それから約1年後のある夜、マンハッタンのイーストビレッジにできた新しいタイ料理屋さんで、ご飯を食べていると、ちょっと素敵な男が一人でバーカウンターでお酒を飲んでいるのを発見。

(y)「彼、素敵じゃない?タイプじゃない?」

と、よくよく見ると、Malcolmではないか。私も悪い思い出はすぐ忘れちゃうところがあるので、ついつい彼のところに行って、

(m)「Hi Malcolm, how are you?」

と声をかけてみると、

(マ)「ああ、久しぶり。元気だった?」
(m)「元気、元気」

と、ちょっとした世間話をして、最後に、再度電話番号を交換。

翌日、さっそく電話がかかってきて、週末に映画を観に行く事に決定。

当日、彼からテキストメッセージが届いて、

(マ)「今、マンハッタンにいるのだけれど、○○時スタートのBrokeback Mountainを見に行こう」

(m)「わかった。じゃあ、映画館の入り口に○○時に」

すると、

(マ)「多分、凄く混むと思うからOnlineでチケット買っておいてくれないかな」

(えっ?)と思いながら、

(m)「わかった」

と返事。

待ち合わせ時間に映画館に着くと、来ていない。早目に待ち合わせていたけれど、遅れるとは・・・。10分経っても現れなかったので、電話をしてみると、電話に出ない。結局、映画が始まるギリギリに現れる・・・。(最低!)そして、チケットを手渡すと、「ありがとう」も言わず、当たり前のように受け取って、もちろん、チケット代には触れない。

口には出さず、
(m)「ディナーでその分、補ってもらえばいいか」

と思いながら席に着くと、今度は

(マ)「僕、ソーダ飲むけれど、君何かいる?」
(m)「うん、私、ソーダは飲まないから」

と答えると、もちろん、自分の分だけソーダとポップコーンを買ってきて、私とポップコーンをシェアしようともしない。

心の中で、

(m)「ソーダ飲まないとは言ったけれど、気を利かせてお水くらい買って来てくれたっていいんじゃない?!」

とつぶやく。

映画が終わって、もちろん彼は私に「映画ありがとう」とも言わず。私はてっきりディーナーに行くのかと思っていたら、

(マ)「これからどうする?」
(m)「ご飯食べに行こうよ」
(マ)「ランチたくさん食べたし、さっきポップコーン食べたから、僕お腹空いていないんだよね」

だと・・・。あり得ない・・。

(m)「私お腹空いた」
(マ)「じゃあ、この前会ったタイレストランにでも行く?」
(m)「ああ、いいよ」

レストランで、彼は

(マ)「僕はスープだけ。君食べるの?」

そんな風に言われたからには、思いっきり食べてやれば良かったのだけれど、ケチ男を目の前にした私は、すっかり食欲も失い、サラダだけを注文。

スープをすする彼と、サラダをつつく私の間の会話は・・・。またしても彼の自慢話。

(m)「いくらなんでもここは払わせなくては」

と思っていると、お勘定が来たので

(m)「ごちそう様」

と一言彼に放つ。

しぶしぶ支払う彼・・・。飲み物もオーダーしなかったので、サラダとスープだけだから、20ドルもしなかたはずだけれど。

駅までの道のり、何を勘違いしているのか、ベタベタしてくるわ

(マ)「これから君の家に行ってもいい?」

と聞いてきたり、うざいわ、うざい。うざすぎ!

駅で付いて来そうになるが、思いっきり振り切って、反対方向の電車に乗って逃げる!

その後も何度か連絡が来たけれど、全部無視。

それから、半月後くらいに、マイアミに友達と旅行したのだが、丁度、彼もマイアミに遊びにきていて、私がいることを覚えていたのか、

(マ)「今夜友達とパーティするから君も来ない?」

とメッセージが届く。

もちろん、無視すると、

(マ)「マイアミに遊びに来ているんでしょう?」

これも無視。

すると、

(マ)「Oh, I remember you are FUCKING rude」

というメッセージが。

カチンと来た私、

(m)「It's because you are FUCKING CHEAP」

と返事をしてやろう・・・と思ったが、同じレベルには下がりたくはなかったので、止めておく。

今まで女性と付き合った事があるのだろうか、このケチ男。こんなんだったら、誰も一緒にいたくないでしょう?貧乏なら貧乏って認めればいいのに、「自分がいかに凄いか」なんてことを言うから、こっちも「だったら・・・」と思ってしまうじゃない。

他人にケチで、自分には甘いのか、それとも究極の貧乏人なのか・・・。ま、そんなことはどっちでもいいけれど、そんなチンケな男といると、自分も気持が狭くなっちゃいそう。この手の「チンケ系アメリカ人男」って結構いるものなので、皆さんも気をつけて下さい。

ま、それ以上、何も言ってこなかったので、これにて一件落着。ちゃんちゃん。

教訓:ケチは死んでも(死ななきゃ?)治らない。

アメリカ人男性は「Lady Firstで紳士的」と思われがちだが(日本では)、これは大きな勘違い。

今回の男との出会いは、私が毎日通うBikram Yogaのクラス。NYと言えども、Bikramでの黒人生徒は、他の人種の生徒と比べて断然少ない。そんな中、ある日、一番後ろの列にいた、彼。黒人と言うだけで、クラスの中ではただでさえ目立つというのに、背が高く、お顔もなかなかハンサム。もちろん、クラスにも集中できず、90分のクラスの間中、ずっと彼のことをチェッキングアウトしていた。

クラスが終わって、外に出て来ると、なんと彼の方から話しかけて来るではないか。

(マ)「僕、Malcolm。初めまして」
(m)「私、M、初めまして」
(マ)「君、このスタジオに通っているの?」
(m)「そう」
(マ)「週にどの位のペースで?」
(m)「ほとんど毎日かなあ」
(マ)「へえ。僕はNYCに通っているのだけれど、ここの方がいいね」

という、とても社交辞令っぽい会話から始まって、結局、

(マ)「金曜の6時半のクラスの後に、ご飯でも食べに行かない?」
(m)「もちろん」

ということで、金曜日デートをすることに決定!

