かつてそこには夢があった。



誰からも認められ気付いたら笑われていた夢を。



年齢がそうさせるのか時代がそうさせるのか。



今は多様化しているからわからないね。



本当に必要あるものなのか好きだったのかわからない。



僕は僕を見失い疑ってすらいた。



夢に惑わされていたのかって。



調べて動ける能力がないと本当に不便だった。



うじうじしているのは何年経っても変わらないよ。



君に頼ってばかりいた日々が懐かしくて、



今でも逃げているように気にかけている。



力もつけていないのに頼るのはまた違うね。



君には必要とされないはずだと気付くんだ。



そうそこにはもう何もなかった。







風は心地良く吹いては陽射しも照らす午後。



肌が火照る程強く想いは増すばかり。



君の名前を呼んでは聞こえない返事を待つ日々。



ねぇ心の中だけじゃなくて今のこの時も声をあげたいのに、



会えない日々がまた僕を苦しめる。



気付けば君ばかり考えているよ。



おかしいくらいに涙も溢れてく。



もう一度この手をのばしたくて繋いだ手を離したくなくて、



あの頃当たり前のように笑いあった日々がここにはない。



大切な人程身近にいるのになかなか、



普段は気付けなくてふと気持ちがぶつかる。



戻れないのはわかってる。



繰り返し味わえないことも。



だけどいつでも願って止まない。



戻りたいんだ、あの頃に。



素直な言葉かけるには少し勇気が必要だとしたら、



僕はいつ手に入れるのだろう。



素直な態度を取れるならその時していたかもしれない。



なのに出来ずに今も後悔してる。



何故だろう。







今年は生暖かい風だけど、



夏が過ぎようとしていた。



毎日が必死だった。



毎日が精一杯だった。



きっといつか振り返った時に、



今年の夏をこう思い出す日が来るのかな。



そう僕は僕を思い出す為に、



これからを生きようとしていたんだ。



昔の夢をまた見つめられるかな。



昔の気持ちを探し出せるかな。



昔の涙の温度を見つけて、



今の自分に重ねられるかな。



好きなことは変わってない。