大阪教育合同労働組合 ウィザスユニオン

大阪教育合同労働組合 ウィザスユニオン

集団指導塾の第一ゼミナール、個別指導塾のファロス個別指導学院、その他株式会社ウィザスの様々な部門で働く、全ての人の労働環境向上のために活動しています。そして、全ての学習塾で働く皆さんのためにも活動したいと考えている労働組合です。

2014年、大阪教育合同労働組合のお力をお借りして、ウィザスの労働組合を設立いたしました。

現在に至るまで、
・過重労働の是正と適正な運営への転換
・パワハラ、セクハラの弾圧と再発防止
・適切な休日出勤、時間外労働の対価の申請ができる状態の形成
・不当な雇い止めの阻止
・上長の部下への適切なバックアップ、支援の要請
などの要望を実現してきております。

また、
・透明性の高い評価制度の実現
・納得度の高い評価の提示
・人材登用の質の向上
など、今後も社員がより働きやすくなる組織を目指しております。

ブラック企業のノミネートに塾業界が入ってしまう現代の日本社会の中で、我々は、我々自身の力も合わせて、そうならないように取り組んで参ります。

もしなにか気になること、困ってること、悩んでることがあれば、些細なことで結構です。是非ご相談ください!

【連絡先】
TEL:06(4793)0633 
FAX:06(4793)0644 
Mail:info@ewaosaka.org 
http://www.ewaosaka.org

組合支部のホームページは現在作成中です。

Twitterの更新も行っております。
https://twitter.com/EWA_withus

より前向きに、働きやすい会社を一緒に作りましょう!
これからよろしくお願いいたします!
Amebaでブログを始めよう!

ウィザス社員の皆様。それから学習塾業界で働いている塾人の皆様へ。

 

遅くなりましたが、昨年10月頃に告知していた、ウィザス労働組合のHPがいよいよ完成いたしました。

 

これ以降はブログに関しましては、新しいウィザス労働組合HPのブログページにて掲載してまいります。

 

これまで、このアメーバブログをご覧いただき、誠にありがとうございました。

 

今後は新しいHPにてブログを掲載していくので、そちらをご覧ください。ブログではこれまで出来なかった様々なことを、全国の学習塾で働く皆さんに発信していきます。

 

 

また、組合の名称も『大阪教育合同労働組合 ウィザス支部』から、

大阪教育合同労働組合 ウィザスユニオン

に改めました。

 

 私たちウィザスユニオンの新しいHPはコチラです。 

 

 

 

私たちウィザスユニオンは心機一転、これまで出来なかったことや、やろうと思っていたことを、新しいHPでチャレンジしていく所存であります。

 

私たちウィザスユニオンは、ウィザス社員および学習塾業界で働くすべての人達のため、学習塾の

職場環境や労働条件を改善するため、これからも頑張っていきます。

 

今後とも、何卒、よろしくお願い申し上げます。

私たちと提携するeisuユニオンから、三重県の大手学習塾eisuで発生した労働問題の続報が入りました。

 

それによると会議中、経営者が次年度に向けた社員への訓示の中で、有休をたくさん取っている部署があると指摘した上で、社員が有給休暇を取得すると不利益な取扱いを受けるかのような発言を行いました。

 

この結果、社員からの相談や要望がeisuユニオンに相次いでいるそうです。

 

eisuユニオンはすぐに会社に対し回答要求を行いました。回答文で会社は『eisu社員が有給休暇を取得することによって何ら不利益な取り扱いを受けることはない』と説明しており、社員の有休取得に対する制約やペナルティ等の不利益取り扱いを否定しました。

 

eisuユニオンの活動により、有給休暇の取得については従来と変わらず個々のeisu社員が自分の意思で自由に取得できることを、あらためて会社に追認させました。

 

詳しくはeisuユニオンのブログ

 

 

をご覧ください。

 

経営者がその雇用する労働者に、有休を取ると何らかのペナルティがあることを暗に告知し、労働者に有休を取らせないように仕向けることは、労働基準法に違反します。これは上司が部下にやったとしても同様に違法行為となります。

 

