苦手科目・弱点分野の克服の具体例については、次回、詳しくご説明します。ご期待ください。
いかがでしたか？
ご参考になったでしょうか。
次回予告！「苦手科目・弱点分野の徹底対策！」
ではでは。
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志望校選択のポイント④ 偏差値は指標
こんにちは！
そろそろ海や山が恋しくなってきますね
とはいえ、受験生をお持ちの保護者の方々にとっては、それどころじゃないというご心境でしょう。
すでに、この時期ともなれば、数回の模擬テストを受験され、その成績に一喜一憂されているのではないでしょうか？
とくに、偏差値の上下動には、ナーバスになられる方も多いようです。
確かに、浪人の可能な大学受験とは異なり、再度挑戦することができないのが中学受験。
しかし、様々な要因により、精神的にも肉体的にも影響を受けやすい小学生の場合、偏差値の乱高下はよく起こるものです。
たとえ１回の模擬テストで偏差値が下がったとしても、今の時点ではそれほど落ち込む必要はありません。
ある程度自覚のあるお子様ならば、「前回のテストでは算数が悪かったから、今回は算数に力を入れよう。」などと、自分なりの対策を立てているものです。
ただ、そこは小学生。
算数だけに注力してしまい、前回は良かった国語が。。。ということも。
それよりも問題なのは、結果だけに囚われたり、受けただけで結果を分析しないことです。
【偏差値５０＝受験者平均点】
まず、これを認識しましょう。
しかしながら、我々のような中学受験のための進学塾では
「高校受験なら＋１５」というフレーズがあります。
これは、中学受験生の偏差値に１５を足したら、それが高校受験生の偏差値に換算できるということです。
つまり、中学受験生の偏差値５０＝高校受験生の偏差値６５、となるわけです。
もし、５５なら７０という、すごい数字になるのです。
それぐらい中学受験の偏差値は、厳しく出るということをお知りおきくださいね。
ですから、高レベルの偏差値５０であることを踏まえた上で、
◆すべての教科が偏差値５０以上あるか？
◆もし、なければ４教科平均偏差値ではどうか？
◆算数・国語の２教科平均偏差値では？
◆４教科の平均偏差値が５０以上あった場合は、安定性はあるのか？
◆ある科目だけに特化していないか？・・・
このように細かく分析し、また、１度きりの結果ではなく、数回分の結果の平均値で分析していくことが必要です。
最も低かった偏差値がお子様の実力だと嘆くのではなく、また逆に、最も高かった偏差値が本来の学力と誤認することもないようにしなければなりません。
そうして、初めて志望校に対するアプローチが見えてくるのです。
たとえば、偏差値の安定性に欠けるお子様の場合、偏差値の最高時でチャレンジ校を想定し、最低時で押さえ校を決めるという手法もあります。
つまり、現時点において、偏差値はあくまで指標であるということ。
今後は、学力が停滞しているかのように見える横ばい現象（プラトー期）も現れてくるかと思いますが、より強いモチベーションをキープすることと、暖かいご家族のバックアップで、必ず乗り越えられます。
まだまだお子様には、伸びしろがあるのです！
いかがでしたか？
ご参考になりましたでしょうか？
ではでは。
次回予告！｢中学受験の天王山－夏休みの過ごし方－｣
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