出口汪の論理的に考える技術 | 読書雑記

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出口 汪の論理的に考える技術 (ソフトバンク文庫)/ソフトバンククリエイティブ

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☆☆☆★★

 「聞く」「話す」「読む」「書く」「考える」という行為には、論理力が不可欠である。
 いくら断片的な知識をたくさん持っていても、論理力がなければ、受験勉強やビジネス、日常の円滑なコミュニケーションには役に立たない。「物事の筋道を理解したり、バラバラな知識を有機的に結び付けるときに、論理力が非常に大事」だ。
 また、論理力を鍛えれば、記憶力の向上も期待できるという。

 論理力を身に付けるには、「他者意識」を持つことが大切であると著者は力説している。
 個人と個人は「根本のところではどうやってもわかりあえない存在」であり、「お互いに分かり合えない。でも、何とか相手とコミュニケーションを取って、理解し合いたい、いい関係を築きたい、そう人間が思ったとき、論理が生まれた」のだとしている。

 著者の唱える論理の基本はいたってシンプルで、次の3つの原則からなっている。
 ①イコールの関係(自分の主張を具体例によって、証明、補強する)
 ②対立関係(対立する考え方を持ち出して、自分の主張を差別化し、際立たせる)
 ③理由づけ・因果関係
 ・理由づけ(まず自分の結論・主張を述べ、そのあとに理由づけをする)
 ・因果関係(まず具体例をあげ、そこから考えられる結論を導く)

 日常生活やビジネスにおいて、「他者意識」を持ちながら、著者の言う3つの原則に従って、聞き、話し、読み、書き、そして考えていきたいと思う。