スキーマー-為替ディーラーのスキーム- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も為替ディーラーのスキームを確認していくっす。
今回は為替ディーラーのスキームのまとめす。


為替ディーラーとは、
為替市場の流動性を確保する対価として、
顧客と市場の売買の差額を利益として取る
トレーダーのことっす。

為替ディーラーについては、
こちら をクリック。


為替ディーラーは大きく分けて、
カスタマー・ディーラー(顧客へのセールス)
インターバンク・ディーラー(銀行間取引)、
プロップ・ディーラー(ポジションテイカー)、
の3種類に分かれるっす。

カスタマー・ディーラーは、
市場に流動性を提供する

(お客さんが好きな時に売買できるようにする)対価として、
スプレッドや売買手数料によって、利益を上げ、

インターバンク・ディーラーは、
カスタマー・ディーラーが抱えた在庫によって損失が出ないように
銀行間市場での取引によって売買のバランスを取る
ことで、
在庫リスクをコントロールしているっす。

どのように在庫管理をするかというと、
需給バランスをもとに、気配値を調整して、
売りに偏り気味になると、買いを誘発し、
買いに偏り気味になると、売りを誘発するっす。

具体的な在庫管理の方法はこちら をクリック。


これは、トレンドフォローとは、
全く逆のトレード手法である
カウンタートレードに似ているっす。

カウンタートレードとは、
高値圏で売り、安値圏で買うという
トレード手法っす。

上昇時(高値圏)では売り、
下落時(安値圏)では買いを入れるという、
逆張り(トレンドとは逆の注文を入れる)
トレード手法のことっす。

為替ディーラー(インターバンク・ディーラー)は、
実際は反対売買するわけではなく、
単に銀行間取引で流動性を提供する
(売りも買いも両方入れる)だけですが、

値動きとしては、トレンドとは逆の注文を誘発するわけですから、
大口顧客がカウンタートレードを入れるのと同じような結果になるっす。
つまり、トレンドに逆らった値動きになるってことです。
(ノДT) マタ ダマサレタ・・・


金融市場での取引量が圧倒的に多い
為替ディーラーたちの売買を予測するためには、
彼らは需給バランスを元に気配値を調整しているということを
覚えておけば役に立つっす。

どんな経済指標であろうがニュースが流れようが、
売りに偏り過ぎていたら、買いが入りやすい状態だろうし、
買いに偏り過ぎていたら、売りが入りやすい状態であるということっす。

つまり、我々個人トレーダーは、
トレンド(値動きの方向性)だけでなく、
需給バランスがどうなっているかにも
気を配る必要がある
ってことっす。

さもないと、経済指標やニュースに惑わされ、
いい結果(またはニュース)が出たから、上がるとか
悪い結果(またはニュース)が出たから、下がるとか決め打ちしてしまうと
値動きに反する予想になってしまうということっす。

ここまでが基本ですが、
だったら需給バランスだけ意識して
カウンターばかり狙っていれば良いのかというと、

ブラックマンデーやリーマンショックのような
極端な相場が来てしまった時に、
利益どころか種銭までほとんど消し飛ぶことになるっす。
(ノДT) ジッサイ 400マンイジョウ トバシチャッタヨ・・・


じゃあ、そんな時、どうすればいいか?
それはそういう相場で勝っている人たちを
真似ればいいと思うす。

そう、情報トレーダーやプロップ・ディーラーっす。

情報トレーダーはファンダメンタル分析を元に
市場が過熱気味の時には、「空売り」を、
市場が減速気味の時には、「買い叩き」を仕掛け、
プロップ・ディーラーは、そんな情報トレーダーたちの動きに乗っかるっす。

そんな情報なんか一般市民に回ってこないから
わかんないよって思う方が
大半かと思いますが、

情報トレーダー達が動くのは、
ある金融市場が過熱気味、もしくは減速気味だと判断した場合、
つまりファンダメンタル分析による
長期的な判断に基づいて行動するので、

(私見ですので、絶対そうとは言い切れませんが、)
月足チャートでサポート(またはレジスタンス)が割れた時、
一旦、手仕舞って様子を見るっていうのも
一つの防御策かと思うす。
(`・ω・´) リベンジ シテヤル!


まとめると、外国為替でレバレッジをかけてトレードをするような場合、
短期的な需給バランスがどうなっているかを意識しながら
60分足やそれより短いローソクを見て
トレンドに基づいたトレードしつつも、

一日に一回位は、月足や政策金利を把握して
現在はデフレなのかインフレなのか、
それはいつ反転するのかを念頭に置いておいた方が、
極端な相場になる前に、身を守る心構えが出来るということっす。

口説いようですが、相場に絶対はないので、
エントリーは慎重に、ロスカットは早めにを
徹底することも忘れずに・・・


余談ですが、為替ディーラーに限らず、
(株式や先物などの)ディーラーも
同じスキームのはずっす。

ただ、そちらの方のディーラーのスキームは
書籍などがあまりなく、理解度も低いので、
今回は為替ディーラーに限定したっす。


次回はスキーマー編(前半)のまとめっす。
それが終わったら一旦、
経済の基本部分をよりわかりやすく
説明していきたいと思うす。


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こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。