金曜日、クラスに行くと、彼も来ている。グッド。

クラスが終わって、向かった先は・・・Lower East SideのThai Vegan Restaurant。そう、何と彼はベジタリアンだった。まあ、NYにベジタリアンはたくさんいるけれど(私自身“なんちゃってベジタリアン”をやっていたし)、やっぱり男の人にはお肉を食べてもらいたいんだなあ。

大豆でできたフェイクのお肉の入った、パッタイやバジルの炒め物を食べながら話した内容は・・・。またしても「自分が如何に素晴らしい人間か」。

どうして、どいつもこいつも「自分自慢」したがるかね。

彼が話終わった頃には、残っているお客は私たちだけ。チェックが出て来ると・・・、彼ったら、いきなりトイレに立つ。トイレから戻ってくるまで、チェックをそのままテーブルの上に置いておいたら、無視。全くお財布を出す気配なし。お店の人も待っているし、私も帰りたいしで、私がカードを置いたら、

(マ)「半分払う」

だって!信じられる?彼から誘っておいて、しかもたかが30ドルくらいなのに「割り勘」??? 

面倒になった私は

(m)「もういいわ。」

と言って、さっさとお店を後に。

その後、彼から

(マ)「これから君の家に行ってもいいかなあ」

とか

(マ)「一緒にDVDでも見ようよ」

とか

(マ)「今度はいつ会える?」

とか言って来たけれど、全部無視。
プライドが傷ついたのか、何なのかBikramにも現れず、これきりかと思いきや・・・

to be continued....
あれは3年前の夏のある日・・・。仕事の後、いつもなら地下鉄に乗るところを、大好きな洋服屋さんに寄るため、バスに乗ることに。

5番街のど真ん中のバス停でバスを待っていると、前に私のタイプっぽい男の人が・・・。彼もバスを待っているよう。ただ、彼は足を怪我しているのか、松葉杖を突き、足にはクラッチをしている。

得意の「え、どうしよう。こんなチャンス、逃す手はないなあ」と思っていると、バスがやって来て、彼が乗り、そして私も乗る。

彼が前の方に座ったので、私は彼より少し後ろの席に座って、彼の様子を伺うことに。

IPodに夢中の彼、脇目も振らず、私の視線にも気付かない。

「どうしよう、どうしよう」

と思いながら、友達に電話。

(m)「ねえねえ、今バスの中にとってもタイプの男がいるのだけれど、どうしよう?」
(y)「え、逃す手はないんじゃない。Nothing to Lose、ここは話しかけてみるしかないね」
(m)「だよね。」

ということで、話しかけてみることに決定。が、しかし、バスの中ではさすがに話しかけられない。

そうこうしているうちに、私の降りるべきバス停も過ぎてしまう。

だったら、もう彼が降りるところまで付いて行くしかないでしょう?クラッチして松葉杖突いているんだから、私が後から追いかけて行ったところで、すぐ追いつくだろうし。

結局、彼はSOHOのど真ん中の停留所でバスを降りて行く。私も慌てて、彼を追ってバスを降りる。そして、松葉杖を付きながら歩く彼に、後ろから、

(m)「すみません。」
(c)「え、僕?」(振り返る彼)
(m)「そう。」
(c)「何かな?」
(m)「あの・・・。あなたがとっても素敵だから、声をかけずにはいられなくて・・・」

男だったら、知らない女の子から、いきなりそんなこと言われたら、嬉しいのは当たり前。彼は万遍の笑顔で・・・

(c)「え、ありがとう。君もとってもキュートだよ」
(m)「・・・」(微笑む私)

が、しかし・・・

(c)「ごめん、僕、付き合っている人いるんだ」
(m)「あああ、そう。」(そんな、別にそんなつもりでも・・・。ちょっと先走り過ぎじゃない、この男?)
(c)「でもせっかくだから、この近くでドリンクでもどう?」
(m)「もちろん」(なーんだ、満更でもないんじゃん。)

と、ちょっとお洒落なSOHOの"Temple Bar" (www.templebarnyc.com)へ私を案内していく。

とりあえず、お互い自己紹介をしてみると・・・、何と、私たち、同じビル(違う会社だけれど)で働いているということが判明。今までどうしてみかけたことがなかったのだろう?!

足の怪我は、友達とサッカーをしていたときに捻挫したとか。

バーに着いて、会話がスタート。

コヤツも洩れなく、よくしゃべるしゃべる。

私が質問もしていないのに、自分の学歴や家族のこと、そして仕事のことまでぜーんぶ話してくれる。

(c)「小学校はイギリスのボーディングスクールに行って、中学と高校はカナダ、大学はロンドンで、アメリカでダブルメジャーでマスターを出たんだよね。1つはComputer Technologyで、もう一つはMusic。本業はオペラ歌手なんだよね」

だって。そして、

(c)「そう、だから僕はとっても教養があって、他のBlack Guysとは違うんだから」
(m)「・・・」(出た“自分は他のBlackとは違う”発言!)

彼女がいるから私に興味がないのか、それとも自分の事を話すのが好きだからか、とにかく自分のことばかり話してくれて、私にはほとんど質問をしてこない。ま、私も自分のことを話すの好きじゃないから、いいんだけれどさ。

(c)「僕の日本人の友達が日本から遊びに来ていて、明日、みんなでパーティするんだけれど、君も来ない?友達連れてきていいから。あ、僕の彼女も来るんだけれどね」

って。そんなとこ、この「人見知り女王」(私)が行きたいわけないでしょうが。

とりあえず、

(m)「多分ね・・・」

と答えてはみるが。

最後に彼、

(c)「これ、僕の名刺。今度ランチでもしようよ。ここにメールくれてもいいし、Officeの電話に電話くれてもいいから」

と名刺をくれる。が、そこには携帯の番号も個人のメールアドレスも書かれていない。ま、社交辞令っていうのでしょうか。

外見はちょっと素敵と思ったけれど、話してみたら、残念ながら、ただの自慢&「俺、俺、俺」男だったよう。

翌日、アメリカ人の同僚にこの出来事を話し、名刺をくれたことをどう思うか聞いてみたら、

(r)「名刺?それは失礼だわ。そこに、プライベートの電話番号やメールアドレスを書いてくれたなら話は違うけれど、名刺だけなんてBusiness like過ぎる。メールも電話もするべきじゃないと思うけれど。ま、初めに”彼女がいる”って正直に話してくれたのは正直で好感持てるけれど」

とのことで、即座にその場で名刺を捨てさせて頂きました。

それからしばらくしたある日、ビルのエレベーターでばったり再会。

(c)「ああ、元気、M?どうしている?」
(m)「元気。あなたは?」(あら、この人私の名前覚えている・・・。結構、私のこと気に入っていた?)

