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「Tres Esperanzas」

グアテマラのひとつのご家庭に


ホームステイをさせていただいてから


2週間が経とうとしています。





親戚のみなさんが集まると


20人になるんだとかで


とても大所帯なご家族です。




ご兄妹は9人いらっしゃって


そのうちの数世帯が近くに住われていています。




一家のお母さんが主に


僕が食べるご飯を


ご飯を作ってくださるんですが





本当に「ビッグママ」


という表現がぴったりなお母さんです。





グアテマラでは


ほとんどの世帯の宗教が


カトリックです。




なので


食事の前には


「オラシオン」といって


祈りの言葉を捧げます。





まだぜんぜん聞き取りが出来なくて


どんなお祈りなのかは


よくわかりませんが




生命の大切さや


仕事のことや


大いなる父に感謝



アーメン 十




そんな意味を込めての


お祈りをしているぽいです。





僕はクリスチャンではなく


日本ではいちおう


仏教徒ということになります。




「なります」というのは




ここらへんではよく


「あなたの宗教は何ですか?」


と聞かれることがあるようです。





その時にもし、


「私は無宗教です。」


と答えると


良くない印象を与えてしまう


ということを聞きました。





ここ中南米あたりで無宗教ということは


「学がない」


「不道徳な人」


と思われてしまう


そんなことがあるようです。





実家は曹洞宗だし


自分もお寺で参禅したことあるし


仏教を学んだ


「仏教徒」になりますが




学んだ、といっても


生活が仏教というわけではありません。




日本ではほとんどの人が


深く仏教を学んではいないと思います。






この国のクリスチャンは


生活がカトリックなんです。


家族を大切にする


食べるものを大切にするなど


道徳心は宗教の教えで学ぶそうです。





食事の前には祈りを捧げる。




これは仏教でもやっていることで、


お寺では「行鉢念誦」(ぎょうはつねんじゅ)


というものがありました。





「あなたはこの食事を食べるのに


その作物がどこから来て


なぜ食べることが出来るのか?


それを食べるに値する人であるか?」





などという内容なんですが


けっこう厳しかったです。





ともに共通していえるのは


「感謝の気持ち」


に他なりません。




食べられることへの感謝の気持ち





これはとても大切なことですね。





日本の家庭では


「いただきます。」


「ごちそうさま。」


と言いますが




カトリックでは


「いただきます。」は無く、


祈りのあとみんなで食べ、


「ごちそうさま。」では無く、


代わりに


「ありがとう。」


と言います。





もっと丁寧に言う場合の


「Muchas gracias 」は

(ムーチャスグラシアス)


直訳すると「たくさんのありがとう」


になってしまうんですが


和訳するとすれば


「ありがとうございます」になります。


英語の「サンキューベリーマッチ」


と同じですね。





国は違えども


「感謝」することを


みなさんとても大切にしています。




素敵なことですよね。