アンティグアは火山に囲まれた街で
盆地みたいになっているところです。
その火山のひとつが
3年前に大噴火をおこし
大変な被害があったそうです。
ボルカン・デ・フエゴというんですが
「火の火山」という意味で
そのまんまですね。
夜に隣の部屋の山田さんが
ドアをノックしてきて
「起きてる？ちょっと見て！」
っていうんで、
なにごとかと思って
ペンションの屋上に上がってみると
え？
ちょ‥
あれってフエゴ火山？
そうなんです、山頂が赤くなってるんですよ。
時間は22時過ぎてます。
夕日や朝日ではありません。
ましてや山頂にあんなライトはありません。
写真を撮るも暗くて遠いから露出がー
あれって噴火してるんすか？
あんなんなってるの、
初めて見たよー。って。
山田さんは3年前の噴火を知ってらっしゃるので
また大噴火したらどうしよう？
って心配してました。
来週にはここを離れて
日本に一時帰国するらしいのですが
もし大噴火したら
飛行機が飛べなくなるかもしれない。
3年前の時は空港が閉鎖されたそうです。
地震はないし、
音もここまでは響いてない。
ちょっと様子見てみないとね。
ってことで、
次の日の朝見てみると
煙ですね、あれ。
雲の色より黒っぽい。
アップにしてみると
山の木々が灰をかぶってるみたいに見えます。
その夜は、
まだ噴火してますね。
昼間は周りが明るくて赤くは見えなくて
暗くなると赤く見えます。
遠くからとはいえ
活火山のマグマの色を初めて見ました。
その後、次の日には
赤い光は見えなくなっていました。
火山活動はなんとか沈静化したようです。
もし大噴火したらと思うと
やっぱり怖いですね。