引き続き、仕手筋について、説明していきたいと思うす。
仕手本尊の西田晴夫氏は、
様々なスキームで個人投資家を釣り、
仕手戦で大成功を収めたっす。
このようにして得た多大なる資金を元手として、
西田氏は、さらに大きなスキームを構築していくっす。
証券会社のスキームで説明しましたが、
増資(発行株式を増やすこと)によって、
企業の資産価値を上げることが出来るっす。
しかし、増資自体は、
単に発行株式を増やすというだけなので、
企業価値≒資産価値(時価)を上げるには、
新株の需要=株価を維持することが必須条件っす。
つまり株価を維持することが出来て、
はじめて発行株式分だけ、
資産価値が高まるということっす。
しかし、増資の問題点としては、
企業の実質価値自体は、
すぐには高まらないので、
一時的に株式の希薄化が起こるということと、
集めた資金によって
収益を上げる事業投資を行わなければ、
増資資本を無駄遣いした分だけ、
いづれ企業価値≒資産価値は、
下がっていくということになるっす。
(・∀・)シンジギョウノ タチアゲト オナジデス
しかし、後々のことは仕手筋には、関係ないっす!
西田氏は、増資を利用したスキームを実行するっす。
まずは、金主から金を借りて、
A社というボロ会社から、増資した新株を、
例えば10億円分引き受けるっす。
次に、前回で説明したような、
様々なスキームを駆使し、
株価を10倍に吊り上げるっす。
そして、全体の10%である10億円分の株式
(元々は1億円分)だけ、市場で売り抜けるっす。
そして、金主には10億円を返済するっす。
すると手元には、仕手戦で吊り上げられた
90億円分の株式が手元に残るっす。
次に西田氏の支配下におかれた
ボロ会社であるA社が金主となり、
別のB社というボロ会社から、増資した新株を、
例えば10億円分引き受けるっす。
あとは、株価を10倍に吊り上げ、
株価が10倍になった後に、
引き受けた株式の10%のみ市場で売りぬけ、
その後は、同じことの繰り返しっす。
このスキームによって、
西田氏は莫大な資産を、
手に入れることになったのですが、
このスキームには、危険な落とし穴があったっす・・・
o(TωT )コノヨニ カンゼンナモノハ アルノデショウカ
それは、仕手戦で利用する企業は、
倒産してはならないということっす!
西田氏の買収したボロ会社が倒産すると、
株価を吊り上げたに要した資金が、
丸々、損失となるっす。
すると含み損を抱えた、
金主であるボロ会社が、含み損を抱え、
こちらの株価も連動して下落するっす・・・
そうなると、さらにその金主である企業も・・・
と言う風に、一度失敗すると、
負のスパイラルが発生するっす。
その後、資金調達などの為、
暴力団と関係を持つようになった
西田氏は、警察にマークされることになり、
2007年株価操縦の容疑で逮捕され、
公判の最中、持病の糖尿病を悪化させ、脳梗塞を併発し、
2011年には誰にも看取られることなく
ひっそりと息を引き取ったということす・・・
。(´д`lll) カチツヅケルッテ ムズカシイノネ
次回は、トレードから逸脱した内容ですが、
そういう世界もあるってことで、
紹介させてもらうっす。
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こちらをクリックしてもらえれば、尋常なく上がるっす。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。