日々アイドリング!!! -4ページ目

アイドリング!!!から少し距離をとることにしました

オンデマンド、今日までぇ~。


そろそろ200回ですね。1回目から観てきているわけで、考えてみれば秋が来て飽きが来て(思いついたら書かずにいられず、失礼)も不思議ではない回数ですよね。ひとつのTV番組としては、十分過ぎる回数ですもんね。数日前、揺れる心の内を勝手に吐露していつも読んでくださっている方々にご迷惑・ご心配をお掛けしまして、それから思い直し自分で自分のアイドリング熱を上げていこうと積極的にブログを執筆してみたのですが、どうにも右肩下がりが止まらないといいますか。


もともと自分がアイドリングに期待していた「既存のバラエティーにないもの」というのは、当たり前なんですけど回数を重ねていけば失われていってしまうものなんですね。作り手側が小慣れていってある一点に収束していってしまうというのもあるでしょうが、それ以上に受け手側の自分にとって、アイドリングも今や「既存のバラエティー」化してしまうというのが大きいんですね。簡単に言ってしまうと、飽きた、ということになるわけで、これは多くの場合観る側の問題です。以前なら新鮮に見えたものが、そうは見えなくなる、ということですから。


一方で、今やアイドリングという番組の小さな世界が自分の中には出来上がっていて、その世界での出来事と戯れて楽しむというのが私のアイドリングの視聴態度のひとつにはなっているのですが、あくまでそれは楽しみ方のひとつであって、やはり根幹には上のようなものがあってくれないことには他のバラエティーを差し置いて積極的に観るということはできないなと。アイドリングがフツーのバラエティー番組として、他のバラエティー番組と同じ土俵で闘うとなれば、毎日30分見るほどの価値を自分はアイドリングには見出せないなと。


昨日も番組批判みたいなことを書きましたが、番組を観てイライラしたり嫌いになってしまう前に、いい形でお別れしたいなぁという気もケッコウあったり。だから、全く個人的な感情ですけど、今このタイミングで番組終わってくれたらなぁと思うことさえあります。


ここ数週間の放送を観ていて、改めて、今後ますますアイドリングがフツーのバラエティー番組として面白くなっていく中でますます自分の求めるものから離れていってしまう、そういう予期しかできなくて、そして実際そうなってしまったらそれはちょっとツライ。


オンデマンドを今日までにしたのは、そういう背景のもとでして、オンデマンド部分の記述を楽しみにしていた方には申し訳ありません。


アイドリング!!!には「バラエティー番組の魅力・醍醐味」を改めて教えてもらって、すごく感謝しています。またそういうことを考えるきっかけにもなりましたし、ホント200回の放送でアイドリング!!!が自分に及ぼした影響は少なくありません。だからこそ、自分の今の正直な感情は大事にすべきだとも思うのです。まもなく訪れる200回目の放送を区切りに、少しアイドリング!!!から距離をとろうと考えています。もちろんブログもですね。読んでくださっている方がいて、コメントまでしてくださる方がいることを考えるとブログをやめることにはためらいもありましたが、むしろ初志貫徹、このブログの精神にのっとった結論を出すことが誠意だと考えて、決断させてもらいました。ご了承ください。


さて、なんだか、番組を楽しんでいる人には水を差すような文章になってしまいすみませんでした。でも、他のアイドリンガーさんのブログを見ていて思いますが、番組の楽しみ方は十人十色。今回はあくまで私の楽しみ方の中でアイドリング!!!は無事完結したというだけのことですので。


200回までの残り一週間、とくに今までと変ったこともないと思いますが、キッチリと更新だけはしていきます。

たまには番組批判めいたことをしてみようと試みたのだが…

木曜日は新企画「クイズ!!!長所ング!!!短所ング!!」。


升野さんはどうも企画のデキにもうひとつ納得がいっていないようでしたが、いやいや、これはこれでなかなか。


長所ングでは、自分だけが思っている自分のイイところを最後に発表されるという羞恥。

短所ングでは、自分が思いもしなかった自分のワルイところを他人に発表されるという落胆or憤慨。

プラスαで、メンバーの意外な素顔やメンバー同士の関係を垣間見ることができる。


すごく今後の見通しが立ちやすい、いいパイロット版になったのではないでしょうか(笑)。でも、9回やるとなると、後半はおざなりにならないか、それだけが心配。


さやねぇの、誰にも当てられなかった長所1位を発表するあの瞬間、あれは観ているこっちまで恥ずかしい気持ちになりました。あれは分かりやすく恥ずかしいですよね。こういう共感って、なんかいいなぁ。


TVにおける感情の交差っていうのはなかなか奥が深くて面白いんです。今日のオンデマンドは、まぁえらくスタジオがシーンと静まり返っていて、何をやってもダメ、前に出たり挽回しようとしたら必ず怪我をする感じのイヤ~な空気。升野さんが最後、今日みたいなときはMC休んで夏休みとりたいなと言い出してしまうくらいの空気。でも、別に普段どおりのお願いファン様だったと思うのですが、いろんな要因が絡んであんな感じになっちゃたのでしょうかね。


