「誰のどんな悩みを解決するのか?」
はよく聞かれる「問題」の明確化になります。
意外とこの問題を明確にするのが難しいケースがあります。
例えば、「えらが張っているので困る」、というのは一見、問題のようにも思いますが、
実際は違っています。
理由はターゲットで女性が「えらが張っているので困る」とはこのような言語を
言わず、使わず、認識していないケースも多いです。
もっと違う言葉としてと捉えているケースがあります。
今回はここを例にして展開したいと思います。
婚活している女性でプロフィール写真の撮影時、
自分と同性知人と比較したとき
(写真を撮ったりするとき)顔が大きく見えることが問題としたときに、
こんな見立てをして考えてみると更にニーズが深堀できます。
お客様のお考えは自分の顔が知人と
比較して写真や動画に映った場合に小さく見えたら嬉しいということですね、
ということは、「小顔になれる」という言葉を聞いたら
”いいな”と感じますか?」というように、実際に聞いて確認します。
更に、インサイトとしては、
(自分の顔が写真や画像に映った時に大きく見えるのが嫌だという凹んだ気持ち)
の理解が合っているか、
そのインサイトを表すキーワード
(自分の顔の大きさをどうにかしたい)は何を意味しているかを
確認するための質問を探していきます。
お客様の深層心理や真のニーズを理解することは、
効果的なマーケティング戦略を立てる上で非常に重要です。
それでは、あなたのターゲット設定に従い、具体的な質問事例をお薦めします。
ケース:
ターゲットが「自分の顔が大きく見えるのが嫌だ」と考えている方で、
そのニーズに対してアプローチする場合。
仮定するターゲットが、「対策を色々検討してかなり詳しい状態」
(5)で、「小顔」についての知識はあり、
興味も持っているがまだ具体的に行動を起こしていない(4)としましょう。
#1つ目
今までに、小顔効果を感じられる製品やサービスを調査したことがありますか?
顧客がどの程度調査しているかを確認し、さらに興味を引くためにどうリーチするかを考える。
#2つ目
市場には多くの小顔になるための製品が存在しますが、その中で最も魅力的に思う製品は何ですか?
顧客が既に持っている知識や選択基準を把握することで、最適な提案を行う。
#3つ目
小顔になるための最も効果的な方法があったとして、それを試してみたいと思いますか?
顧客の行動意欲を探るとともに、最適な提案を行う際の参考にする。
#4つ目
あなたが小顔になるために最も重要だと思う点は何ですか?
例えば、安全性、即効性、コストなど。
具体的なニーズを把握し、そのニーズに応える提案を行う。
#5つ目
現在使用している製品やサービスがあれば、それに対する満足度や改善点を教えていただけますか?
顧客の現状の満足度と潜在的な不満点を確認し、より良い提案を模索する。
これらの質問を通じて、ターゲット顧客のインサイトを深く理解し、
そのインサイトに基づいた適切なマーケティングメッセージを構築することができます。
顧客が「小顔になれる」という言葉に魅力を感じるかどうかを具体的に確認し、
商品やサービスのアプローチを最適化してください。
誰のどんな問題かを明確にするためには、やはり実際の声をベースに考えないと
問題が明確になりません。