1個あたりのコストが100円ぐらいは上がる物流費! | 通販プロデューサー

通販プロデューサー

売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

2024年には、トラックドライバーの「年間時間外労働」の
上限が年間960時間に制限される
「2024年物流問題」が発生することが予想されています。

 



この問題が引き起こす影響は、EC事業者にとって甚大であると考えられます。
上場企業の関連会社のスクルール360のEC物流のプロの高山氏によると

ドライバーの賃金アップのため、配送業者が荷主や
利用者に転嫁することによる運賃値上げが懸念されており、
EC事業者が受ける影響は甚大だとされています。

また、物流・配送周りの自動化・効率化も進んでおり、
EC事業者が取り組むべき課題は山積しているとのことです。

この問題に対する施策については、
EC・通販事業者の82.3%が危機意識を持っており、

配送コスト増加や商品到着の遅延に不安を抱いていることが
調査で明らかになっています。

そんな中、EC物流は、企業がモノやサービスを
直接個人に提供するBtoCが基本となるため、

企業へが基本のBtoBと比べ物量が少なく、
配送先が多岐にわたることが大きな特徴です。


配送時間や料金が異なるなど、個別対応がメイン 
また、倉庫から店舗に出荷するBtoB配送とは異なり、
各ECサイトごとに配送時間や料金が異なることや、

購入者の購入頻度などによるランク付けなどで
配送までの時間や配送料が違うなど、
EC物流では個別対応がメインとなります。


ギフト仕様などのラッピング対応が多い 
そのほか、お歳暮・お中元・クリスマスなど季節ごとの

プレゼントや、誕生日や記念日などのギフト仕様などで
ラッピング対応が増えることも大きな特徴です。

包装する、化粧箱に入れる、リボンを付ける、
メッセージを添えるなどを依頼されることが
多いのもEC物流ならです。

簡単にまとめるとスケールメリットがでずに、多岐にわたる
依頼があることが前提なわけです。

しかしながら、BtoCであるがゆえに、一度のミスが致命的になります。  
届け先(お客様)にとって荷物は、"一期一会"の
かけがえないものであることも大切な要素です。

 倉庫にとっては1億分の1のミスであっても、
お客様からすれば1分の1であり、

一度のミスでその企業に対する印象を
決定づけることにもなりかねません。

場合にはよっては、大切な顧客を失うことにつながります。
同時に、こうした失敗が起こると、
荷主からの信用を一気に失う危険性もあります。

その意味でEC物流のBtoC倉庫はBtoB倉庫より、
小さなミスに対してもはるかにシビアな現場と言えるでしょう。

だいたい1個あたりのコストが100円ぐらいは上がることを覚悟して
通販ビジネスを捉える必要があります。

詳しくは、こちらでセミナーを開催します。