ITが進む中、データドリブン
マーケティングが流行っています。
企業内外のさまざまな情報源から
ビッグデータを集めて分析しています。
マーケティング決定を促進し、
最適化するためにデータエコシステムを
構築する活動のことです。
コトラー氏が提唱したマーケティング5.0
の要素のひとつであり、有望な手法であるにもかかわらず、
実際にデータドリブン・マーケティングの
メリットを享受している企業は多くありません。
データドリブン・マーケティングの
構築のためにどのようなステップが
必要なのかみていきましょう。
ステップ1
データドリブン・マーケティングの目的を決定します
データドリブン・マーケティングの使用例は多くあります。
また、活用範囲も広いです。
たとえば新しい製品・サービスのアイデアを発見したり、
市場の需要を予測したりもできます。
CXのパーソナライズ化やカスタム化にも役立っています。
しかしデータドリブン・マーケティングに取り組む際は、
一つの目的に絞ることが重要です。
途中から目的を変更してもなかなか成功しません。
データドリブン・マーケティングの専門的な事柄は、
プロジェクトにかかわる組織に
とって馴染みのあるものではないかもしれません。
人間は生まれつき、自分が理解していないことに
対しては警戒心を抱きます。
ステップ2:
必要なデータを特定し、
それらのデータが入手可能か否かを確認します
デジタル時代の今日、データの量は爆発的に増加しています。
ビッグデータは万能な分類方法はありません。
しかしながら、データソースによって
分類して実用化することは可能です。
・ソーシャルデータ
・メディアデータ
・ウェブトラフィックデータ
・POS取引データ
・IoTデータ
・エンゲージメントデータ
と様々あります。
マーケターは事前に決定した目的のために、
どのデータが入手可能か確認し、
社内外のデータの記録や状況を確かめる必要があります。
ステップ3:
統合データエコシステムを構築します
入手したデータセットは、単一のデータ管理
プラットフォームに保管することが肝要です。
そうすれば、マーケターはデータを総合的に
捕捉、保存、管理、分析することができます。
システムは自動化が見込まれますが、
いったん構築して終わりではなく、
新しいオファーやキャンペーンを定期的に設計する
必要があることを忘れてはなりません。
ビッグデータの登場は、これまでのマーケティング
環境を大きく変化させました。
顧客データは爆発的に拡大しています
重要なことは、具体的な目的を定めることです。