(前回までのあらすじ)
2020年11月に、「時間外労働と給仕に関する労使協定=36協定」締結に向けて、提案を作成し会社と協議を求めた組合員。
しかし、何度か呼びかけても、「それはまた別の機会で。」と全く協議に応じない組合担当F氏。
本来、36協定は会社側、労働者側の双方が協議をし、労働者が納得した上で残業や休日出勤に応じるのが法律の趣旨。
それを「今までそうだったから」「入社時にそうなっていたでしょ」で、会社側の条件で一方的に決めて労働者側の提案を無視し、働かせることは許されない。
そんなことが許されるなら、それは「協定」とは呼ばない。
そう組合は主張する。
そして、ウィザスは36協定を2021年1月末に期限切れにした上で。
36協定の協議を求めてきた組合員を転勤させる、と通達してきた。
それは36協定の協議をしたくないからか。
もしくは残業や休日の規定の異なる事業所を1つでも作りたくないからか。
ともかく会社の都合のいいような解決をするために、組合員をよそへ転勤させるようなもの。
組合は求めた。
まず期限が切れた36協定をまずきちんと締結することを。
それが出来ないうちは異動を保留することを。
そして組合員もそのことを直接、2021年2月16日、メールで第一教育本部長に求めが「返事はない」。
そして、2021年2月19日。
直属のエリア長より、2月21日に組合員が教室のメンバーのために開催する「教室会議」に…。
担当のF氏とともに、会社側36協定の説明を行いに行く、と連絡が入る。
何か別件で話があるらしい個別指導部門トップのI氏も。
会議は教室の業務について教室のメンバーと共有するためのものであり。
コロナ禍もあって時間も少ないことから、別の日程にしてもらうよう伝えて欲しい、と組合員はエリア長にも、F氏にも依頼する。
しかし「時間は取らせない。」と強引に押し切ってやってくる。
(この1日は長くなりそうなので、しばらくはこの冒頭部分を掲載します。)
2021年2月21日、日曜日。教室のメンバーのための
「教室会議の日」
この日のことを書くと…ちょっと補足の説明も必要になるので、長くなります。
ですので、何回かに分けて書くことになると思います。
ご容赦ください。
会議は午後6時半から。
とは言え、「会議の前に行く」とは聞いたものの、具体的に何時に来られる、とはエリア長からも、組合担当のF氏からも聞けていない。
仕方なく、本来申請していた休日出勤の時間の前、午後遅くに出勤する。
すると集団指導のゼミナールの生徒さんたちがすでに自習をしている。入試前で、集団指導で普段使う教室は満室。
なので個別側の教室に来ているのですね。
それはいつも通りなのでいいのですが…さて?
教室の会議は事務所の机でも出来るからいいとして、36協定の説明とか、揉めそうなんだが、いいのか?
かといって、部屋が無いから個別側で自習している訳で、「教室会議するから、別のところに移ってください。」などと言うつもりは全くない。
生徒の皆さんが頑張って勉強しているのだから、生徒優先で全く構わない。
多少事務所にいかつい本社の人がいても、事務所側ではなく、壁側向いて勉強している訳だし、大丈夫だろう。
そう組合員は思ったそうです。
ところが、ゼミの校長先生が来て、生徒を追い立てて移動させ始める。
事務所は会議で使いますが、教室は自習室で使ってもらっていいですよ?
と告げるも、「いやいや、もう大丈夫なんで…。」とそそくさと生徒の移動を完了させる。
…さては、生徒がいては話しづらいと、本部からゼミの校長に事前に連絡して、何か吹き込んだか…。
組合員はそう考えます。
しかし、真相は違いました。
そして会議開始の1時間前ぐらいの午後5時過ぎ。
戸口に現れたのは…。
○ウィザスに3人しかいない「本部長」の一人で、
取締役のA氏。
○個別部門トップで副本部長のI氏。
○組合との交渉担当で部長のF氏。
○同じく交渉担当で課長のH氏。
○直属の上司の副エリア長。
○その上のエリア長。
○同じ名前を冠するが集団指導のゼミナール校長。
(だから生徒を引き揚げさせたのか…させられたのか)
…いや、偉い人来すぎでしょ。
普通、エリア長一人でもお腹いっぱい。
これもうパワハラだと思うんだよね~(坂○忍マネ風)
しかし、当の組合員はそんな場合ではなかったでしょうね。
まして普通の社員で気の弱い人だったら、卒倒する人もいるかもしれません。
本当に気の毒な話です。
その場で授業していた先生や生徒の注目の中。
組合担当のF氏:
「まず、Iさんからお話があるので、あちらの教室(自習していた生徒がいた教室)で話します。
その後、36協定の件をお話します。」
…そして、事務所から、扉を閉めた教室に移り。
I氏と、連れてこられたゼミの校長先生(被害者・気の毒)が同席。
そこでのI氏の話を要約すると。
ゼミナール側の校長や、後任となるよう指名された社員の先生に対して。
