英文は左から右に単語が並んでいきます。それは一直線で,紙面の都合で改行するだけです。直線という1次元の世界です。
試験問題やワークシートでは,その直線で書かれた英文を,時系列の「表」に直し,矢印で単語を結びつけて「図解」し,ディベートではフローシートを作成します。言いかえれば,縦・横に平面的に広がる2次元に置き換えるわけです。
その逆に,プレゼンテーションは,2次元になっている「表」や「図解」をコトバで説明するものです。コトバは一度に一行分しか話せない1次元的なものです。(一度に1行しかアウトプットできないからこそ,等位接続詞の"and"や"or"が,どのような共通関係をつくっているかが英文解釈で問われることになります)
英文読解とは1次元を2次元にすること。プレゼンテーションとは2次元を1次元にすること!
これを意識的に,自覚的に英文読解することは,英文全体の構成を大きく把握するだけでなく,リーディング後のライティングやスピーキングの活動につながるのではないでしょうか。
これも『図読』!?