人を集めてから販売し、SNS運用を外注化しながら成功に導いた
会社、Warby Parker(ウォービー・パーカー)、アメリカ合衆国の眼鏡ブランドの
事例についてご紹介します。
このブランドは直接消費者にメガネを提供することを目指しています。
所謂D2Cです。
顧客はオンラインでフレームを試着し、
自宅に試着セットを送ってもらうことができます。
試着後、顧客はオンラインで注文を行い、
製品は工場から直接顧客に送られます。
なぜWARBY PARKER(ワービーパーカー)が
”世界でもっとも革新的な企業”まで成長したのか
“メガネ選びは簡単で、楽しくないといけない”
をブランドコンセプトとしてサービスを拡大しています。
世界中では、15%の人々がメガネを持てないがために視力を失い、
仕事をすること、学ぶことができないという事実があります。
「見る権利は全ての人にある」
そんなWARBY PARKERが掲げるビジョンを
社会に提供するために、手がけた施策をご紹介します。
良いものを良い価格で
金額設定もブランドの一つという考えがあるので
全て統一価格、95ドルにすることで、
きちんとした価格設定になると決定しました。
WARBY PARKERは5つのフレームを
5日間試着できる無料トライアルを提供しています。
しかも送料は無料となり、約1週間で自宅に届けてくれます。
例えトライアルだったとしても、
オンラインストアで商品を届ける時の演出をしっかりすることで、
顧客に疑似体験をしてもらいSNSの拡散を後押しに成功しました。
このように、人を集めてから商品を作り、
運用を外注化する 通販D2Cブランドの事例は海外には存在します。
彼らは、ミレニアル世代の49%が
「SNS を通じたブランドとのインタラクションを好む」
とのデータを持っていました。
商品を買うことで、顧客はインセンティブを持ち
SNSで発信したくなる。それが、自ずと自社のPRに繋がることへ導きました。
また、インスタグラム上でハッシュタグをつけて相談を投稿すると、
実際のスタッフが相談に載ってくれるということも同時に行います。
このように、SNSの中でも、血が通ったコミュニケーションを行うことで
顧客に満足感や安心を与えることを実現しました。
Warby Parkerは、初期から外部の
ブランディングファームであるBradbury Lewisと契約しており、
ブランド作りに着手しています。
このBradbury Lewisを通じて、「Vogue」や「GQ」の
編集者とコンタクトを取りながら関係性を構築しています。
良質なプロダクトが一般的なメガネの1/4の価格で手に入ることや
そのビジョンに共感をした雑誌の読者を中心にSNSで拡散されていきました。
その結果として、雑誌の販売からわずか
3週間で年間販売目標数を達成し、
4週間目には20,000人の待機顧客を作り上げたのです。