K第一教育本部長へ、「異動の保留を検討してほしい」、とした、「2月16日に送った」そのメール内容を。
組合員が「2月18日にメールで送った。」
そのことを問題視。
それを伝えるために来た、ということだったのです。
部門を超えて、勝手に知らせた、ということで、ライン(いわゆる部下⇔上司指示伝達系統)を通じて、「ゼミ側、後任の社員にこう伝えて欲しい」と組合員がエリア長に依頼しなかったことを問題視したわけです。
加えて。
転勤は内示が示されただけの状態だった。
その状態で、なぜ部門違いの校長や後任者に伝えたのか。
それが要らぬ混乱を招いた、と。
後任の社員の方が、「困惑して、その人から訴えがあった。」と。
組合員の言い分はこうです。
業務の上でよくやりとりもするし、集団指導を受講している生徒で個別も併用するので、社員や講師の出入りも結構多い。
ということで、事業所の長である組合員が転勤する、しないの情報が生徒に伝わって、
そこからゼミ・ファロス双方の保護者の混乱に万一でも繋がらないように。
事前に現状を伝えて、「すぐには転勤できないかもしれない」という状況を知らせておいた方が良いと考えた。
加えて、2月16日にK本部長にメールを送ったあと、返事がなく危機感をもった。
そこで、取り急ぎゼミの皆さんにはきちんと伝える必要がある、と考えて…。
だから、ゼミ校長と後任の社員の方に、2月18日に送信したのだと。
そして、メールだけだと理解が難しいと考えたから、アポイントをとって、わざわざ校長と後任者に時間をもらって、説明したのだと。
ちなみに、伝えたのは関係するであろうゼミ校長と、後任の社員だけ。
無関係の人にどんどん知らせたのではない。
その後、さらに、後任の社員、I氏の言うところの、「組合員のせいで困惑している人」には、直接何回か話もして、異動の保留をお願いしていることは前もって説明はしておいたのだ、と。
組合員が、では、自分はこれをもって何らかの処分をされるのですか、とI氏に聞く。
I氏:
「これは、懲戒とかそういう処分とかではない。あくまでも『お願い』です。」と。
…だったら、ますますわざわざこんな日に来なくても、電話でもzoomでの話でも、メールでも良いのでは?
…ここで少し、説明が必要です。
○最近のウィザス第一教育本部では、転勤になるとき、「内示」が出てそれだけ、ということが多い
(らしい。正式辞令をもらっていたら是非教えてください。昔はありました。)。
とくにこの組合員や他の組合員も、「内示」は聞いても、正式な紙面によるなどの「辞令」を貰わなくなって久しい。
そしてこの組合員も、2021年の1月末にエリア長が来て、口頭で転勤の指示を受けたが、以降やぱり「辞令」はもらっていない。
このことは、大阪教育合同労働組合執行部内でも非常に奇異に映るらしい。そりゃそうですね。
辞令、普通あるでしょ。
○ウィザス第一教育本部においては、「誰がどこに転勤になった。」「誰が退職した。」「昇格した。」「降格した。」
などは、一部の幹部社員のことを除けば、現場責任者レベルの人事異動については、社員に公表されることがまずない。
だから必要があって連絡しようとしても、その社員がどこに行ったのか分からなかったり。
いつの間にか退職していたが知らなかったり。
などということがある。
これは他塾や、特に他の業種の人からすると、奇異に映るらしい。
面倒くさいのか、社員の退職を隠したいのか。
なぜ社員にあまり知らせないのか、理由は分からない。
○集団指導も個別指導も、新年度開始は3月。
特に集団指導では授業を担当するので、3月から異動の場合、元の校舎の授業からは外れる。
なので、集団指導ゼミでは、「元」と「新」職場に物理的に距離があるのが普通なので、元の教室の仕事は次の人に引き継いでそれ以上は何もできないことが多い。
であるからして、組合員の後任の社員は、ゼミで授業を担当はしないので、3月頭から「転勤」になるはず。
しかし特に指示がないので、「元」と「新」職場の距離が極近の状況なので、この近日まで、両方の職場を行き来して両方の仕事をしていた。
(しかし、個別指導の社員の転勤は、3月下旬からの「春期講習会」開始と同時に次の事業所への「転勤」になることが多い。)
○I氏は、「内示の間は、転勤について、まだ他の社員には言わないこと」としていたのに、ゼミ校長や後任者に、「組合員が転勤を保留するように要求」していることを伝えたのがルール違反と言っている。
が、前述の通り正式辞令がなく、それに代わる唯一のものがあるとすれば。
それは2月初旬に会議資料に同封される「新組織図(各事業所の長の名前が入ったもの)」。
これが2月初旬に配布されている段階で、「辞令」ではないものの、転勤のことは、「社員に通知された」と考えられる。
であれば、K本部長にメールを送った2月16日段階で、すでに、「秘密」ではなくなっているのではないのか?
…次回、後半戦36協定に関連して、続きます。








