KaQiLa~カキラ~の認定者の方へ
そして様々な分野のインストラクター方々へ・・・
先日行われました、
水戸黄門の監督であり、映画監督でもある
こだわりの時代劇監督!
井上泰治監督の
「時代劇ワークショップ」がありました。
こんなチャンスはないと・・・・
KaQiLa~カキラ~認定者の方々にも
参加の呼びかけをいたしましたら、
勇気をもって何人か参加されました。
役者の方対象の内容でしたが、
インストラクターにも共通する事がたくさんあります。
井上監督の「時代劇」だからこそ学ぶことができる、
内容でした。
舞台ではない!
歌舞伎でもない!
映像の中から時代劇に登場する人物を
表現する!
本当にその時代の人々を演じ表現することは、
時代の背景も現在の人と変わらず、
生活をしている空気感・・・・
決して大げさに演ずるのではなく、
自然な雰囲気をだす!
そんなことから、たくさんの事を学んだように思います。
当り前ではありますが、
お稽古に向かう心構え、準備・・・ここから監督の且つが入りました!
「セリフが入ってないのは、
稽古をつける以前の問題だ!」
「セリフをいれる・・・・」
セリフを覚えてこい!と言う事だが、
口数少ない監督の言っている意味は・・・・
その役の人物、時代背景、その人物の性格、地位
なども含めて理解してこい!
と言う事なのだと思います。
これらを知る事で初めて、少しのセリフで、
その人物を表現できるようになるからです。
KaQiLa~カキラ~の指導者でも同じことが言えます。
型を覚えること、プログラムを覚えること、
その型の意味、それを覚えることは指導するにあたり、
相手に伝わる表現ができるのです。
KaQiLa~カキラ~認定者は最初は、
きっと、この稽古はなんの意味があるのだろう???
と思われたかと思います。
しかし、修了してみて、
今まで出来ていたと思っていた事が、
そうではないと、気づかされたのではないでしょうか・・・
厳しいご指導の中で、指導者にも共通する
お言葉がたくさんありました。
横で見ていた私にも、本当に心に刺さる、“言葉”です。
声を出せ! 『声は命!(生きている証だ!)』
ぼそぼそ声は死んでいるんだ!
型をつくるな!所作を崩せ!
見る人を感動させる事・・・
つまり、本当の感動は「自然に出る動き!」
相手を観よ!
相手に伝えよ!
相手を観ると人は声が大きくはっきり出る!
声が前に出ず、小さいのは自分本位!
声を大きく出せ!というのは、
張り上げることとは違う!
戦国時代から学べ!
戦国時代は平均寿命が短いから、
一日一日しっかり生きる!
一語一語しっかり話す!
等など、
まだまだ、たくさんの事を学びました!
自分の足りなさ・・・
自分では足りていると思っていたことが
全く思い違いであったことに
気がつくでしょう!
役者も指導者も同じなのだと言う事に気がつくでしょう!
KaQiLa~カキラ~の認定者にも、
本当に学んで欲しかったです。
次回の機会に是非の参加をお勧めします。
一歩レベルの高い指導者を目指すためにも、
自分磨きのためにも・・・・
そして、秘められた素敵な自分を引き出すためにも・・・
井上監督ありがとうございました。
~~~~~~~~~
井上監督は水戸黄門の監督でもありますが、
私は監督の映画「ヒョンジェ」が好きです。
複雑な人間の気持ちや思いが社会問題と一緒に
表現されているのですが、
結末には心が救われるようになっています。
厳しくもあり、お優しい監督らしい映画です。