なーんて、思いながら、挨拶だけして、エレベーターからさっさと降りて行った私でした。

教訓:A black guy, who says "I'm not a regular Black Guy, is the one who is just a regular black guy.

本当に本当に男に憑いていない私。男の選び方が悪い?それとも出会い方が悪い?

今回の彼とは劇的な出会いだった(と自分では思っている)・・・。

当時の私にはとても好きな男がいたのだが、彼が突然、NYからアトランタに引っ越してしまった。彼を探しにアトランタを訪れたものの、結局、その彼には会えず、NYへ帰ってくる(この彼についてはまた別のブログで紹介します)。

ところが、転んでもただでは起きない私、その帰途にちょっとした出来事が。

アトランタの空港で、NY行きの帰りの便を気長に待っている。

これがまた遅れて、だったらトイレにでも行っておこうと、ベンチから立ち上がって歩き出すと、床に落ちていた誰かのジャケットをうっかり踏んづけてしまう。

(m)「I'm sorry.」
(c)「That's OK.」

と、彼の言う彼の顔を見たら、私のタイプではないか!

ええええ、どうしよう(話しかけるべきかどうか・・・)と思いながら、とりあえずトイレへ。

トイレからベンチに戻って来ると、彼はまだ同じところに座っている。

(m)「どうやら同じ便だわ」

と思っていると、搭乗の案内が流れる。

まずはFirst Classから、そしてZone 1。私はZone 4だったので最後の搭乗だった。そして、彼も同じくZone 4だったらしく、私と同じ呼び出しを聞いて、搭乗していく。

(m)「えええ、彼の席どこだろう」

と彼のことを目で追って行くと、私よりも2列後ろの反対側の端。

(m)「ちぇっ、これじゃあ話しかけられない」

と思いながら、こんなチャンスを逃す手はないと試行錯誤する私。

結局、ホテルからもらってきた、便せんに彼宛にメッセージを書き、着陸時に彼に手渡す事に決定。

悩みに悩んだ末、書いたメッセージは

「I am so sorry to step on your Jacket. In apology for that, I'd like to buy a cup of coffee or a glass of wine for you. What do you think? If you like the idea, please let me know... here is my number: xxx-xxx-xxxx」

ドキドキ、ワクワクしながら着陸を待つ。

飛行機がJFKに到着。私の方が若干前の席だったので、先に飛行機から降りて、ゆっくり歩きながら、彼が私に追いつくのを待つ。

彼が横を通り過ぎた瞬間・・・

(m)「Excuse me...」

振り返る彼。

(c)「Huh, me?」
(m)「Yes. This is for you...」

と言って、メモを彼に手渡す。

その場で便せんを開けて、メッセージを読む彼・・・。読み終わると、

(c)「Absolutely! I'm Chris. Nice to meet you」

と、万遍の笑顔で答えてくれるではないか!
ちょー舞い上がる私に彼、

(c)「Is this your number?」
(m)「Yes..」

とその場で私に電話を掛けてくれる。

(c)「Now you have my number, too. I'll call you tomorrow.」

で、その後、簡単な会話を交わして、彼、最後にもう一度、

(c)「I'll call you tomorrow」

と念を押すように、タクシー乗り場の方へ消えて行く。

アトランタで会えなかった男のことなんて「もうどうでもいい」みたいな勢いで、この夜はこの劇的な出会いにすっかり酔ってしまった私。「明日、電話がきますように・・・」

翌日の月曜日、朝から彼の電話を待つ私。仕事から帰ると、携帯を肌身離さず持っている。が、しかし、8時になっても9時になってもかかってこない。そして10時・・・。電話はかかってこない。

火曜日も彼からの電話はない。

「どうしよう」と友達に相談したところ、

(y)「彼の電話番号をくれたってことは掛けてもいいってこと。いや、掛けろってことだから、明日まで待って掛かって来なかったら、掛けてもいいんじゃない?」

なるほど、そっか・・・。

水曜日の夜も掛かってくる気配がなかったので、自分から掛けてみることに。

呼び出し音が鳴り続いて、ボイスメッセージに繋がる。仕方なく、

(m)「This is M whom you met at the airport. Give me a call when you have time」

とメッセージを残してみる。

が、しかし、待てど暮らせど彼からコールバックはこない。

Caller IDを隠して、電話を掛けてみるが、やっぱり出ない。Officeから電話してみるが、やっぱり出ない。

「女がいたのか」「急に怖じ気づいたか」「本当はゲイだったか」とか色々考えてみるが、考えたところで「彼が私に興味がない」ということは明らか。そんな男を追っても・・・と思っていると、アトランタに帰ったはずの男から連絡が来て、Chrisのことはそのまま忘れてしまう。

それから月日は流れ・・・

約1年後のある日、新しい携帯電話を購入し、電話番号を整理していると、Chrisの電話番号を発見。

ちょっとからかってみようと、

(m)「What's up, Chris?」

とメッセージを送ってみる。

(c)「Who's this?」

とすぐに返事が届く。

(m)「I'm your secret admire.」
(c)「Huh? Someone from high school?」
(m)「Nah... I don't think so」

と、その晩はメッセージのやり取りだけで終わる。

すると、翌日、知らない番号から電話が掛かって来る。出てみると、

(c)「Who is this? You txted me from this number last night.」
(m)「Ha ha ha, you don't remember me?」
(c)「Nah.. give me a hint.」
(m)「I am the Asian girl...」
(c)「Oh, now I know... you are the girl I met at the airport about 6 months ago. You stepped on my jacket.」
(m)「Here you go... I'm the girl but it happened about a year ago.」

それから、とってもFlirtingな会話のやり取りを続け、その週の金曜日に会うことに。

隣りの席の同僚から、

(a)「M、電話の相手は誰よ?もの凄くFlirtされていたじゃない?」

なんて聞かれる程、デレデレしながら、電話の向こうの彼と話していたらしい。

が、しかし、水曜日になっても木曜日になっても彼から連絡は来ない。

当日の金曜日、彼に電話をしてみるが、案の定、出ない。

「あああ、またか」と思っていると、2日後の日曜日に

(c)「I'm sorry about Friday. My Granpa has been sick and he is getting surgery. I have to take care of him.」

と彼からテキストメッセージが届く。

(m)「I am sorry to hear that. I thought you had been busy with your wife or girlfriends」

と返事を出してみると、

(c)「I have neither」

と・・・。

もちろん、そんなことは信じるわけもなし、返事もせず仕舞い。初めから会う気がないのなら、気を持たせるようなことはするんじゃない!ちょっとモテちゃったから、調子に乗っちゃったって?


