はい。
今回のドラマは、
じゅっかくかん
十角館の殺人
Huluオリジナル(原作はあります)のドラマらしいのですが、それが年末年始の深夜に地上波で放送されていたので見てみました。
全5話となります。
このブログではネタバレも含みますが、
「以下、ネタバレしています」
までは、ネタバレしていません。
原作では、
"あの1行"で全てを覆す
驚愕の結末
さらに、映像化不可能と言われた作品らしいです。
映像化不可能ってどういうこと?
考察ドラマではないのですが、これだけの売り文句には期待してしまいますよね。
そんな感じで見始めたわけですが…
キャラクターが入ってこない
十角館へ行ったミステリ研究会(ミス研)メンバーが呼び合っていたニックネームが、海外のミステリ作家の名前だから?誰が誰だか分からん💦
それと、メインの俳優さん達が私の知らない人ばかりだったからかもしれません。
ミス研の女子メンバーは知っている女優さんでした。元欅坂46の長濱ねるさんと、昔?朝の情報番組で星星のベラベラENGLISHに出ていた米倉れいあさん。
おそらくこんな曖昧な感じで見ていたのは私だけだと思いますが…
変に乗り遅れた感がありながらも、そのまま話が進んで行き、
ついに!
全てを覆すというあの1行のシーンが!?
そんな重要な、一番の見せ場である、どうだ的な演出を目の当たりにして私は、
となってしまったわけです
これはやっちまったなぁ〜!
正にクールポコ状態w
男は黙って、第1話から見直す!
録画しといて良かったぁ
以下、ネタバレしています。
※以下、敬称略
そうなんです。
映像化不可能と言われた理由。
映像化したら犯人が
バレてしまうから!
まさかの理由でしたね。
それをさせない為に、十角館に行ったミス研メンバーは知名度が低め?の俳優さんだったのかなと。
公式ホームページの登場人物紹介でも、ミス研のメンバーは俳優名しか載せていませんでした。今思えば、役名とニックネームが分からないようにする為だったからなんですね。
全てを覆したあの1行のシーン。
あの乱れた髪とメガネを外した守須恭一の顔を見てもピンと来ない…というか誰だか分からず。ヴァンと聞いても「え?誰だっけ」と思う始末🌀
犯人が分かった今でも、十角館にいるヴァンと本土にいる守須恭一が同一人物なのかが分からない
もし仮に20代半ばの有名な俳優さん…例えば、鈴鹿央士、北村匠海、目黒蓮などを起用した場合、髪型を変えたり、印象を薄めにしたところで即バレしてしまいますからね。
ミス研メンバーを殺害した守須恭一。
本来クールな感じで、髪型もオールバックでメガネを掛けていた。
一方、十角館にいるヴァンは、体調が悪かったとはいえ髪を下ろし、話し方も弱々しかった。
まるで別人…
こんなにも普段と違うヴァンに対して、ミス研のメンバーは誰もツッコまなかったのかな。どちらかというと、頼られそうなタイプだと思うんですよね。
いくら体調が悪くても…キャラ変わり過ぎ
視聴者の目をくらます為だと思いますけど。
やはり映像化するにはこれしか方法がなかったんだろうなとも思いつつ。
第1話で同一人物だと分かった人いるのかな。
AIバリの顔認証能力
青屋敷事件
中村青司(仲村トオル)と中村和枝(河井青葉)の子供と思われた中村千織は、実は青司の実弟である紅次郎(角田晃広)と和枝との子供だった。
千織は早いうちから祖父に預けられていた。
青司は自分と血が繋がっていないと、この早い段階から知っていた?いや悟っていたのか。
和枝と千織は手紙のやり取りをしていた。
そういえば、紅次郎の家にあった数々の手紙がありましたね。和枝とのやり取りは、その後もあったようです。
あ、さすがに紅次郎は返信していないのかな。
青司は、娘を失って初めてその存在の大きさに気付いたと思われる。
自暴自棄になった青司は、千織が亡くなった半年後に和枝を殺害。その後結婚指輪を着けた和枝の左手を切断し、弟の紅次郎へ送りつける。
青司は、電話で紅次郎との会話後に、使用人夫婦と庭師の吉川を殺害し、青屋敷に火を放ち自殺。
庭師の吉川は十角館の地下室でミイラ化していたわけですが、いつ死んだのだろうか?この地下は外の洞窟と繋がっていた。
これを知っていたのは、おそらく設計した中村青司だけのはず?
