スキーマー-準備預金制度- | The wonder of neeton

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チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回も銀行のスキームを確認していくっす。

「現金」を作ること(発券)ができるのは、
中央銀行だけですが、
「銀行預金」は民間銀行によって、創造されるっす。

民間銀行が、実際には所有していない現金を、
融資することによって、
お金を借りた人の銀行預金だけが増えるっす。
これを信用創造と言うっす。

しかし、民間銀行が、無制限に融資=信用創造を続けると、
国家のクレジット(信用)が低下するっす。

そうならないように、中央銀行は、
様々な金融政策 で、マネーサプライ(≒信用創造)を、
コントロールするっす。


その中の預金準備率操作を行うための制度である
準備預金制度を詳しく見ていくっす。

準備預金制度とは、金融機関に対して保有する
銀行預金の一定割合以上の金額
(準備預金額)
≒民間銀行の自己資本となる現金を、

一定期間の間に中央銀行である日本銀行の当座預金へ
預金することを義務づける制度っす。
(`・ω・´) ムセイゲンニ カシチャダメ


この制度によって、銀行預金の種類と保有している
銀行預金の規模ごとに、保有する銀行預金に対して、
日本銀行の当座預金に預け入れないといけない
準備預金額の割合が決められているっす。

これを預金準備率、または支払準備率というっす。
この預金準備率の変更によって、
民間銀行の融資額(信用創造の量)をコントロールするっす。

定期預金など流動性の低い預金の預金準備率は
普通預金などの流動性の高い預金に比べて低く、
同じ預金の種類でも、預金残高が増えると
預金準備率が高くなるように設定されているっす。

預金準備率については、こちら をクリック。
(。・ε・。) トリツケサワギハ オコナサイヨウニ!


仮に、現在の日本銀行の預金準備率が0.1%ならば、
民間銀行が100万円の現金を日本銀行に、
準備預金として当座に預金すれば、

1,000倍の10億円まで、実際には保有していないお金を
個人や企業に貸し付けることが、法的に許可されているっす。
∑(゚Д゚) ツナワタリダナ・・・


日本銀行が預金準備率を引き上げると、
民間銀行は、準備預金に対して、
融資ができる割合が減少するので、
合わせて融資(=信用創造)も減少するっす。

逆に、預金準備率が引き下げられると、
民間銀行は、準備預金に対して、
融資ができる割合が増加するので、
合わせて融資(=信用創造)も増加するっす。

このようにして、預金準備率の変更によって
マネーサプライ(通貨供給量≒信用創造)の調整を行うことを、
預金準備率操作
というっす。

しかし最近では預金準備率の変更が、
金融政策で用いられることは少なくなっており、
日本銀行は1991年10月に準備率を変更して以来、
現在(2012年7月)まで預金準備率の変更を行っていないっす。
(;´Д`)ノ マタ ニチギンハ ホウチプレイ デスカ・・・


次回は、信用取引の歴史を確認するっす。


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こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。