ましてや経営者が労働者に有休を与えない、有休を取得したことを理由に減給や降格を行うことも労働基準法違反になります。

 

 

ウィザスでも、有給休暇の取得については、紆余曲折がありました。

そして今も問題が残っています。

 

以下は、社員の大多数を占める、教室などの「現場勤務」の話です。

(人数の少ない、「本部」は事情が全く異なることが前提になります。)

 

2019年の法改正で、会社は、社員に最低5日は有給取得を取得させる義務が生じました。

 

2019年以前は、集団指導第一ゼミナールでは、社員は年間で担当する授業が決まっていますから、有給休暇を取得しようとすると、代講してくれる講師の手配が必要でした。

 

必然、費用もかかりますし、校長職以下の場合、上司の手前、申請しにくい雰囲気があり、ほぼ取得できないのが常識のようになっていました。

 

個別指導ファロスでは、有給休暇よりも遥かその前に、休日出勤した場合の対応すら満足な状態ではありませんでした。

代休を取ることはほぼ不可能、事務員さんのいる教室では振替の遅刻(遅出出勤)や、授業をしている講師に戸締りをお願いしての振替の早退、などでまず対応するよう言われ、当然「休日出勤手当」を申請もしにくい状態でした。

 

2015年から、2018年くらいまでは、ようやく「休日出勤手当」を出してよいことになっていました。

 

しかし、以前にも紹介した、就業規則を変更しないで作られた「就業管理マニュアル」の登場、2019年頃から、以前に逆戻りし、「休日出勤手当」の申請を行いにくくなってしまいました。

 

よって、「有給って、新婚の時くらいしか取れないよね。」というような状態が長く続いていました。

 

それが、上記の法改正の年、あたかも「ウィザスが働き方を改革する!」のようなふれこみで「ウィザスの働き方改革」というような言い方で、年5日は有給を取るように、ようやく通達が出されました。

 

社員は法改正を知らない、とでも思ったのでしょうか。

実際には、単なる法律の改正で、罰則規定も設けられたためにやむを得ず導入しただけのことですが。

 

以降、組合は有休休暇を含め、休日の確保に向けて様々な提案を行い、団体交渉を続けてきました。今も続けています。

 

問題もありました。

本来、有給休暇は労働者が自由に取得できるはずが、「有給推奨日」なるものが決められたこともありました。

個別指導ファロスでは今は原則、なくなりました。

 

集団指導ゼミナールでは「授業なし日」というのが設定されており、そこを活用して、交代で有給休暇を取るようにしていますが、逆に言えば、それだと「自由に」は取りにくいということです。

 

また、以前にも記載しましたが、有休休暇を取得するためには、個別指導ファロスでは自分で自分の教室から「1日教室長代理」を見つけなければならず、しかもその人件費を、自分の教室の「経費」として計上されてしまう、という問題が残っています。

 

これでは、利益の減少を恐れて、有給休暇など安心して取れないことになります。

小規模校で、利益が上がらないと判断されると、閉校されてしまう、という恐怖感も、あります。

 

さらに、ルールをまげて、少しでも「経費」を抑えようとする教室責任者も現れているのも報告されていますが、なんらの対応も行われていないのが現状です。

 

よって、「ウィザス社員は、条件が幾つかありながらも、かろうじて年5日の有給休暇を取れるようになった。」

というのが今の正確な状況です。

 

 

 

 

学習塾業界には「生徒第一」という自己犠牲を前提とした独特の労働観があり、有休を利用して仕事を休むことに抵抗を感じる人もいまだに多いです。また、有休制度そのものや、社員の有休取得に理解を示さない経営者も多いです。

 

教室勤務の場合、ほとんど有休が取れない。

休みたくても休めないという意見もよく聞きます。

また介護休暇や育児休暇などの整備は他の業界に比べて著しく遅れていると思います。

 

私たちウィザス支部は、学習塾業界に残っているこうした古い体質を改善していくことも、労働組合の役割の一つだと考えます。

 