教訓:調子の良い男の"Yes"は"No"を意味する。








今回のエピソードの男との出会いは・・・。知り合いを通してだったかしら。

彼の名前は「Jerry」。ManhattanのDowntownにある中堅法律事務所の弁護士。

初めてのデートは彼が住んでいるUpper West Sideにある普通のバー。待ち合わせ通りに出掛けていくと、彼は既に来て待っている。(さすが弁護士。時間には正確か)

ルックスはタイプではないけれど、一般的には普通のレベル。Eddie MurphyとJoeを足して2で割った感じ。

弁護士だけあって、よくしゃべるよくしゃべる。

(j)「僕の父親はちょっと有名な人で、NYタイムスの一面を飾ったんだ」
(m)「へえ、何で?」
(j)「ハーレムの発展に貢献したから」

父親自慢をされても・・・父親が有名人でも偉業を果たした人でも、私には関係ない。なんて思いながら、お腹も空いたし、ご飯を食べに行く事に。

トルコ料理の美味しいしお店があるとかで、足を運ぶと、彼、

(j)「テイクアウトにしよう」
(m)「え、どこで食べるの?」
(j)「家に持って帰って食べようよ。家にワインもあるし、チップも払わなくていいし」

え、またケチ?それも弁護士なのに?

(m)「え、でも・・・。初めて会った男の家には・・・。」
(j)「僕が信用できない?僕は紳士なんだから」

だって。

ま、そこまで言うなら(プライドも高そうだし)何もないだろうと、ご飯はテイクアウトにし、彼の家で食べる事に。

Upper West Sideの奇麗なアパート。

彼のとっておきビデオを見ながら、ご飯を食べる。それは昔のMotownのビデオだったのだけれど、奴、イチイチうるさいったらありゃしない。

(j)「これこそ、Soul Music。Soul Musicを聞きながら育っていない君には理解できないだろう」
(m)「はああ?」

この彼の発言に、結構切れた私。

(m)「その発言、非常に私を馬鹿にしていると思うけれど?理解できないと思う人に、どうして見せるわけ?だったら一人で見るか、理解できる人と見ればいいんじゃない」
(j)「いや、君にSoul Musicとは何か教えてあげたくて」
(m)「結構です。あなたに教わらなくても、自分で学べますから」

と、荷物を持って彼の家を後にする。

察しが悪いのかなんなのか、翌日、彼から電話がかかってくる。勿論、無視。メッセージを聞いてみると、

(j)「また会いたい」

って。

勿論、そのまま無視。

驚くことに、翌週末にまた電話がかかってくる。今度は出てみると、

(j)「昨日ちょっとしたパーティがあったんだ」
(m)「あ、そう」
(j)「そこで出会った女性にとても気に入られて。デートに誘われたんだ」
(m)「それは良かったじゃない。で、いつデートするの?」
(j)「君は僕が彼女とデートに出掛けてもいいの?」
(m)「はあ?全然構いませんけれど?」

何だかこの男、もの凄い誤解をしているみたい。

(m)「あなたが行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなければいいんじゃない。」

その気がない私に対して、イライラする彼。私も興味ないし、話す事もないので、

(m)「じゃあ」

電話を切って、すっきり。

今度は、翌日、彼からなが~~~いメールが届くではないか。

(j)「君にはがっかりだ。僕は素晴らしいバックグラウンドを持ち、とてもSmartでIntelligentだから、それを知って引いてしまう女性が多いんだ。でも、君は違う、君はそれを受け入れられる人だと思っていた。僕がSmartでIntelligentだということは、そんなに罪なことか」

というような内容。多分、彼のメールの中で「Smart」「Intelligent」っていう単語5回くらい使われていたんじゃないかなあ。だいたいSmartとIntelligentって同じ意味だし。

バッググラウンドっていうのも「父親」がハーレムでは名の知れた人だって言うだけでしょう?

それに、私は彼の「Smartさ」や「Intelligence」、そしてバッググラウンドに怖じ気づいたわけではなく、単に彼に興味がないだけなのに。勘違いも甚だしい・・・。

もちろん、その通り返事を送らせて頂きました。そして、彼のメルアドをブロック!これ以上、言い合いしても仕方ないじゃん。

Smart, Intelligentって言うけれど、本当にSmartな人間は「能ある鷹は爪を隠す」とは良く言ったもので、自分のことを「Smart」なんて言わない。今まで女性が彼に振り向いてこなかったのは、彼の「エゴ」のせいであって、「バッググラウンド」でも「too much intelligence」でもありません。

教訓:能ない男は爪隠せず



今回のエピソードは、友達がOnlineで見つけ、私にどうかと紹介してきた男。彼女が気に入らなかった訳ではなく、彼に会うことなく、日本に帰る事になってしまったから。

当時、私にはボーイフレンドはいたものの、倦怠期か性的不一致が、愛とPassionを求めて、活動をしていた。「だったら別れれば良かったのに」とお思いかも知れないが、まあ、男と女、そんなに簡単には行かないのが世の常というもので・・・。

友達の話に乗った私は、早速、その彼にメールを送ってみる。と、彼からすぐに写真付きの返事が。写真は可もなく不可もなく、6点位(10点満点)と言ったところ。

Ricoと早速、その週末に会う約束を。

待ち合わせのお店に時間通りに行くと、既にきて待っている。(Californiaの男はNYの男に比べて時間に正確) お顔は写真よりも良い。背もそこそこ高い。身体もそこそこ鍛えている感じ。

で、ランチを食べながら、スポーツや音楽の話題で盛り上がる。

ランチ後、彼のLexusに乗って映画を観に行き、映画の後、車の中で歓談・・・。歓談が、Make outに、そしてその先まで。車の中、それも民家の建ち並ぶ道路に停めた車の中で、さらに、初対面の男と・・・。彼も、そして当の私もこの「勢い」にびっくり!「勢い」って怖いものですねえ、はい。

帰り際に

(r)「君は今までソフトなタイプの男と付き合った事がある?」
(m)「多分、ないと思う。みんな結構、難しいタイプだったかも」
(r)「僕はとてもソフトでスウィートなタイプだから、楽に付き合えると思うよ」

って。

翌日、彼からメールが届いて(何故か電話番号の交換をしていなかった)、その週の水曜日に会う約束を。

水曜日、待ち合わせ場所に着くと、もちろんのこと、彼は既に来て待っている。早速、彼の車に乗り込むと、

(r)「これからアパートを見に行く約束があるから、君も一緒に来て」

と。

アパートまでの道のり、彼ったらしゃべるしゃべる。それも、くだらない冗談を言ったり、私に絡んできたり。コヤツ、完全に「はしゃいでいる」ではないか。30才過ぎた大の男が、女に会ってはしゃぐなんて、カッコ悪過ぎ。男なら少しはクールを気取って欲しいものじゃない?

