リブランディングで売れるようになるためには、
大手(上場企業)企業のリブランディングで成功した
事例から紐解くとよくわかります。
本題へ
そのためのヒントとなる掛け算は
リブランディング=新規性【ターゲット変更】×ストーリー性×付加価値
です。
今回は、この新規性にフォーカスします。
この新規性×ストーリー×付加価値の掛け算の中でも
新規性を明確にターゲット変更すると
ストーリーやその後の付加価値も変わります。
リブランディングには、
新規性、特にターゲット変更は有効です。
そのためには、大手企業のリブランディング事例から
研究することも非常に重要です。
新規性×ストーリー性×付加価値の掛け算を
うまく構成することによって、
既存のターゲット層に存在する商品であっても、
まったく新しい商品群として
切り口として蘇らせることができるのです。
新規性は、製品の特長だけではなく、ターゲットを
変更するのも含まれます。
具体的な事例を紹介します。
大塚製薬のシーブリーズはとても有名です。
大手企業も例外なく、この公式を使っているので怖いです。
ターゲット顧客の変更で、
売り上げが低迷していた製品が
息を吹き返した事例を紹介しておきます。
元々は、家族をターゲットに、お肌のトラブルを解消する
家庭常備の消毒薬として認知されました。
万能スキンケアローションとして売り出されました。
サーフィンなどのマリンスポーツファンの
都会の若者から人気を得て
家族から若者へとターゲットを変更しました。
若者に人気のタレントを起用し、
夏や海をイメージするCMを大量投下し、
夏の定番ブランドとして成長しました。
若者の75%の人が海やプールに行く回数が減った
もしくは行かないという行動結果になり、
新規性を(ターゲット層)を大きく舵を切りました。
海から街へ大きく変更し日焼けケアから
汗ケアへとコンセプトを変えました。
高校生、とりわけ流行を生み出す
女子高生へとコアターゲットを変えたのが
売れるコンセプトです。
高校生の日常に近い学校での撮影や
共感を得やすい等身大のタレントを登用しました。
パッケージも高校生を狙ったカラフルなボトルにし、
香りも増やし売り上げも回復し、売れる商品に復活しました。
ヒントとなる切り口は、雑誌の見出しだったりします。
雑誌のターゲット層は、見込み客のライフスタイルまで
踏み込んでいるのでとても参考になります。
見出しにはターゲットに「刺さる」 言葉遣いや
表現がたくさん載っていますので、
メモなどをとってストックしておくと役立ちます。
これらのストックの中から、ターゲットの関心に響く
キーワードを抽出して、商品の新規性にならないか?
または、ストーリーをつくれないかと考えてみてください。
このようにターゲット変更で新規性を出し
市場を開拓することも重要です。
しかしながら、既存ターゲットの対応も重要です。
同社は、家庭常備薬を訴求している
既存パッケージも維持しています。
長期トレンドの変化に気づける
時系列調査の重要性の事例でもあります。