I apologize for using only Japanese today, as the sotry of this book is complicated.

 

 

鍛冶の里で育った少年キリヒトが王宮の命により、史上最古の図書館別名『高い塔』に召し出されたとことから物語が動き出す。『高い塔』とは、都市国家によって成立している世界の中心〈一の谷〉を陰で支える、いわゆる諜報を司る機関だ。

前任者タイキは知略によって『第三次同盟市戦争』の火種を消したと伝わる。

現在の図書館の主はタイキの孫、マツリカ。

古今の書物を読み解き、多数の言語を操る少女だ。

その知識と洞察力から「魔女」と恐れられているが、自らは声を持たない。

キリヒトは手話通訳の任を与えられ、彼女に仕えることになったのだ。

 

実は、キリヒトは単なる手話通訳ではなかった。

重要な任務を帯びてマツリカのそばに派遣されたのだ。

その事実が明らかになったとき、キリヒトとマツリカは、ともに子供時代を奪われたもの同士として心の深い部分で理解し合う。ふたりは知識と言葉の力を武器に、陰謀や戦争の危機に立ち向かっていく。

 

 

マツリカもキリヒトも世界を安定させるための道具として育てられたんです。

そのふたりが心通わせる第2巻最終章が泣ける……。

このエピソードがあるから、第4巻最終章のせつなさが倍増です。

あまり語るとネタバレになっちゃうので、このへんでやめときましょう。

 

壮大すぎて、時間をかけないと全体像がぼやけてしまいます。

全4冊合冊版(電子書籍)1472ページ💦 登場人物の多いしね💦💦 

ときどき休みながら――だから前に戻ったりしながら――読了しました。

数年前に読んだので覚えているシーンもありましたけど、やっぱり時間かかりました~。

 

読みやすい文章スタイルではないと思いますが、語り口のリズムは絶妙です。

難しい熟語が独特な世界観を作り上げている感じ。私は好きです。引きこまれます。

言語学者さんだけあって「言葉」への解釈が深いんです。

すべてを理解できたかどうかわかりませんが、ハッとさせられる箇所がたくさんありました。照れ