そう思いながら、横で思いっきり白ける私・・・。

アパートに着くと

(r)「君もここに住むことになるかも知れないから、良く見て感想聞かせて」
(m)「・・・」

あまりに無知な発言に、

「私が住む?はあ?何一人で先走っているの???」

と呆れながら、心の中でつぶやいてみる。

見終わって、車に戻ると

(r)「どう思う、あのアパート?住みたいと思った?」
(m)「いや、私は住まないと思うけれど・・・。あなたが良いと思うなら決めれば」
(r)「うーん、ちょっと高いかなあ」
(m)「さあ・・・」

帰りの車の中でも、相変わらずの彼。

(r)「どうしたの?何もしゃべらないじゃない」
(m)「そう?」

と冷たく言い放つものの、察しの悪い彼は「はしゃぎ」を更に続ける。

「嫌だ」と思ったら最後。私ったら冷たい冷たい。触ったら凍ってしまうんじゃないかと思う程、冷たくなって、彼の車を後にする。

(r)「また会えるかな?」
(m)「さあ・・・。バーイ」

その後、彼からメールが届いたけれど、勿論、無視。返事をしたところで、私が言っていることを理解できないと思ったから。理解できる男なら、初めから「はしゃいだり」しないでしょう。

これで終わりかと思いきや、いやいや・・・、

それから2年後のある夜、家の近くのスーパーで買い物をしていると、後ろから付いて来る男がいるではないか。私がレジに並ぶと、その男、私の後ろに並んで来る。「あり得ない、何だこの男は、気持ち悪過ぎ」と思っていると、

(r)「もしかして、M?」
(m)「はあ?」

何とそれは、はしゃぐ男Ricoだった。

思わず私、

(m)「へ、誰?人違いでしょう。」
(r)「あ、ごめん。知っている人に良く似ていたから」

レジを済ませた後、後ろも振り返ることなく、自分の車に走る!車に乗って、一人で大笑い。彼だってことにも気付かなかった自分も笑えるけれど、この偶然も笑えるじゃない。

ごめんよ、Rico。でもさ、あそこで、自分の正体暴いたところで、何を話すよ?「やり逃げしちゃってごめん」って謝るべきだった?

教訓:世間は狭い=悪いことはするものではない!











NYの人口の70%は女性。つまり、男性は残りの30%しか存在せず、30%には、もちろん「ゲイ」や「結婚している男&彼女がいる男」が含まれるわけで。となると、独身男性、その中でも「いい男」との出会いというのは皆無に近い。例え奇跡的に出会えたとしても「Relationship」を求めている男というのは、まずいないと見てよし。

前置きが長くなりましたが、今回は、私がNYに引っ越して来てから、一年経ったくらいに出会った男の話。一年経ち、生活にも多少の余裕が出てきて、NYの事情も少しずつ把握し、NYでの活動が波に乗って来た頃のこと。

彼の名は「Nunu」。もちろん、本名ではありません。自分の祖先探しにアフリカへ旅行したときに、現地の人からもらった名前とか。意味は?説明してくれたけれど、忘れちゃった。ごめんなさい。

NunuとはマイナーなOnline Siteで出会った(もうなくなったかな)。彼もまた、美しい上半身裸の写真を載せていて、それに私が惚れ込んで、レスを送ってみた。そう、言わずと知れず、私のウィークポイントはSix Pack(腹筋が割れている)を持つ引き締まった身体。

すぐにメール交換が始まって、週末に電話で話す。

彼も他の男達に負けず、よくしゃべるしゃべる。何時間電話で話したかって感じで。でも、私の話は何も聞いていないよう・・・。電話の向こうで、料理したり、掃除したり、何だか落ち着かない様子で。

で、彼、いきなり

(n)「今から来ない?」

って。

(m)「いやあ、もう遅いし、いきなり家にっていうのは・・・」
(n)「でも僕たち大人だし、お互い気に入れば、それで良し。気に入らなければ、それでお終いでいいじゃない」

まあ、そりゃそうだが・・・。今までもいきなり家に行った事がないわけではないし。と迷うが、とりあえず、その晩は断る。

と、彼

(n)「じゃあ、明日ブランチでもどう?」
(m)「それはSounds good」

と翌日の昼間に会う約束を。

当日、待ち合わせの場所に時間通りに行くと、もちろん、彼はまだ来ていない。

どうして「もちろん」かって?アフリカン・アメリカンとカリビアンは、時間にルーズな人が多い。

10分くらい(まだマシ)してやってきた彼は、それはそれは素敵な男で、思わず彼に「Crush」(一目惚れ)。

(n)「どうしようか?」
(m)「え、ブランチするんじゃなかったっけ?」
(n)「フレンチトースト作ろうと思っているのだけれど、それでどう?」

一瞬迷いはあったものの(こいつ安くあげようとしているって)、一目惚れしてしまった私は、

(m)「いいよ。」

と彼のアパートに向かう。

着いた先はLower East Sideのプロジェクト。プロジェクトとは「低所得者住宅」のこと。

(m)「え、プロジェクトに住んでいるの?収入がある程度あったら入れないんじゃないの?」
(n)「叔母さんが契約しているんだ」

たいてい、プロジェクトは汚くて、危なくて、臭いものだけれど、そこは思ったほど、臭くも汚くもない。彼の部屋は2ベッドルームでなかなか奇麗。

彼が料理してくれたフレンチトーストを前に、何と彼は「お祈り」を。敬虔なクリスチャン?

