D2Cや通販化を目指す上で、
マーケティングがイマイチの場合は、既に勝負がついて
いるケースが多いからです。
まずは、最低でもフレームワークを使って
漏れ抜けが内容に、自社の立ち位置と価値提供を
言語化してみてください。
その言語化はこのような構文で作成することが
できます!
価値提供は、私の会社自慢をいたしますと〇〇です。
2023年に注力したい商品は▲▲で、
対象顧客は◆◆に悩む※※の人です。
フレームワークと対応している経営者も多いので、
それらの説明も添えて説明します。
2.1 市場分析
マーケティングの初期段階として重要なのが、
その企業が属する業界の内部と外部環境を調査分析です。
マクロとミクロの情報収集して
それに対する解釈の意味付けをします。
「自社の強み」・「顧客に対しての価値は何か」
を分析することがとても重要です。
このステップの主なフレームワークは、次のものです。
○PEST分析:
外部のマクロな環境調査を
おこなうためのフレームワークです。
外部環境とは
・政治(Politics)・経済(Economy)
・社会(Society)・技術(Technology)
の4つを指します。
○3C分析:
外部環境として
・顧客(Customer)・競合(Competitor)
内部環境として
・自社(Company)
の調査をおこなうためのフレームワークです。
主観を入れずに客観的な事実のみの情報を集めるとともに、
顧客を軸として見ていきます。
○SWOT分析:
自社を軸に、4つの観点で見ていきます。
4つの観点とは、
・強み(Strength)・弱み(Weakness)
・機会(Opportunity)・脅威(Threat)
です。
PEST分析や3C分析が
事実を集めることが主になります。
一方、SWOT分析はそこで
集められた情報から、
戦略目標を導き出すための意味付けの
解釈を加えていくのが特徴です。
2.2 セグメンテーション
セグメンテーションは日本語にすると、
市場細分化と言われます。
市場分析の結果を踏まえ、
自分たちのビジネスにとって
最も適した市場を見つける役割を担います。
適した市場を見つけるためには、
その市場にいる消費者のニーズや
価値観をもとに分析していきます。
2.3 ターゲティング
ターゲティングは、セグメンテーションと
深い関係性があります。
セグメンテーションで細分化された
市場内のニーズを考えた上で、
自社の商品やサービスが最も
強みを出せる場所を選ぶことが
ターゲティングです。
自社の強みを生かすためには、
市場動向や顧客の属性、
競合企業の存在をよく分析することが大切です。
セグメンテーションが市場細分化
と呼ばれるのに対し、
ターゲティングはその中での
勝てる市場を見極める行為になります。
セグメントが分類なのに対して、
ターゲティングはその中の誰に対してか
という人と捉えても良いです。
2.4 ポジショニング
ポジショニングもセグメンテーション
ターゲティングのふたつと
セットで捉えておく必要があります。
セグメンテーションで細分化された市場、
その中で設定されたターゲットに対して、
自社の商品やサービスの
価値を認識してもらうステップになります。
ターゲットに認識され選択して
もらうためには差別化が重要です。
セグメンテーションの分類、ターゲティングの誰に
というのに対して、
ポジショニングはどの立ち位置で
といった捉え方をすることもできます。
ポジショニングで役に立つ
フレームワークとして、ポジショニングマップ(2軸)
があります。
○ポジショニングマップ:
業界内における、自社の位置づけを示す
XY軸の二次元のマップです。
独立性と重要度が高い縦軸と
横軸で構成します。
競合と重ならない空白の
位置を取るようにすることがポイントです。
将来的に優位に立てる
位置を取るというのもポイントです。