コト付きモノで体験化するアイデアから価値を高めてみましょう! | 通販プロデューサー

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売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

オメガ理論の具体的な6ステップは、
以下の通りです。

ファンコミュニティのつくり方になります。

A リストのランク分けをする
B ランク別にお悩みを抽出する
C 1オーダーあたりの単価を上げる
D 発信し独自の価値を提供する
E ユーザーを巻き込みながら新しい価値を共創する
F コト付きモノで体験化する

前回に引き続き、今回は最後のF
【コト付きモノで体験化する】をお伝えします。

 



本題へ

一般的にはモノ消費は、ユーザーがお金を使う際に、
商品の所有に価値を見出す消費傾向のことで
昔ながらの通販ビジネスの醍醐味です。

一方、コト消費とはアクティビティやイベント
リゾートホテルなど、所有では得られない
体験や経験に価値を見出す消費傾向のことを指します。

コロナ禍でこのコト商品が一気にブレイクしました。

1月13日には、
WOW RIDEは透過有機ELディスプレイ

で車窓そのものをコンテンツ化した
“世界初”の都市観光バスが発表されました。

2月10日から1日4便で運行されます。
私も予約をしています。

江戸時代の町の様子も
VRとAR映像を車窓に投影することで、

新しい観光体験を提供されるようで
歴史も感じることができます。

このように、コト消費は7つほどあります。

純粋体験型コト消費
旅館やホテルの宿泊やアクティビティ主宰の
企業が提供する商品=体験となっている消費のことを言います。

体験を通して、そこでしか得られないモノを
販売するなど、モノ消費につなげることも出来ます。

例、
木々を1,000灯の光で照らしだす中、
東京都内で雲海が出現し
庭園ライトアップが魅力のホテル椿山荘東京。

イベント型コト消費
イベント自体で利益を得るのではなく
あくまでもフロントエンドになります。

イベントで集客したのち、モノ消費につなげます。

例、鬼滅の刃「鬼滅祭 -アニメ参周年記念祭」
IN 幕張メッセ 4月16日開催。
たぶん、映画の告知があるかもです。

アトラクション施設型コト消費
アトラクション施設を併設することで集客して、モノ消費につなげます。

例、空に近い森のアウトドアリゾート
『ETOWA KASAMA(エトワ笠間)』

外の自然と北欧風インテリアで
憧れの暮らしをテーマに注目を集めて
います。

時間滞在型コト消費
長時間滞在してもらうことを目的とした消費です。

滞在中にモノ消費へつながるような
仕組み作りが重要になってきます。

カフェと併設した入場料付きの本屋「文喫」などが
有名でゆっくりと本を選ぶこともできます。

コミュニティ型コト消費
コミュニティを形成し、モノ消費へとつなげる消費です。

例えば、
アーティストなどのファンコミュニティがその代表例です。

また、サーフィンショップでサーファーが集まり、
コミュニティを形成し、情報共有をするなどもそうです。

ライフスタイル型コト消費
ライフスタイルに沿った商品を提供することで、
ファンになってもらう消費を言います。

例、ポルシェが世界で展開するブランド体験施設で
ポルシェ専属インストラクターによる本格的な
マンツーマンレクチャーが体験できる

買い物ワクワク型コト消費
店内のレイアウトや雰囲気、

商品の魅力が伝わるような演出をすることで、
買い物自体がワクワクするような仕組みを作る消費です。

例、ジャパネットグループは、
2017年7月に豪華客船をチャーターし
商品化したクルーズ旅行のテレビ通販を始めました。

番組内では客船での食事や
エンターテイメントショーなどの魅力を紹介し、
朝食のルームサービスを無料で行う
などのオリジナルの特典がありました。

このように、アイデア次第で組み合わせは沢山あります。

思い入れがある商品やサービスを
押す前に一度、ユーザーやファンにしっかり
ヒアリングをすることをお勧めします。