ジャングルを行く登山 -キリマンジャロ①- | Everyday, 前進!

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ARASHIANでなにふぁむのワーキングママ・Professorがつれづれなるままに…

キリマンジャロ登山1日目
 
キリマンジャロには4つのルートがあり、今回は最も登りやすいとされるマラングルートからでした
 
マラングルートからは、山小屋を使って、5日間と6日間の行程があり、私たちは高度順応の予備日があり、登頂率が上がる6日間の計画
 
1日目:マラングゲート(1820m)→マンダラハット(2730m)泊 / 8キロ,標高差910m
 
2日目:→ホロンボハット(3720m)泊 /11.5キロ,標高差990m
 
3日目:高度順応ハイキング /標高差400m
 
4日目:→キボハット(4703m) /10キロ,標高差983m
 到着後休憩して23時出発
 
5日目:日付変わって朝、ウフルピーク(5895m)登頂 /6キロ,標高差1192m
 山頂→キボハット→ホロンボハット泊 /16キロ,標高差2175m
 
6日目:→マンダラハット→マラングゲート /19.5キロ,標高差1900m

 

 

毎日標高差1000mずつゆっくり上げていき、4日目の深夜から5日目朝にかけての山頂アタックで1200m登って、その日のうちに2200m下るという「は?」という過密スケジュール

 

登山道はよく整備されているのですが、踏破距離74キロ、標高差4300m以上と、とにかく長い

 

そして何より山頂の標高が5895mのため、地上より35℃ほど気温が低く、下は夏なのに冬山装備が必要だし、酸素量が半分しかないので、高山病を発症しやすいのが懸念事項でした

 

また国立公園内なので、現地のガイドをつける必要があり、さらに小屋を利用するとはいえ、食材を担ぎ上げて、調理しないとならないので、ポーターとシェフも同行というのが一般的で

 

私たち10人のパーティーに対し、ガイド5名、シェフ2名、ウェーター兼ポーター2名、ポーター14名とサポートスタッフが23名つく大所帯での山行でした

 

【追記240915】

ポーターさんには、その日の登山中に必要なもの(水、行動食、レインウェア、日焼け止め、薬など)以外、滞在中に必要なもの(高度で使う防寒着、汗拭きシート類、小屋着、体調不良時の予備食料など)を1人10キロまで、次の小屋に運んでもらっています。私は45リットルのサブバッグに入れ、お願いしていました

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

前泊のモシ市内ホテルに現地ガイドたちが来て、まずは挨拶…この人たちがチームなんだな、タンザニア人と登る=いよいよだなと、ジン

 

車で1時間ほどで、キリマンジャロ国立公園に到着しました

 

 

天気はあまりよくなくて、霧雨が降ったり止んだり…予想より肌寒く、雨は止んでも防寒のためにレインウェアの上着を私たちが着たりする間、私たちのポーターさんたちが支度をしていました

 

 

ポーターさんたちが先に出発

 

 

私たちはレセプションでサインをしたり、手続きをしたりして、約1時間後に出発しました

 

 

まずはジャングルの中を歩いていきます

 

 

インパチェンス(キリマンジャロホウセンカ)がピンク、紫、赤…など、いろいろ咲いていました

 

 

歩いているうち、なんとなくふくらはぎなどがチクッとする感じがあり、気のせいかな?と思っていたけど、仲間が口々に痛いと言い始め、噂に聞いていたアリの仕業と判明

 

登山道付近に巣をつくるアリ(見た目は普通だけど、超大量)に咬まれた模様で、入らないようにパンツの裾を靴下に入れ、虫除けスプレーをシュッシュッシュッ

 

そんなこんなで「ランチサイト」に到着

 

 

先にスタートしたポーターさんたちがセッティングしてくれていて、ウェイターさんがお茶をいれてくれました

 

サンドイッチ、サモサ、チキン、ヨーグルト、パンなどなど

 

雨には降られなかったものの、雨上がりのため、足元はネッチャネッチャと音が出るようなドロンドロンの中を進み…

 

垂れ下がる植物がジャングルだな〜なんて思いつつ、8キロの道を歩き切り

 

 

マンダラハットに到着〜爆笑

 

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

さて、ここから山中5泊する山小屋ライフ…

 

マンダラハットは、4人一部屋のハット(小屋)の中は、両側に二段ベッド、棚、デスクなどがあり、よくある自然の家みたい

 

 

カーテンはシマウマ柄だったりと、思っていたより素敵で、快適でした

 

(布団はマットしかないので、シュラフ持参)

 

食事はダイニング棟で、トイレは別棟…トイレは夜も電気もついているし、紙こそ持参だけど水洗、臭いなし(大事!)

 

小屋に到着してすぐと、朝起きた後、ウェイターさんが1人に一つずつお湯を運んできてくれて、顔や手を洗うこともできました

 

 

到着後、夕食までの時間、寝てしまうと呼吸が浅くなり、高山病のリスクが高まるため、汗を拭いたりの支度の後は「お茶の時間」に参加の決まり

 

やはり高山病予防のため、一日3リットル飲むの水分補給が勧められていて、お茶をグビグビ

 

 

そのままごはんに突入…

 

 

スープに、ごはん、お肉の煮込み、ジャガイモなど、温かい料理が提供されました

 

 

夕食後にはメディカルチェック…重篤な高山病防止のため、酸素量と心拍の測定などがあり、規定用紙に記入

 

 

自己申告で体調が10点満点で10でないと、「なぜ?」と症状について詳しく聞かれ、大丈夫となるとみんなで拍手…という反省会的なものも毎晩開催

 

 

朝は、起床時間の6時にまずはウェイターさんがお茶を持ってきてくれて、温かいお茶を飲みながら支度をし、さらに運ばれたお湯で顔を洗い…と、ありがたい

 

7時にごはん、8時に出発という毎日

 

どんな感じかな〜?と心配だったタンザニアの山小屋も、ごはんも大丈夫で一安心でした

 

 

【山行の記録】

行動時間:4時間55分(休憩を含む)

 

衣類:ファイントラックうすうす、チーム半袖T、コロンビアアームカバー、薄手パンツ、夏用グローブ+レイン上をたまに(防寒)

 

小屋着:+マムートフリース、モンベルダウン、メリノ中厚タイツ

 

 

水:ナルゲン650ml、プラティパス1リットル→500ml消費

暑くなかったので、あまり消費せず

行動食:なし、ランチボックスのみ