ご飯を食べ終わった後は・・・
そう、ご想像通りです。そんないい男を前に、帰ってくる訳ないじゃん。

ひじょーにPassionateでAffectionate、そしてGeneraousな彼のエッチに、私は大満足。

が、しかし・・・。

(n)「今夜、親戚の家でのBaby Showerに行かなくちゃいけないんだよね。」
(m)「あ、そう。」(早く帰れって?)

しばらく、アパートでうだうだしているが、彼は何だか落ち着きのない様子。私が、そこにいるにも関わらず、あれしたり、これしたり、友達に電話したり。

夕方に二人で彼のアパートを出て、彼は親戚の住むロングアイランドへ・・・。私は自分の家に。

その夜、遅くに彼から

(n)「今日は楽しかった。またすぐに会おう」

とメールが届く。

が、しかしそれからしばらく音沙汰がなく、どうしたかと思っていると、引っ越しで忙しかったんだとか。

で、初めて会ってから、約一ヶ月後くらいに、彼の新しいアパートに遊びに行く。

夕飯食べて、やることやって・・・。その夜はそこに泊まって。
「やっぱり素敵だわ、彼」なんて思ったのも束の間。また連絡が途絶える。

数週間後に私から連絡をしてみると、

(n)「ちょっと調子が悪くて、今、回復中なんだ」
(m)「どうしたの?」
(n)「アソコが痛くてね。君のBJで傷ついたみたい」

はあああ?これは「濡れ衣」以外の何モノでもない。最後に会ったのは二週間以上も前のこと。今頃、そこが傷むなんてあり得ないでしょう。

(m)「私じゃないと思うけれど。他の女じゃない?」

彼も特に否定せず。

その後しばらく音信不通になり、2ヶ月後くらいに、「思い出した」ように彼から連絡が。

(n)「家でパーティするから、君の友達連れて遊びにおいでよ」

二人で会うのでなくて、みんなで会うならいいか。出会いもあるかもしれないし。ということで、

(m)「OK」

の返事。

当日、友達を3人連れて遊びに行くと、彼を含めた、ちょっといい男3人が私たちを迎えてくれる。

彼とキッチンで少し話を。

(m)「気に入った子いる?」

と冗談で聞いてみると、

(n)「うん、Fちゃん可愛いね」
(m)「じゃあ、彼女、誘ってみれば?」

私はてっきり冗談(彼の発言も)だと思っていたら、彼、本気だったみたいで(なんて失礼な!)、早速、彼女の横に座って、話し始めるではないか。

(f)「何だか最近、肩こって」
(n)「え、じゃあ僕がマッサージしてあげるよ」

えええ、デレデレしながら、ホントにマッサージしているよ、この男!

思いっきり不機嫌な私はすっかり無言に。

それに気づいた彼、私をキッチンに呼んで

(n)「どうしたの?」
(m)「どうしたって?ちょっとあなた酷すぎない?」
(n)「何が?」
(m)「彼女にマッサージなんかして、一体何?」
(n)「え、君が誘ってみればって言ったんじゃん」

だと。

(m)「あれは冗談で・・・」
(n)「本気で言っているのかと思った。」
(m)「はあ?
(n)「でも僕と君は付き合っているわけじゃないし」

あああああ、ここにもまた一人「Commitment Phobia」(一人の異性とだけ付き合う事ができない人)が・・・。

あり得ないとばかりに、怒り絶頂のまま帰途に。

彼女は全く彼に興味がなく、彼が彼女に興味を持っているということすら、気付いていない様子。彼女には罪ないし・・・。

で、翌日、彼に、

(m)「昨日のあなたのDisrespectfulな態度にはがっかりだったわ。確か、あなたは経験なクリスチャンよね?やっている事と、言っている事にかなりギャップがない?もしかして、もの凄いHypocrite (偽善者)?」

と言うような内容のメールを送ると、

(n)「そんなカッカして人のことばかり責めるなよ」

と全く反省の色もない返事が。
そんな男に返事をしても意味がないと、その後は無視。

それからしばらくした、とある日、彼がメッセンジャーにいるのを発見!私だという事を隠して、話しかけてみると、話に乗って来る。が、しかし、コンピューターの向こうで、落ち着かない様子。

初めて電話で話したときも、電話の向こうで落ち着きなかったし、遊びに行った時も、エッチ以外は心ここにあらずだったし、今もそうだし・・・

(m)「あなたっってもしかしてADD?」
(n)「何で僕がADDって知っているの?セラピストにも通ったけれど、治らないんだ。何かいい治療法知らない?」

ですって。

ああああ、やっぱり。だから一人の女にも落ち着けないってわけね。

それ以降、メッセンジャーで話す事もなく、ADDの彼の行方は知らず。私以外にもたくさんの犠牲者女性がいるんだろうなあ・・・。

教訓:ADDの気配を感じたら、逃げるが勝ち。






タイトルを見て、ちょっとドキドキして頂けましたでしょうか?

さて、今回ご紹介する男は、私がアメリカ(西海岸)に移り住んで、間もない頃に出会ったKievin。

出会いは・・・。とある夜、友達とPowell Street (San Francisco)を歩いていると、ちょっと素敵な男性が向こうから歩いて来る。

(S)「彼、タイプじゃない?可愛いじゃん。」
(m)「そうねえ、このまま付いて行こうか?」

なんて言いながら、買い物の帰りに、近くのブリトー屋さんに二人で入ると、何と、そこには、ヘッドフォンをして音楽を聴きながら、ノリノリでブリトーを食べている彼が・・・。

(m)「ええ、どうしよう、話しかけてみる?」
(s)「そうだよ。せっかくだから」

が、しかし、当時の私には自分から「引っ掛けていく」勇気も技もなく、とりあえず、視線だけ送ってみる。

うーん、イマイチ届かないみたい・・・。
「目で語れる女」と呼ばれたのは過去のことか。

それから数日後、買い物をするためにMacy'sに寄ると、なんと、時計売り場に彼が・・・。そう、何を隠そう、彼は時計売り場の従業員だった。

つたない英語にも関わらず、彼とお話をするために、ほぼ毎日Macy'sの時計売り場に通う私。彼も私のことを覚えてくれ、電話番号までくれるところまで発展!

