こんばんは。 小野です。
「新築」と「中古」、どちらのほうが投資に良いですか?
とよく聞かれます。
もちろんそれぞれメリット、デメリットがありますが、
私ならば中古がいいと思います。
それはなぜか。
私は新築分譲マンションのデベロッパーの
プロジェクトマネジャーを長く経験しました。
新築分譲マンション開発でデベロッパーの
収益に大きく影響するポイントの一つが
「工事費のマネジメント」です。
マンションデベロッパーって意外と薄利で、
分譲総額の10%~15%くらいの利益しか見込んでいません。
それ以上の利幅を見込むと土地が買えないから。
ゼネコンに工事を発注するわけですが、
このゼネコンからの「追加工事費」を如何に抑えるか?
がプロジェクトマネジャーの腕の見せ所なのです。
ゼネコンは競争入札でギリギリもしくは赤字での受注をするので
受注(=デベは逃げられない)と同時に
「如何に施主から追加工事費をせしめるか?」を必死に考えます。
累計で2000戸ほど関西・関東でマンションを作りましたが、
最大で+50%の追加工事費の請求をされたことがあります(苦笑)。
そうなると、10%の利益など軽く吹っ飛び、
デベは何のために事業をしているのか、わかりません。
「新築物件の投資」となると、
あのリスクやあのゼネコン・施工会社との壮絶な戦いがあるのか、
と思うとぞっとします。
私がマンションを作っていた会社は年に数十棟も建てることにより
リスク分散を図っていましたが、個人で年に1棟しか新築を建てない、
となるとそれもできません。
不動産投資は「仕入を抑えてナンボ」ですから、
どれだけ後から請求されるかわからない新築案件って
とても怖いもの、と思っています。
でも、「新築」ってそんな計算を狂わせる何か、があるんでしょうね。