アリノママ2 -9ページ目
悪かったと思うことがあっても、
決して自分から申し訳ないと思わなかった。
酷いことをしたと後々振り返っても、
その時は決して負けたくはなかった。
何に維持を張っていたんだろう。
何が正しいと思ってたんだろう。
ごめんと一言謝る言い草も、
何故か気持ちは込められなかった。
だけどこれだと思う原因は、
僕を理解してくれないことだということ。
それが最大で最小の理由だった。
懐かしい人を思い出した。
昔近所に住んでいたおばあさん。
昔仕事先で働いた年下の女の子。
昔街ですれ違ったあの人。
僕が出会ったこれまでの全ての人は、
数え切れない程多くの人で、
それぞれに作り上げた人生があり、
それぞれに出会った意味があるとしたら、
僕は関わる全ての人の心に何かしらの、
印象を残していたのなら嬉しい。
もしもそれが運命なら尚更。
このままじゃいけないと、
もう1人の僕が呟く。
このままでいいのかと、
もう1人の僕が囁く。
いいわけないじゃないか。
この僕がそうもう1人の僕に話せば、
では何故何もしないかと、
常に言われてる気がしたんだ。