ウィザス社員の皆さん、ともに立ち上がりましょう。

eisuユニオン、そしてeisu社員の皆さん。一緒に頑張っていきましょう。

今年に入りコロナ第6派が襲来し、オミクロン株に感染する人が全国で急増しています。大阪でも感染者数は連日7千人前後で推移しています。

 

オミクロン株は非常に感染力が高く、コロナワクチンを接種済みでも感染します。加えて今は受験シーズンの真っただ中でもあります。

 

コロナ第6派が蔓延する中、ウィザス支部と提携関係にある三重県の大手学習塾 鈴鹿英数学院の労働組合eisuユニオンから新しい情報が届きました。

 

それによると、オミクロン株への感染者が急増している状況にもにもかかわらず、eisuユニオンの中止要求を無視し、経営者の一方的な判断により多数の社員が集まる全体会議が強行され、eisu社員の多くが組合に相談しているそうです。これから社との闘争が始まる可能性もあるそうです。

 

詳しくはeisuユニオンのブログ(1月14日の全体会議の問題点(第1回) | eisu ユニオン (rouso.jp))をご覧ください。

 

このeisuユニオンのブログの中で、学習塾で働く塾人はすべてエッセンシャルワーカーであり、それだからこそ塾に通う生徒への影響を常に考えて行動すべきであり、そういった人たちを雇用する学習塾の経営者は、もし社員が感染した場合、生徒や保護者、授業に与える影響を常に意識して経営判断すべきことを指摘しています。

 

 

この点、現在のウィザスでは、新型コロナの問題が始まってからは、一度だけ対面の大きな研修がありましたが、それ以外の会議、研修の全てはオンラインで実施されています。

 

また、2020年、新型コロナについてほとんど情報がない状況でしたが、その危険性を考慮して、以下のような交渉もしてきました。

 

社員の出勤を目標として7割以上減らすこと。

社員の健康、安全確保の観点から、希望する社員の自動車通勤を認めること。

会社が新型コロナを理由に休業する場合は、100%の休業補償を行うこと。

従業員が新型コロナに感染した場合に備え、新たな有給休暇を設定すること。

顧客に感染予防対策で誤解を与えるような発信は慎重に行うこと。

などでした。

 

全ての要求を実現できたわけではありませんが、会社も、そして社員も、意識を高めてもらうことは出来ました。

 

 

コロナ禍で経済が落ち込んでいる中、塾業界だけがその影響を受けないというわけにはいかないでしょう。

 

経営側の立場に立って考えた時、売上利益を確保するために、社員に奮起を促したい、という気持ちだったのだろうと思います。

社員を集めて、直接語り掛けたい、という気持ちからの決定なのでしょう。

 

しかし、それは経営者の思惑通りの効果を上げるとは限りません。

対面では、確かにそれを聞く社員の反応が見られる、という利点はあるでしょう。

ですが、本当にそれが社員の心に響いているのか、保証はありません。

 

 

それに対して、聞く社員側には、オンラインのメリットは多くあります。

まず、話をする人の顔がしっかり見ながら聞ける、ということです。

対面型の大きな会議では、話者の顔はほとんど見えません。

 

ですが、オンラインで画面であれば、本当に目前で話をしてもらっている感覚が得られます。

テレビやYouTubeと同様の親近感を与えられる効果があります。

 

 

それに対して、「社員を集める」ということは。

 

全社員の移動にかかる交通費。

会場を手配する費用。

準備する社員の時間あたりの経費。

集合させられる社員全員の往復の時間も全てコストです。

 

それらを犠牲にしてまで、経営者の自己満足のために、社員を集めて話をするほどの効果性があるのか。

それほど社員の士気を高められる話ができる自信があるのか。

 

そして何より。

新型コロナ罹患の危険に社員を晒してまでやる価値のあることが、どれだけあるのか。

 

コロナ禍はそれらのことを改めて考える機会を与えた、と言えなくもないでしょう。

 

 

eisuユニオン、それからeisu社員の皆さん。

今すぐに全ての想いがかなうとは限りませんが、正しいと思うことは正しいと言い続けることが大切です。

 

諦めずに、訴え続けることが大切だと思います。

共に頑張りましょう。