引き続き、証券会社について、説明していきたいと思うす。
バブル経済対策としての、
日銀による公定歩合引き上げにより、
投資家心理が冷え込み、
この影響を受け、日経平均株価と日経平均先物は大幅に乖離、
この異常に目をつけた外資系証券会社の
大量の債権売りに端を発する、裁定取引戦略によって、
日本の株式市場は大幅に下落したっす。
そして、事態を重く見た大蔵省は、
不動産融資への総量規制(銀行に対する貸し出し制限)を行ったため、
日本の投資家達は土地転がしや
土地を担保とした株取引をやめざるを得ず、
バブル経済は崩壊したっす。
そして、バブル経済の崩壊の影響により、
新たな事件が発生したっす。
1991年に証券会社の不祥事 が報道されたっす。
この事件は「証券スキャンダル」と呼ばれたっす。
((((((ノ゚⊿゚)ノジケンダ ジケンダ
どのような事件かを説明していくと、
主な出来事として、大手証券会社が、
一任勘定取引していた大口顧客に対してのみ、
損失の穴埋め=損失補填を行ったっす。
一任勘定取引とは、証券会社の判断で、
「売り買い、銘柄、数、価格」の四つの要素のうち一つでも
顧客の同意を得ないで、取引することを言うっす。
大口顧客への損失補填が1991年9月までに公表された
件数は合計で787件、額としてはは2,165億円にものぼり、
このことに対して大きな不公平感を感じた一般投資家達は、
証券会社を激しく非難したっす。
ヽ(`Д´)ノ マタ ビンボウニンニ ビンボウクジヲ ヒカセルノデスカ!!
その他の事件としては、野村・日興両大手証券に対して、
暴力団が東急電鉄株式の買い集めを協力し、
野村證券が、東急電鉄株の大量推奨販売によって、
株価操縦に準じる行為を行ったことなどがあったす。
今までの流れをまとめると、大手証券会社は、
暴力団を使って、株を買い集め、
大量推奨販売によって、
集めた株を大口顧客から順に当て込んでいき、
一般投資家には、高値の株を掴ませることによって、
株価操縦をしていたってことす。
ヽ(`Д´)ノ ナメトンノカ コラー!!
この事件の後には、法改正が行われ、
損失補填や損失補填の温床となる一任勘定取引は、
禁止となりましたが、
1997年には、野村證券など大手証券会社4社による
総会屋への利益供与事件が発覚し、
一般投資家達は、証券会社に対して、
さらなる不信感を持つようになったっす!
なお、これら一連の証券スキャンダルによって、
大手証券の責任者達は、商法違反(利益供与)や
証券取引法違反(損失補填)の容疑で逮捕されたっす。
(゜д゜;)マッタク コリテナイナ・・・
このようにして、
完全に投資家達の信頼を失った証券会社は、
自社の抱える株式の当て込み先が無くなり、
大量推奨販売戦略も破綻したっす・・・
一般投資家の信用を完全に失った証券会社は、
いったいどこにどのようにして、
株式を当て込んでいくのでしょうか?
( ̄Д ̄;)マタ イヤナヨカンガ シテキタ・・・
続きは次回で!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。