引き続き、証券会社について、説明していきたいと思うす。
証券スキャンダルにより、
一般投資家の信用を完全に失った証券会社は、
大量推奨販売戦略が破綻したことにより、
自社の保有する当て込み先にも、
苦労することになったっす。
1997年には、法人営業をメインとしていた
山一證券も廃業したっす。
このままでは、他の証券会社も企業存続が危うくなるっす。
そこで、証券会社は、
法人営業の当て込み先における
機関投資家の比重を高めることにしたっす。
機関投資家とは、何らかの形で一般投資家から
集めた資本を運用する企業体で投資を行う投資家のことっす。
具体的には、生命保険会社、損害保険会社、
銀行、信託銀行、投資銀行、投資ファンド、
年金基金、投資顧問会社などがあるっす。
ファンドマネージャーは、そういった機関投資家という
組織の中で顧客から集めた資本を運用する人達っす。
言い換えれば、自分の資本でトレードしない人達っす。
ファンドマネージャーは、
どのようなプロセスでファンドマネージャーになるのか
見ていくっす。
金融機関には運用部門という枠があり、
ここに新卒が配属されるっす。
新卒たちは3年程かけて投資理論を学び、
その後、現役のファンドマネージャーの
アシスタントとして実務を覚え、
その後、何年かしてファンドマネージャとして
自立し、資本を運用していくことになるっす。
つまり、相場に自分の人生をかけた相場師ではなく、
単なるサラリーマンっす。
仮にトレードで大きな損失を出し、
責任を取らされたとしても、
職がなくなる程度のリスクしか無いっす。
他の業種と同様、それまでのキャリアをもとに、
転職できれば、復活することも可能っす。
では、ファンドマネージャーは
いったい何を基準にトレードするのでしょうか?
その一つは、言わずと知れた、アナリスト・レポートっす。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
アナリスト・レポートはファンドマネージャーにおける
免罪符と同じ役割を担うっす。
運用がうまくいっている場合は、勝手に評価が上がり、
運用がうまくいかなかった場合は、
「このアナリスト・レポートに、こう書いてあった。」とか
「世界的不況で、非常事態であった。」などと、
目録などで顧客に対して言い訳すれば、
個人責任を負う必要が無くなるっす。
(-_-;) トウシンシタコトアルヒトハ イチドミテクダサイ
アナリスト・レポートは表向きの理由で、
実際は証券会社の手厚い接待を受け、
一部の人たちが価格操縦したいと考える
ジャンクな金融商品をほんの少しだけ、
混ぜる可能性もあるかと思うっす。
AIJ投資顧問による年金消失問題とかを
目の当たりにすると、
一部のアナリスト、証券会社の偉いさん、
そしてファンドマネージャーが、三位一体になって、
甘い汁を吸っていない可能性が、
0%と言い切れるかは、常に疑問がつきまとうっす。
またファンドマネージャーは、
一般投資家の知らない情報網を使って、
トレードをしているケースもあるっす。
ヽ(`Д´)ノマタ カクシダマカヨ!
続きは次回で!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。