わくわくっ!!
ーーーアーニャ・フォージャー
先月ご紹介したコーネリアスと共に、
今年結成30周年を迎え、
現在でも生粋のライヴバンドとして、
フロアの最先端を担う、
ワック・ワック・リズム・バンド。
今回はそのバンド名の語源となったと思われる、
ヤング・ホルト・トリオのデビュー作、
「Wack Wack」(1966年)をご紹介します。
Track listing
Side one
1. Monday,Monday
2. 夜のストレンジャー
3. Song For My father
4. Girl Talk
5. Wack Wack
Side two
1. Sunny
2. 夕日に赤い帆
3. You Know That I Love You
4. Yesterday
5. This Little Light Of Mine
Personnel
アイザック・“レッド”・ホルト(ドラムス)
エルディ・ヤング(ベース)
ハイゼア・ドン・ウォーカー(ピアノ)
Production
カール・デイヴィス(プロデュース)
1966年、
「The In Crowd」でグラミー賞を受賞。
しかし邯鄲(かんたん)の夢の如く、
リズム隊のアイザック・ホルトとエルディ・ヤングは、
10年来支えたルイスと袂を分かち、
新進気鋭のピアニスト、
ハイゼア・ドン・ウォーカーを迎え、
後にヤング・ホルト・アンリミテッドとなる、
新トリオを結成。
3人が共作した「Wack Wack」は、
全米40位/R&B12位を記録して、
幸先の良いスタートを切ります。
本作はその曲を軸に、
当時のヒット曲をリアルタイムにカバー。
A面1曲目の「Monday,Monday」は、
ママス&パパスのカバー。
B面1曲目の「Sunny」は、
ボビー・ヘブのカバー。
日本でもお馴染みのド定番曲で、
勝新太郎までカバーしています。
同面4曲目の「Yesterday」は、
説明不要のビートルズのカバー。
そのド定番曲の間隙を縫うように、
ホレス・シルバーの「Song For My father」、
映画主題歌の「夜のストレンジャー」、
「Girl Talk 」をカバー。
そしてトラディショナルとして歌い繋がれている、
「夕日に赤い帆」、
「This Little Light Of Mine」をカバー。
まさになんでもござれ。
独立してもヒップな姿勢は不変。
しかもヤングとホルトの2人は、
リーダー作だけあって演奏も溌剌で、
おらワクワクすっぞ!
→TO BE CONTINUED
◼️次回予告
クリスマスアルバム特集です。
お楽しみに。
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