システム屋さんと打ち合わせをしていると
こんなことを言われました。
言葉やニュアンスが伝わらないことは
たくさんあります。
今回は、こんな事例になります。
基本的に商品(サービス)一つにつき
LPやサイトに松竹梅という形で
全体として商品数だけ
3x3x3・・・
というイメージでしょうか。
お手数ですが、ポンチ絵のようなものをお願いします。
ここでは2つ難しい内容が含まれていますので
解説していきます。
松竹梅の価格設定とポンチ絵の2つです。
まずは、松竹梅ですが、松竹梅効果は
人はちょうど良いもの・無難なものを選ぶ
という傾向を上手く利用した手法です。
別名ゴルディロックス効果と呼ばれています。
真ん中が選ばれやすいという心理効果のことです。
たとえば、あなたがデジカメを購入しようとしているとき、
15万円の高性能のカメラ
10万円の無難なカメラ
5万円の必要最低限の機能のカメラ
のどれを選びますか?
おそらく10万円のデジカメを購入しようと
思った人が一番多いかと思います。
こんな感じで、人は無意識に
真ん中を選んでしまう傾向があるそうです。
そして、その比率は、上から2:5:3
といわれています。
選ばれやすい「竹」を利益率が高い商品にすることで、
販売利益を最大化することができます。
ただし、この効果を活用する際に気
を付けなければならない点が2つあります。
1つ目はむやみに選択肢を増やしすぎないことです。
必要以上に増やしてしまうと、
選択することを放棄してしまう
「選択回避の法則」が働き、そもそも購入に繋がらないケースが
発生します。
2つ目は必要以上に価格を上げた“松”を用意しないことです。
単純に利益を出したい!という気持ち
だけでむやみに高く設定した“松”を用意すると、
お客様の信頼を失いかねません。
ライバルの価格設定を気にしながら
慎重に価格設定をしてください。
次にポンチ絵ですが、
ポンチ絵とは、これから開発する製品のイメージを
伝えるために使う手法です。
手描きで手軽に描くのが一般的です。
ポンチ絵という言葉自体は、
漫画絵や漫画雑誌を語源とするとされています。
ポンチ絵は、日本の明治時代に描かれた
浮世絵の一種で、滑稽、諷刺的な絵を指していたそうです。
主に製造や建設などの業界における
開発現場で使われてきましたが、
IT業界などの開発においても
効果的な方法の一つとなります。
開発の概略や構想などを表現するものなので、
まずは開発者の意図が伝わることを優先して
作成しなくてはなりません。
必要であれば、補足の絵を
複数追加することもあります。