この前NHKの視点論点で私の好きな社会学者・大澤真幸氏がこんなことを言っていました。TV番組の収録によくいる観覧者。これが果たす機能は、社会学用語でインターパッシヴィティと呼ばれるものなんだそうです。簡単に言ってしまえば、泣いたり笑ったりする他人を前にして自分もまるで泣いたり笑ったりしているかのようになってしまう働きのこと。ただこれがユニークなのは、感情移入とかもらい泣き・誘い笑いのような感情の伝染とかではなくて、「自分はまったく笑えなくても、自分の替わりとなる人が笑っていれば、客観的に自分も笑えたことになる」というところ。視聴者自身は心のなかで「こんなの面白くない」と思っていても、TVの中の観覧者が替わりに笑うことでハタから見れば視聴者自身も楽しんでいることになってしまう。なんだか詐術的な話に聞こえますが、でも、楽しいということに嘘もなにもないですからね。騙されていようがいまいが、楽しいものは楽しいわけで。


こういう機能のことを考えると、出演者ならびにスタッフさん、そして観覧者の態度というものが重要なものに思えてきます。だから今回のオンデマンドのようなものを観た時には、笑い屋的な要素をもう少し番組に取り入れてもいいんじゃないかなと思ってしまいます。面白くなくても度が過ぎない程度にみな笑うようにする。シビアに面白いものをつくる、というときの「シビア」とはホントはそういう意味ではないでしょうか。全球ストレートが真っ向勝負なのかと言えば、そんなことはないでしょう。ホントの真っ向勝負って、いやらしく緻密な計算や変化球も含め自分にある全ての手を勝負に対して尽くすこと、これじゃないでしょうか。


あ、でも、真っ向勝負しなきゃダメですかと言われたら、いやそんなことはないですけど、としか言えないな(笑)。肩の力が抜けたときにこそ、腕がよく振れるってこともありますし、どちらかといえば私はそういうアイドリングを好んで観てきたんだっけ(苦笑)。今日は自動書記気味でやや支離滅裂、失礼しました。

3号遠藤舞は実は要注目の人物らしい

「画一性は死である」 ポアンカレ


その話は追々。さて、水曜日は、恐怖!フジテレビ都市伝説(スタジオ収録だから球体都市伝説ではないのかな?)。メンバーのオフでの笑えるエピソードを紹介する恒例企画。テンポがよく、笑いどころも事前におさえることができて、なおかつメンバーの焦り笑いともいうような独特の表情も見れて、平均点の高い好きな企画のひとつです。


今回は全体的に、メンバーの素顔から新しい一面が見受けられたというよりは、「この子らしいなぁ」というエピソードが多かったですね。


カップルに毒づくさやねぇ、飛行機のチケットを見失うルミちゃん、歌ドロボウのエトちゃん、握手会でバーカと言われて最初のうちは喜んでいたヤザワァーなどなど…。いずれも「らしい」エピソードですね(ルミちゃんの場合は、マネージャーを「熱いもの」扱いした様も含めて「らしい」なぁ(笑))。


そんななか、唯一スタジオで笑い声よりも驚きまじりの声が先に上がったのがこの噂。


「3号遠藤舞は 実は鳩が好きではないらしい」


周囲からの「え~~?」に対して「そんなことないよ!」と珍しく張った声で抗議するまいぷる。ロケ中に、カメラを確認してから鳩と戯れていたという噂まで飛び出す始末。


真相は闇の中ですが、この噂が尾を引いてくれたら、なんか面白い方向に展開しそうだなぁと、まぁなんとも無責任に思ってしまった私。完全に推測でしかないのですが、噂は以下のように修正されると少し真相に近づくのではないかと。


「3号遠藤舞は 実は「鳩が好き」が好きではないらしい」


何度も書いてますが、まいぷるはクレバー(学があるとかではなくて、状況把握とか機転とかそっちの意味ですね)な女の子なので、「鳩が好き」ということをフューチャーされることに飽きたというか、これ以上の広がりはそこにはないんじゃないかという読みのようなものがあるというか、そういう想いが態度に出ていたのかなと。実際に鳩は好きなんだけど、番組での「鳩が好き」という扱いがもう好きではなくなったのではないかと。最近(ラジオかな?)、今後は「物知りキャラ」を目指したいと言っていたこともありました。まぁ周りも「鳩好き」というククリをいまや便利半分面白半分くらいで使っているような気がしますし、それだったら何かをキッカケにすでに出来上がったものを壊して新しい展開を模索するのも悪くないと思うんです。画一性は死である、とはそういうことで。


新しい展開。また別のマニアックなモノ好きもいいでしょうし、目指すところの物知りさんでもいいでしょう。もしくは今回の出来事をキッカケにして、「鳩が好き」と言いながら同時にそれが演出であることをあからまさに匂わせる言動を併置して周囲の笑いを誘うキャラクターもいいんじゃないでしょうか…って、これ、似たようなことやってるアイドルの人すでにいますけど。こりん星から来たとかなんとか(あの子もクレバーですね)。まぁいろんな道があるということだけは確かです。今後のまいぷる、ならびにまいぷるの「鳩好き」がどのような進展を見せるのか、楽しみにしたいと思います。


さて、最後の升野さんの繁華街ング。オンデマンドでは追及の手が加速する一方。でも、よくよく考えると責められるべき道理はあまりない。それでも最後は9人全員に囲まれてその威圧感にタジタジの升野さん。しかし最後まで謝らなかったのは、正義はわれにありという信念からでしょうか(笑)。しかし、9人が放射線状に囲むように並んでそれを見上げるという画、あれこそが一番の恐怖でした…。