早速、彼のお休みの日に電話をかけてみると、話はそれなりに弾むが、「じゃあ会おうか」という言葉が彼から出て来ない。「そっか、私には興味ないかあ」なんて思っていると。

次の彼のお休みの日に、偶然彼を街中で見かける。よく見ると、若いアジア人の男性と一緒で、なーんだか二人の間には特別な空気が流れているではないか。「え、まさか???」と、二人の後をしばらく付けてみるが、どうみても二人は「友達以上」に見える。

家に帰った私は大騒ぎして、友達に相談。

(m)「ねえ、彼ゲイかなあ?」
(s)「聞いてみれば?」
(m)「聞いても失礼じゃないかしら?」
(s)「それで、すっきりするならいいんじゃない?」

と、私は直接聞いてみる事に決定。無知は怖い・・・。

翌日、Macy'sで働くKievinのところへ出向き、仕事中の彼に、

(m)「あの、昨日、あなたを街中で見たのだけれど・・・」
(k)「そう?」
(m)「うん。で、質問があるのだけれど」
(k)「何?」
(m)「あなたゲイ?」
(k)「ええええ?何言っているの?」

と彼は爆笑。私の質問は彼の周りの同僚にも聞こえたみたいで、彼はみんなに

(k)「彼女、僕がゲイかって。あり得ないでしょう。はははは」

その答えに、私はホッ・・・。

がしかし、彼は、

(k)「休憩取るから一緒に来て」

と地下のカフェに私を連れて行く。そして・・・

(k)「君が言う通り僕はゲイだよ。昨日一緒にいたのはボーイフレンド」
(m)「・・・」
(k)「同僚には僕がゲイという事は話していないんだ」
(m)「・・・」
(k)「だからさっきは取り繕ったけれど・・・」
(m)「みんなの前で聞くべきじゃなかったね。ごめん・・・。いつからゲイになったの?生まれた時から?」
(k)「うーん、昔は女の子とデートしていたけれど、7年くらい前から”自分は男に惹かれるかもしれない”気づき始めて。」
(m)「ふーん。じゃあ先天的なゲイではないの?Biってことかしら?」(失礼な質問だよねえ)
(k)「うん、でももう女性とは付き合えないかなあ」
(m)「私に説明してくれる義務はないのに、話してくれてありがとう」
(k)「うん、君のこと傷付けちゃったと思うし。これからも友達でいられるかな?」
(m)「もちろん。」

振られちゃったけれど、「男」が相手じゃ、泣くにもなけないし、どうがんばっても勝ち目ないでしょう。それにしても、Coming outしていない彼に、大変失礼なことをしました。そして、彼の誠意に感謝!

それから、Macy'sに足を運ぶことはなくなったけれど、ある日、久しぶりに時計売り場に寄ってみると、彼の姿はなくなっていた・・・。

あれから10年以上、Kievin、今頃何しているんだろう。

教訓:お洒落で素敵な男性を見たら「Gay」と思え(特にSFとNYに限っては)!!

さて、Honoluluの空港で彼は素敵なレイと、嬉しそうな笑顔で、私を迎えてくれた。彼の旧型ベンツに乗り込み、そのまま彼の家に直行。着いた先は、それはそれは素敵な、ドアマン付きのハイライズアパートメント。更に、彼の部屋はWaikiki Beachが一望の12階の角。素敵でしょう?

まずは久々の再会と言うことで、やることからやって、終ると、二人とも爆睡。

お昼寝から起きた二人は、Alamoana Shopping Centerへ買い物に。
さあ、Shopping Centerへ向かう車は、何と新型ベンツ。それも淡いピンクの可愛いピンク。

(m)「ベンツ二台も持っているの?」
(c)「もう一台は古いから、荷物運びとかに使うんだ」
(m)「へええ・・・」

ということで、彼の優雅な話を聞きながAlamoanaへ。

Shopping Centerでは別々に買い物をすることにして、待ち合わせの場所と時間を決めて、お互い好きなお店に消えて行く。私は特に買いたいものもなく、ブラブラしてから時間通に待ち合わせ場所に向かうと、彼はたくさん買い物袋を下げて待っている。その中にTiffany
のブルーの小さなバッグが。「もしかして私へのプレゼントかしら?」なーんて、ワクワクしながら、家に帰ると・・・。

何と彼、Tiffanyの「ブルーの」小さなバッグから、「ブルーの」リボンの掛けてある「ブルーの」包みを取り出して、包みを開けて行くではないか。「えええ、そのブルーの包みは私へのプレゼントではないの?」と思っていると、箱からシルバーの指輪を取り出して、自分の中指に填めている・・・。

私はただ単に「唖然」として、その光景を何も言えず眺めている・・・。ちょっと、いや、かなり思わせぶりすぎません?!

翌日は彼は午前中だけ仕事に出掛けて行き、帰ってくると、二人で彼の友達夫婦と会って、一緒にご飯を食べるとか。

車に乗って、出掛けようとすると、助手席のドアが半ドアになっていて、いきなり、

(c)「何やってんだ!ドア閉めろ」

と怒鳴られる。

ちょービックリした私は、反射的にドアを閉め直そうとするとが

(c)「車が走ってんだよ。今閉めるんじゃねぇ。頭使え!」

とまた怒鳴り声が飛んで来る。

そんな言い方ないじゃん・・・と不貞腐れていると、彼も

(c)「そんな風に怒ってんなら怒ってろ」

みたいに、機嫌が悪化。そして、二人の仲は険悪の道を・・・。途中、交差点で進まない車が前にいると、彼ったらいきなり車から降りて、運転手を怒鳴りに行くではないか。コイツは病気か!

友達夫婦と会っても、私たち二人は擬古値なく、何も話さない。

仕方がないので、友達夫婦の妻の方と話をすると、彼女曰く

(妻)「Markもなかなか彼女ができないのよね。」
(m)「ふーん、そう。どうして?」(そりゃそうだろう、あの短気さじゃ)
(妻)「優秀な人だから、厳しいんじゃないかな。Hawaii大学を主席で卒業して、大学院は奨学金で行ったらしいよ」
(m)「へええ・・・そう」

確かに日本語は独学らしいけれど、ペラペラだし、漢字の読み書きまでできる。ベンツ二台所有して、ハイライズに住んでいるということは、かなりの収入もあるんだろう・・・。

が、しかし、あの短気さはないでしょう。

車のショーを見に行った後、4人でピザを食べに行く。支払いは、友達夫婦の夫が・・・。それを見てもMarkは何も言わない。夫の方は彼より全然収入が低いっていうのに。「僕が出すよ」とか、「半分出す」とか言えないわけ?自分にはお金を使うけれど、他人にはお金を使えない、自分勝手ケチ?