庭師の吉川は、どうやって死んだのだろうか。青司に殺された?実は青司を返り討ちにして逃げ込んだ?餓死?
地下室の遺体は、その後吉川と判明したわけですが、死因や死亡推定日時が視聴者に説明がなかったんですよね。
でもそこはどうでもイイ話なのかな。あの地下室で青司に殺された or 殺された後に遺棄された…で良いのか?吉川を犯人にする為に。
でも何で青屋敷の地下室ではなく、別館である十角館の地下室だったんだろう?
そこら辺は、小説には書いてあるのかな。
中村紅次郎の自宅にある藤の木は、千織が生まれた日に植えたもの。そこに和枝の左手首を埋葬した。
この事件は、中村青司が企てた無理心中だった。紅次郎へ電話で打ち明けていた。
別館・十角館の殺人
第一の被害者はオルツィ。
ナイロン紐で絞殺。そして左手がなかった。
第二の被害者はカー。
毒殺。11角形のコップに毒が入っていた。
唯一まとも?な考えをしていたと思っていたカーが死亡。そして時を見て左手を切断。
第三の被害者はアガサ。
毒殺。口紅に毒が塗られていた。
第四の被害者はルルウ。
撲殺。海岸に隠していた折り畳み式ボートを発見された&本土から戻って来た所を目撃された為。
最後の被害者はポウ。
毒殺。タバコに毒が塗られていた。
そして、最後に残ったエラリイが自ら灯油を撒き焼身自殺。
でも実際は、睡眠薬を盛られて眠ってしまったエラリイと、ミス研全員の遺体を十角館ごと燃やす…というヴァンの犯行でした。
ルルウを殴り殺したイヤな感覚が手に残っていた…オルツィを締め殺した時の感覚はイヤではなかったのか?
あらかじめ用意していた毒入りのタバコを…全員の銘柄分毒入りタバコは用意していたのか?
なんてね。
動機は、内緒で付き合っていた千織が、ミス研メンバーに見殺しにされたと思い込んでおり、その復讐だった。
確かに心肺停止した千織の蘇生処置で、人工呼吸をしようとした際に「毒かもしれない」というエラリイの一言に蘇生処置をやめたポウ。
こんな時に毒殺を疑い、それが本当かもしれないと思ったメンバーの思考を疑う。
心臓の弱い千織は、アルコール摂取は危険と医者から言われていたが、誕生日になり20歳を迎えた事でお酒を飲んでしまった…
しまった?
危険と分かっていて自ら飲んだ彼女はどんな心境だったのだろう。
ある意味自殺?
みんなにヴァンと付き合っている事を公表して、20歳の祝いに一緒に楽しく過ごしたかったであろう千織。
誰かに知られたら壊されてしまうような気がして…付き合っている事をずっと隠し通そうとしていたヴァン。
二人の思いは違っていたんですね。
すべてはヴァンの憶測に過ぎなかった。
結局、江南(奥智哉)と島田(青木崇高)はヴァンにたどり着けなかった。いや、島田は何か言おうとしていた。ヴァン犯人説か?
そして最後に、犯行前に海に託した犯行文を入れた瓶が、自らの足元に流れ着いた事で審判だと悟る。
そんな考えになったヴァンの生い立ちはどういうものだったのだろう。
ザッとこんな感じですかね。
ホントあの1行のシーン。。。
「えーっ!」を味わいたかった。
これに尽きます
というわけで、
内容が良ければ、俳優さんは誰でもおもしろいんだなと思いました。
あ、最低限の演技力は必要ですけど。
それでは。
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