Google式の目標管理術「OKR」とは何が優れているのか? | 通販プロデューサー

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売れない商品を売れるヒット商品に変身させる
通信販売に魔法をかける専門家

これまで目標管理に
MBO(Management by Objectives)
やKPI(Key Performance Indicator)
といった指標を使ってきたことはありませんか?

それらの指標管理と違う方法があり、
しかもあるGoogleも使っている
目標管理術を導入するコツをお伝えします。


本題へ

10%成長ではなく
10倍成長を目指す「10X」思考法って
ご存知ですか?

私は、社内とグルコン生に対して
2週間に1回実施をしています。

挑戦的な目標を掲げることを求める
OKRの有効性を10X(テンエックス)
というキーワードで言われています。

10Xとは10%アップの成長を目指すのではありません。
10倍成長を目指せという考え方です。

スタートアップ的な成長を続けられる会社は、
常にスケールすることを考えています。

OKRは10Xと呼ばれる飛躍的な
目標を実現するための目標管理手法です。

この10Xという思考法は
グーグルの文化としても息づいています。

有名な開発秘話ですが、
グーグルのChrome OSを搭載した
ノートパソコンChrome bookは、
最短6秒で起動というコンセプトの製品です。

商品の開発段階から
電源を入れてから10秒で
Gmailが使える製品が目標となっています。

このように欧米だけではなく、
日本の企業にもOKRを
導入するポイントがあります。

実際にOKRを導入するには
何が必要になるのでしょうか?

3つあります。
1つ目
フォーマットを準備する
2つ目
そのフォーマットの使い方と目標の書き方を説明する
3つ目
定期的に全員で10Xを共有する

です。

OKRを導入したという意識を持ち、
ディレクションができるポジションにいる人物を
まず1人見つけることがその第一歩です。

そうです。

自分が作業というシゴトをするのではなく、
あくまでも、自分たちのチームは、いつまでに、何を
どうするのか?をスケジュール管理するディレクター
の視点がないと生まれてきません。

作業=手足を使う・シゴトではない
仕事=頭を使う・仕事である

特定の部署やプロジェクトの
一部から始めるのも良いです。

OKRのよくある失敗は
目的と手段の混同と完璧な目標設定にしてしまう
ことにあります。

OKRは
・目標(O)
・達成のための定量的な指標(KR)

この5W1HでKRは数値を書きます。
また、手段を書くのではありません。

商品の認知度向上を目指す
という目標の達成のための
KRは、PRに3回掲載させる
と設定します。

このように、3回掲載という
定量的な数値が必要になります。

しかしながら、目的か手段かを
理解する必要があります。

OKRで重要なことは、
無機質な数字目標よりも
企業のミッションやビジョンに直結している
ことになります。

事業に対する『共感』によってディレクションが生きます。

OKRで掲げた目標に対して、
メンバーが自分ならこうする
と思えることが大事です。

コロナ禍においてのリモートワークの
環境下でもOKRは有効です。


OKRの肝はチームの組織の成長にコミットすることで
個人の評価と結び付けてはいけない
という点と60%OKという意識で精度よりスピードを
重視することになります。