結局、家に帰っても険悪なまま。
それもなんだかと思って、話し合いをしようとするけれど、屁理屈だらけで、全くお話にならず。

(c)「君はだいたい、日本滞在中に約束を破ったんだ。僕はホテルで待っていたんだから」

過去の事まで蒸し返して、怒ってくると来たもの。

かなり根性が曲がっているというか、底意地が悪いというか・・・。そして、その夜はベッドの端と端で眠る。

翌日も朝から、ご機嫌斜め。短気の上に、機嫌の悪さを引きずる性格でもあるか、この男は?だとしたら最低・・・なんて思いながら、私も無言が続く。

何やら、自分は午前中ジムに行くとかで、とりあえず別行動。

ジムから帰ってくると、彼ったら買って来た新聞の広告を丹念にチェックして、クーポンを切り抜いているではないか。「えええええ、男の人がクーポン切り抜くなんて。あり得ない。」とばかり、冷たい視線の私。

大の男が、クーポンをはさみで切り抜いている姿、想像できます?

やっぱりコヤツはケチか?!

で、またその午後もAlamoanaに行って、買い物して、ドラッグストアで彼の買い物を待っていると、なんと、彼ったら、さっき切り抜いたクーポン達をお財布から出して、キャッシャーに渡しているではないか!

「クーポン」を使う男っていうのを、生まれて初めて見た瞬間だったので、あまりのショックに、開いた口が多分、塞がらずに、開いたままになっていたはず。

ああああ、こんな「ケチ」で「短気」な男とはやって行かれないでしょう。一刻も早くカリフォルニアに帰りたい・・・。

そうそう、その夜のご飯はFirst Food。私にとってはHawaii最後の夜だというのに・・・。ま、ケチで短気と、ディナーに出掛けたくもないけれどね。

翌朝起きると(カリフォルニアに帰る日)、彼、いきなり

(c)「飛行機代の半分払えよ」

と言って来るではないか。

(m)「え、あれはくれたのでは?あなたが呼んだんだし」
(c)「二人の関係が上手く行かなかったんだから、君が半分出すべきだ」
(m)「払えません。払う必要もないと思います」
(c)「払わないなら、滞在費払ってよ」
(m)「はあ?」
(c)「払わないなら、空港まで送って行かないから」

だと。

結局、私が折れ(空港に行くため)、半分出したのだけれど、これは今になっても腑に落ちない出来事の一つ。

空港で、奴は私の荷物をトランクから取り出したと思ったら、すぐに車に戻って、アッという間に走り去る。私もせいせい、すっきり。Yay, going back to Cali~~~。

で、家に着くと・・・なんと一張羅のBeBeのお出かけ用ワンピーススーツが見当たらないではないか。そう、クーポンの家に忘れてきたみたい。「どうしよう、どうしよう」か散々悩んだ末、「着払いで送ってくれないか」とメールをするが、無視。仕方なく電話をしてみると

(c)「誰?」
(m)「私だけれど・・・。服を忘れて来たみたいだから、送ってくれない?」
(c)「君とのことは過去の事だから、今の僕には関係ない」

はあ?どこまで意地悪なんだろう、この男?

結局、ワンピーススーツは送られて来ず仕舞い。新しい女へのプレゼントにでもされちゃったかなあ、私のワンピース。

教訓:ただより高いものはない。







前回に引き続き、今回のエピソードもまたExcite.comのPersonal Sectionで見つけた男「Mark」。

写真がなかなか素敵だったので、Hawaii在住にも関わらずレスを送ってみた。

彼は仕事で日本に行く事が多く(US Military Officer)、日本語を流暢に操るとか。

偶然も偶然、私が日本一時帰国を予定してた期間に、彼も日本に出張するって・・・。「これはもちろん、日本で会うしかないでしょう」ということで、早速、逢瀬の日程と場所を決めて日本に旅立つ。

日本帰国、そして待ちに待った約束の日、約束の時間に約束の場所に行ってみると、写真より少し可愛い(小さい)感じの彼が先にきて待っている。

(c)「どこ行こうか?」
(m)「どこでも」
(c)「じゃあ、僕の泊まっているホテルに行ってご飯でも食べる?」
(m)「OK」

と連れて行かれたホテルは、American Military専用の「The New Sanno」(http://www.thenewsanno.com/index.html)。入り口でIDチェックを受けて、中に入ると、そこは「アメリカ」。それまでMilitaryに勤める男と付き合った(遊んだ)ことがなかったので、初めてのThe New Sanno体験。何だか、ちょっと特別な感じ(意味分からないって?)がして、わくわくしてくる。

とりあえず、ラウンジに座って話をして・・・。二人ともお腹が空いてきたので、彼の部屋でルームサービスを取ることに。

ま、久しぶりの日本でアバンチュールなんていうのもいいかなあと、言われるがままに着いていくと、部屋は普通。特にアメリカンサイズではない。ルームサービスでピザを取って、アメリカのドラマを見ながら二人で仲良く食べる。

その後は、ご想像通り、やることやって、一泊して、朝帰り。
特に次に会う約束は特にせず・・・。

彼のことは忘れて、日本滞在を満喫していると、驚くことに、彼から「また会いたい」との連絡が。

が、しかし、約束の当日、連絡がくるはずなのに来ない。仕方なく私から電話してみると

(c)「やっぱり今日会えなくなった。うの(神田うの)と憲ちゃん(美川憲一)と会う事になったから」
(m)「はあ?」
(c)「あ、でも、うのたちに会う前なら会えるよ」
(m)「わかった。じゃあその前にホテルに行くよ」

もちろんのこと、私はそのまますっぽかさせて頂きましたよ。この男、私の事なめ過ぎ、馬鹿にし過ぎ!

残りの日本滞在を満喫して、アメリカに帰ると、また彼から「どうして来なかったの?会いたかったのに」というメールが届く。「なーんだ、奴、結構私のこと気に入っていたんじゃん」なんて思っていると、なんと彼からHawaii行きの航空券が届くではないか。

「ラッキー」とばかりに、私は頂いたチケットを手に、Hawaii行きの飛行機に乗り込み、彼の下へ飛び立つ。

To be continued...