日々アイドリング!!! -17ページ目
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オンデマンドに加入した記念にブログ開設

いままでCSでしか見ていなかった「アイドリング!!!」。編集をあまり挟まない形の番組であるため企画が尺に収まらないことが多々あり、オンデマンドではCSに収まらなかった部分を見ることができるということでついに加入を決意。見逃した回も見ることができる(と言ってもほとんどそういうことないのだけど)。


私はアイドリングメンバーが好きというよりは「アイドリング!!!」という番組が好き。現在22歳なので夕焼けにゃんにゃんを見ていた世代ではないし、そもそもアイドルに関心を持ったことが今まで一度もない。アイドル育成番組というよりもバラエティー番組としてアイドリング!!!を見ているという感じ。いや、アイドル育成番組なんてジャンルが

そもそもないのだけど。


最近のテレビ番組としては珍しく編集をあまり介さない番組づくりになっているため、バラエティー番組としてのクオリティが演者によって左右されやすい。それだけに開始当初は、MCのお笑い芸人・バカリズム升野がもっと自分で落としたほうがいいんじゃないか、アイドル育成番組とはいえまだ番組づくりにおいては素人同然のアイドルの卵たちに託す部分が多すぎるんじゃないかと、勝手な心配をしていたものだ。


しかしこの心配こそが番組への関心のフックになっていたのだ。育成途上・未完成な番組という形で、逆説的だが、この番組は完成していた。編集につぐ編集によりパッケージ化され画一化された最近のバラエティー番組のなかで、未完成であることでひとつのバラエティー番組としての形を確立している。


こう書くとアイドリング!!!がバラエティー番組好きの脇腹をこっそりとくすぐるような番組と思われてしまうかもしれないが、それはあくまで番組の魅力のうちのひとつ。アイドリング!!!への関心のフックは他にもいくつか用意されているはず。私の場合、毎日放送しているというのも大きい。番組視聴がもはや習慣の域に達しているし、当然アイドリングメンバーへの愛着というものも湧いてくる。メンバーが他の番組に出ているのを見つけるとかぶりついて見てしまう。


さっきの話に戻るけど、今TBSで深夜に放送しているくりいむしちゅー有田の「むちゃぶり」という番組。出演者には台本なしで舞台上でむちゃぶりされるという内容。あれも番組がちゃんとまとまるかなという心配のようなものがフックになって、いつのまにか番組の作り手目線みたくなってしまう。あの番組でもアイドルが必ず出ているが、そこではほとんど有田との抱き合わせでのむちゃぶりばかりで、アイドル単独でボケさせられることはほとんどない。芸人と俳優・アイドルの抱き合わせというのはトーク番組含めバラエティの主流だが、そのほとんどが俳優・アイドル発信であっても最後は芸人がうまいこと引き受けて処理するというパターン。そうなると笑いのゴールを獲る人間が絞られてくるので、当然画一化されている印象を持ってしまう…。


だからと言ってやはりアイドリング!!!のようにアイドルに託す部分を多くしすぎてしまってはバラエティーとして成立しない恐れがある(裏返してそれが売りになる番組ならいいけども)。理想を言えば、番組の構成が周到にできていて、一見アドリブが求められるように見えながら、実際にはゴールへの道がひとつふたつしかないような「振り」で番組が構成されているのが一番イイのだと思う。大喜利と一緒でネタ振りがやはり肝心なのではないかと。


…えっと、これアイドリング!!!の応援ブログでしたね(汗)。明日以降はアイドリング!!!の話中心でいきます。読んでくれた人がアイドリング!!!観たくなるように、いろいろな関心のフックを提示していけたらなと思っています。そのためには今日みたいな偏った見方は改めないといけない(苦笑)

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