Dar dinero (お金をあげる) | 秀のブログ

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今出来ること
今でしか出来ないことが
未来につながりますように。
「Tres Esperanzas」

たくさんのお金を持っていれば


寄付という形で


どこかの誰かに


お金を渡すことがあると思います。




有り余るお金を得ている人たちは


寄付することが


そのステータスだということもあるでしょう。




貧富の差というのは


大きさは違っても


どこの国でもあります。




日本は豊かな国だと思います。


他国から見ても


そう思われています。




日本の経済は発展していて


先進国とされています。




このグアテマラは


先進国とはいえない国かもしれません。


しかし


その国の経済と


そこに暮らす人々が感じる


「豊かさ」は


必ずしも一致するわけではなく


それは日本でも同じことなんですが




人の心が豊かであるか





ということが大切だと思います。





グアテマラの物価は日本より安く


仕事で得られる給料も安いです。




自分に与えられた仕事を


懸命にしている


そんな印象があります。





一方で、街中を歩いていると


物乞いをする人を見かけます。




スーパーで買い物をして店を出ると


お金を入れる器を持って


ウロウロする人がいるのです。




買い物をした後で


お釣りを小銭でもらうわけですが




それを目当てにしているのか


この器に入れてくださいと


お願いしているのです。




日本だと災害募金などを見かけますよね。


ここでは明らかに


自分の為のお金をもらおうとしているんです。





僕はいつも無視していました。





動ける身体があるなら、


働いたらいいんじゃない?


と思ったし、




公園に行けば


お年寄りも小さい子供も


物売りをして働いています。





貧富の差があるにしても


街中で物乞いする人がいるんだなぁ、



ぐらいにしか思ってなかったんです。





ある日のことです。


ホームステイの家の人たちと


出かけることがあり




以前にペンションに住んでいた時に


よく買い物していたスーパーへ


家族の人たちと行きました。




前は一人で自炊のために買い物してたところに


家族と一緒に来ようとは‥


なんて思いながら買い物を済ませて


スーパーを出ました。




するといつもの物乞いさんたちが


出口付近に居ます。




家族の人がそれを見ると


何のためらいもなく


お釣りの小銭を渡したのです。






衝撃的でした。





お金、あげるんだ。


ここの家族の人


そういう人たちなんだ。





特別に富裕層というわけではなく


いわゆる中流ぐらいの


一般的な家庭だと思います。




他の買い物客は僕のように


ほとんど無視しています。




でもこの家族の人たちは


違いました。





習慣の違いなのか


気持ちの違いなのか




これが心の豊かさなんだと


そう思いました。




見ず知らずの物乞いをする人に


少しでも分け与える




なかなか出来ることではないかもしれませんが


日本には無いものを


感じさせてもらいました。




お世話になっている


ここの家族の人たちは


本当に優しい人たちです。


いつもありがとうございます。